老々介護奮闘記

🌟老々介護の年齢になりました。 日々 の奮闘を書いていきたいと思います 。🌟興味のあ…

老々介護奮闘記

🌟老々介護の年齢になりました。 日々 の奮闘を書いていきたいと思います 。🌟興味のある方、是非読んで一緒に闘ってください。

最近の記事

#28 5月の連休

母の妹達が5月の連休に田舎へやって来る。誰も自分で運転できる人はいない。 母は、94歳。 県外の施設に入居している妹93歳。4人の妹は同県に住んでいる。 家族と同居の妹89歳。 一人暮らしの妹88歳。 家族と同居の妹85歳。 家族と同居の妹77歳。 さすがに県外の妹は、もう来ることはできない。時々電話をしてくる。自分の思いはきちんと話すことごできる。県内の妹達は、息子や娘の運転でやって来る。みんなしっかりしている。畑や庭の仕事をしている人や、踊りを教えている人もいる。 みんな

    • #27 おかえりなさい

      「おかえりなさい。」 ショートステイから、16:30に送ってもらい帰宅。 送迎の職員の方にお礼を言い、 「何かあげるものはないかな。」と、 母が言う。 お世話になったのでお礼にと思っての言葉であろう。私は、何も用意していないので 『何もないわ。ごめんなさい。』と、しか言えなかった。 部屋に入り、ソファーに座るなり 「もう、どこへも行かない。家でゆっくりするのがいいわ。」と。 いつもの言葉である。 夕食は、母の好きな細巻き寿司、鯛の刺身、すまし汁、筍の煮物等。 ショートステイか

      • #26 伯母の死

        父は、58歳で亡くなった。膵臓がんであった。 病気一つしたことがなかった父であったが、癌が見つかって手術をしたが、余命3ヶ月と言われた。 母は、54歳であった。 父の兄嫁、私から言えば伯母である。その伯母が、先日亡くなられた。 99歳であった。デイサービスやショートステイへ出かけていたが、どこかでコロナになり、入院した。1週間位で退院できると思っていたが、コロナは伯母の身体を蝕み亡くなった。 母も今ショートステイへ行っているが、少し気になり出した。 どこでどんな病気になるか

        • #25 熟睡

          母がショートステイに行ったので、昨晩は、23時に眠り、8時30分起床。9時間30分も眠っていた。 途中トイレに起きることもなく。 この年で長時間よく眠れたものだと自分で感心した。 夢も見ず、目も開かず、トイレにも行かず。これを、熟睡と言うのであろう。 母は、ショートステイで声を出して呼び、お世話になっているのであろう。 介護士の方は、夜勤で仕事として働いているので大丈夫だと聞かされた。 家族の人は、毎晩なので大変であると言われた。なので、しっかりショートステイを利用して、休ん

          #24 喧嘩

          今日から母はショートステイに出かけている。今回は、4泊5日のお泊まり。 私は、その間英気をやしなう。今回は、親友に会い、カラオケに行くことにしている。久しぶりの友との再会、そして大好きなカラオケ。 ランチをしながら、老々介護の愚痴を聞いてもらう。 友は、老人ホームの理事長。プロである。いつもさりげない言葉で私を勇気付けてくれる。 今回は私と母が大喧嘩をする話をした。するとさらりと、喧嘩をしながらお別れができているんだと話した。 私は、目から鱗。 日々介護が悲しい、苦しいではな

          #22 強気の母

          1mgの追加で、よく寝てくれる日が続いてくれると信じていたが、数日で裏切られ、いつもの夜がやってきた。 「お腹が苦しい。背中が痒い。腹がくるしい。足がつる。トイレ。」 夜間に何度も起こされる。母も寝不足ではないかと心配するが、本人は、「よく寝ている。起こしたりしてない。」とのこと。 本気で話してもわかってもらえない。 私は、自分の睡眠を確保しなければと思っている。 寝入り端の数時間、朝方の数時間で確保するように考えた。 うまくいけば、寝た感じがするが、自分が眠れないときは、最

          # 21 プラス1mgの効果

          母の介護疲れが出て、なかなか書くことができなかった。 1ヶ月毎に、病院へ行き尿検査、血液検査を行い薬をもらってくる。 医師は、母に「調子はどう?」と聞く。 母は、「いいですよ。」 確かに、母の調子はよいのでしょう。 私は、『大変です。』と答えたい。 『夜は、まだよく起きます。トイレは、仕方ないとして、腹がえらい。胸が苦しい。背中が痒い。足がつる。ちょっと起こして。等々』 はげしい時には、7~8回起こされる。 わたしは、頭がおかしくなり、 『このくそばばあ、もう無理、施設に入れ

          # 21 プラス1mgの効果

          #20進むしかない

          夜が来るのが、こわい。 今日は、どんな夜になるんだろうか。18:00夕食を食べ、ソファーでテレビを家族でみている母。 そのうちに、ベットに行ってゆっくりすると言い、歩行器を押して一人で部屋に行く。 「おーい、ちょっと来て。」いつもの声が聞こえる。 ベットにうまく足があがらないので助けてほしいということである。 昼間に一人で出来ていることがあるが、夜になると呼ばれることが多くなる。 ベットに身体がうまくあがると、枕の位置を直してほしいという。 「いい、ありがとう。」と言うが、直

          #20進むしかない

          #19おーい、ちょっと来て

          ショートステイ、デイサービスと続けて出かけているにもかかわらず、昨晩は、何度も起こされた最悪の夜。 21:30に寝て、23:30にトイレで起こされた。 私は、23:00に布団にはいったばかり、寝むりかけた頃に起こされた。 トイレをすませ布団に寝かせ、私は、ベットに倒れ来んで眠る。が、すぐには眠れない。うとうとして眠りにつきそうになると、また、母の声。 「ちょっと来て、起こして、腹が苦しい。おーい。起こして、苦しい。」 ほっておくわけにもいかず、起こしに行く。腹が痛い、胸が苦し

          #19おーい、ちょっと来て

          #18 デイサービス

          昨日ショートステイから帰宅したばかりです。 今日は、デイサービスの日。ラブコールが今日もなる。 「おはようございます。」 『良い声ですね。今日もみんなが待ってるから来てくださいよ。』 「風邪気味」 『熱がなければ大丈夫』 『みんなが待っているので来てくださいよ。』 「はいはい、わかりました。 行きます。お願いします。」 元気に準備を始めた。昨日のショートステイは、忘れているのでしょう。 最近、近所の方が行くようになり、その方とのお喋りも楽しいのかスムーズに出かけられるようにな

          #18 デイサービス

          #17おかえりなさい

          3泊4日のショートステイより帰宅。 送ってくださった介護職員さんより『夜は、トイレ以外はよく寝られました。』 そんなー。本当ですか。聞き返した。 やはり、施設では、遠慮しているのでしょうか。トイレ以外は寝ている様子。家では、腹がえらい、胸が苦しい、枕が低い、足がつる、背中が痒い、等々。何回起こされることでしょう。 ショートステイの流れで今晩はよく寝てくれると嬉しいですが。 お風呂にも入り、ヨーグルトを食べ、ベットに横になりました。 おやすみなさい。

          #17おかえりなさい

          #16 3泊4日のショートステイ

          やっとショートステイの日が来た。毎晩、眠れぬ夜を過ごしている私の唯一の楽しみになってしまった。 母のショートステイの日は、まず寝ること。次に自分の好きな映画を見ること。読書をすること。考えればいくらでもしたいことがある。 1日目は、部屋の掃除をすませ、映画を見る。一人静かに2時間余り。満足の時間を過ごした後は、心地よい。 2日目は、孫に会いに行き、買い物に出かける。 3日目は、読書をしよう。 4日目は、母の大好きなちらし寿司でも作ろう。 自分の時間をもつと、人に優しくなれる。

          #16 3泊4日のショートステイ

          #15家庭介護の限界

          眠れぬ夜が続いている。頭が痛く朦朧として起きれなくなった。 老々介護の大変さが身に染みている。母は、次第に歩行も難しくなり、 「ちょっと来て、ちょっと来て」の声掛けが多くなってきた。 すべての時間を母のために捧げることは不可能である。 デイサービス、ショートステイに助けられながら日々が過ぎていっている。 94歳の母の今後について真剣に考えなければと思っているところだ。 病院も今は、通院しているが、そのうち行けなくなったら、往診をお願いすることになる。 今の担当医は、往診ができ

          #15家庭介護の限界

          #14いきたくない

          「ショートステイは、行かない。私は、家でゆっくり過ごす。あんたがいけばいいが。」 『私も出かける用事があるので行ってください。たまには、ゆっくり寝ないと倒れてしまう。私が先に逝ってしまうよ。そうしたら、ショートステイではなく、ずっと施設におらねばならないよ。』 「そうなったらしょうがないわ。」 えっ、 娘のことなんか心配してないんだ。 『じゃあ、好きにしてください。』 もう、口もききたくない。 返事もしない私なので、とうとう夫を呼び出した。 「お父さん、私がわがままを言ったの

          #14いきたくない

          #13書く時間がなかった

          久しぶりにnoteをひらく。 母の夜の目覚めがすさまじく、私の寝る時間がなかった。 老々介護の厳しさをあらためて感じている。 人は、眠れないと人格が変わる気がする。 母の介護は私がしなければという思いが、だんだん減少してきた。 私には無理。もう無理。できなーい。 そんな思いが最近は多い。 デイサービス、ショートステイに行ってもらうことがなんだか後ろめたいように思う時もあったが、やはり、助けてもらわねば、私の人格が変わってしまうと思うようになった。 2024年を迎え、94歳にな

          #13書く時間がなかった

          #12認知症

          「朝ごはん食べたかなあ。まだ食べてない。」 「食べましたよ。さっき」 「本当?なんかお腹がすいたような。」 「食べてみる?」 「食べてみようか。」 朝食のフレンチトーストとバナナとお茶を母の所へ持っていく。 「ありがとう」 そう言って食べ始めるが、なかなか進まない。 「やっぱり食べていたんかな。入らないわ。」 「そうだね。」 最近、こんな会話が増えてきた。 私も母に薬を飲ませたか、分からなくなることがある。母に聞くが、やはりよく分からない。 脳は、日々退化している。 老々介