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劇場アニメ『青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない』×高速道路サービスエリアのコラボレーション企画・九州編

※この記事には『青春ブタ野郎』シリーズを知っていることを前提とした内容が含まれます。また、劇場版アニメ『青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない』のネタバレも含まれます。


劇場アニメ『青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない』の公開に合わせて、主要登場人物にちなんで全国12ヶ所のサービスエリア(梓川SA、桜島SA、古賀SA、双葉SA、豊浜SA、牧之原SA:それぞれ上下線があるので×2)で展開されているコラボ企画。
 ※開催期間は2023年11月17日(金)~ 2024年1月31日(水)

東京から比較的行きやすいNEXCO中日本管内の6か所(梓川SA、双葉SA、牧之原SA)を順調にクリアして、豊浜SAも日帰りで行って、残すは古賀SAと桜島SAだけになった。さすがに麻衣さん(桜島SA)に行かずに終わらせるわけには行かないというところまで自分を追い込んでの、九州編だ。

最初は東京から福岡まで飛行機で飛んで、レンタカーで古賀SAから桜島SAまで、九州自動車道270km、所要時間3時間13分を往復するつもりだったが、せっかく鹿児島まで行くのに桜島SAでトンボ返りというのはつまらないという「邪念」に加えて、往復6時間半高速道路を運転するよりも東京から九州まで飛行機に乗っているほうが「楽」だなという算段もあり、福岡(古賀SA)と鹿児島(桜島SA)は別々に行くことにした。
今回はその2回分をまとめて書くことにする。

桜島SAへ

まずは鹿児島に、桜島SAに麻衣さんに会いに行く。
とは言え、せっかく鹿児島まで行くのだから観光もしたいし、他にも行きたいところを考えていたら、結局、観光ついでに桜島SAに立ち寄るみたいな予定になってしまった。
滞在時間をめいいっぱい延ばしたくて飛行機の便も朝一の始発便を選んだおかげで、羽田空港の出発時刻は朝の6時40分になってしまった。6時に空港に着いているとして4時過ぎには家を出ないといけない。そうなると3時半には起きないといけない。過酷な鹿児島行きである。

無事朝(というかまだ夜中)の3時半に起きることができて、順調に旅は始まった。飛行機の中で朝日を浴びつつ、2時間のフライトで鹿児島空港に到着。レンタカーを借りて曽木の滝とかいろいろ回った後、九州自動車道に入って桜島SA(下り線)を目指す。

せっかくなので鹿児島観光も

ようやくたどり着いた桜島SAでは、麻衣さん…ではなくて、西郷どんが出迎えてくれた。さすが鹿児島だ。
よく見ると西郷どんの左後ろに小さく麻衣さんが写っているが。
ちなみサービスエリアから、名称の由来となった桜島はよく見えなかった。

建物の中に入ると麻衣さんが出迎えてくれた。さすが、大女優の桜島麻衣、西郷どんにも負けない存在感だ。

前回の豊浜SAで妄想全開だった青ブタ小劇場を、ここでもやっておく。咲太の照れ隠し&女王様麻衣さんバージョンだ。

咲太「麻衣さん、好きです」
麻衣さん「ほんとにぃ〜?」
咲太「嘘です。大好きです!」
麻衣さん「来るのが遅い」(足踏み踏み)
咲太「痛っ … 麻衣さん痛いですって  …  わざわざ鹿児島まで会いに来たのにご褒美はないんですか?」
麻衣さん「だから今足踏んでる」
咲太「そういうのじゃなくて…」

麻衣さんからはご褒美もらえそうにないけど、せっかく桜島SAまでやって来たのでレストランで美味しいものでもいただこう。コラボメニューは[黒豚のピリ辛丼]だ。

ノベルティのポストカードもゲットできた。

続いて上り線側に移動する。
なんだろう。この違和感は。
さっきまでいた人が、いない、違和感。
ポストカードと同じアングルで撮ると、「君だけがいない世界」そのままだ。かと言って、サービスエリアの真ん中で叫んだりはしないけど。

建物の中に入ると、麻衣さんはちゃんといた。
「こうして、世界は桜島麻衣を取り戻したのだった」
途中経過は省くが、青ブタ小劇場的には必然的にこういう展開になるだろう。

さて、残るはコラボ企画の「桜島麻衣(CV:瀬戸麻沙美)の特別ナレーション」を聞くことだが、これがどこで流れているのか全然わからない。NEXCO西日本管内では30分に1回流れることになっているのだが、下り線に1時間以上、上り線にも30分以上いたのに、全然わからなかった。
NEXCO中日本管内のサービスエリアでは全館放送に割り込みができるのだが、NEXCO西日本管内では放送設備がそのようにはなっていないようで、個別の機材で部分的に流すという対応になっているようだ(というところまでは、前回の豊浜SAで学習済みである)。ただ、時間を合わせるだけでも難しいのに、場所と時間の両方を合わせてピンポイントでその場にいないと聞けないのは難易度が高すぎる。
この日は夕方5時を過ぎていてコンシェルジュ業務も終了していたために、場所を聞ける相手もいない。このままサービスエリア内をうろついていても仕方ないので、「一度、双葉にでも相談してみるか」とつぶやきながら、桜島SAを後にした。

というわけで、翌日、コンシェルジュ業務の時間内にもう一度桜島SAに立ち寄ることにした。日帰りではなくて1泊2日の旅程にしておいてよかった。

鹿児島空港に戻る途中なので、上り線側

コンシェルジュの方に聞いてみると快く放送場所を教えていただいて、無事、特別ナレーションも聞くことができた。これで、思い残すことはなくなった。
「それではこの後も交通ルールを守って良い旅を!」という言葉で麻衣さんに見送られて、帰路の鹿児島空港へ向かった。

古賀SAへ

桜島SAで麻衣さんに会ってきた1週間後。いよいよコラボ対象サービスエリアの締めくくり、古賀SAに行く。
前回の鹿児島行きが羽田空港6時40分の便でつらい思いをしたので、今回の福岡行きは8時40分の便にした。2時間も後ろ倒しの時刻だが、それでも朝6時には家を出ないといけない。いつもより早起きなことには変わりない。
出発を遅らせた分、現地に着くのも遅くなる。福岡空港到着が10時30分で、空港を出てレンタカーを借りる手続きをしたりする時間を考えると、実際に現地で動き始めることができるのは11時になってしまうだろう。古賀SAに着くのはおそらく12時だ。
これでは午前中が移動だけで終わってしまう。いつもの旅行ではもったいなく感じてしまうところだが、この日は「都合よく」雨の天気だった。雨の中、他に行くアテもなく、古賀SAに行ってコラボ対象のメニューを昼食に食べるというのが必然的に一番の目的になったので、雨降りでちょうど良かった。

福岡空港は雨だった

実は古賀SAに来るのは今回が初めてではない。福岡空港から比較的近いというのもあって、福岡に来る際には時間を作って古賀SAにも立ち寄って「青ブタゆかりのサービスエリア巡回」にいそしんでいた。
なので、古賀SAで古賀朋絵を見かけた時の最初の言葉は
「僕は今日が3度目なんだよ」
(本当は4度目の方がよかったのだが、古賀にまで嘘をつくことはないだろう)

ベニーズの制服姿の古賀は、サービスエリアのフードコートの雰囲気にもなじんでいる。
ちなみに、古賀SAでの「桜島麻衣(CV:瀬戸麻沙美)の特別ナレーション」はこののぼり旗の所で30分に1度聞くことができる。今回は、真っ先にコンシェルジュデスクで聞き込みをして場所を聞いておいた。人は過去の経験から学ぶものである。

コラボ企画の青ブタメニューは、下り線側のフードコートで[むなかた鶏の鶏すき丼]をいただく。

無事古賀のポストカードももらえたので、これで、コラボ企画の対象サービスエリアは全制覇だ。

キャラののぼり、ポストカード、麻衣さんの特別ナレーション、限定ハイウェイスタンプ(NEXCO中日本管内6か所)もコンプリートできた。
今回の福岡行きの目的は果たしたのだけど、せっかくなので、もう1か所立ち寄っておきたい場所がある。

広川SAにも立ち寄り

広川卯月はスイートバレットのリーダーで、愛称は「づっきー」。咲太には「パンツを履いてないアイドル」と認知されているけど、劇場アニメ『青春ブタ野郎はおでかけシスターの夢を見ない』では定時制高校に通う「先輩」として花楓の進路選択に大きな影響を与えたキーパーソンだ。
そして、制作が決まった「大学生編」アニメでは思春期症候群を発症するメインキャラクターの一人として活躍することになるだろう。
そんなづっきーの由来となった広川SAは、古賀SAと同じ九州自動車道にあって、距離も60kmしか離れていない。googleで検索すると44分で着けると経路計算の結果が出る。今回の『ランドセルガール』のコラボ企画には含まれていないが、せっかく九州まで来ているのだから、青ブタ・サービスエリア巡回として広川SAにも行っておきたい。

そういうわけでやってきた広川SA(下り線)
キャラののぼりが立っていないのはやっぱり寂しいが、立ち寄れて良かった。
古賀SAでは雨が降っていたが、山を越えて基山PAまで来ると雨が上がって、広川SAも雨は降っていなかった。

広川SAはインターチェンジと併設になっているけれど、サービスエリアを利用してしまうとインターチェンジには戻れないようになっているので、一つ先の八女ICで出て折り返す。今度は上り線側だけど、日が暮れてしまった。

さて、広川SA(上り線)のレストランには[秘密の奥八女丼]という気になっているグルメがある。今回はコラボ企画の対象ではないけれど、それとは関係なく一度味わっておきたい。
どうだろう、このチャーシューの塊が載った丼は。ボリューム満点だ。わさびがトッピングされているのにはわけがあって、実は八女茶が急須で付いていて、お茶漬け風に「味変」して食べることもできるようになっている。
この肉肉しさ。青ブタグルメとして推せる。

さらにこのレストランには、店内にこんなふうにビンテージカーが展示されている。それらを眺めながらゆっくり食事できて、なかなか楽しかった。

さて、これで目的は全部達成したので帰路に就く。福岡空港は夜になっても雨が降っていた。


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