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宿の許可出た!大きな一歩と展望台


あけましておめでとうございます!
って言ってるのに、日の出ではなく、夕焼けの写真。笑

そう、昨日、1月5日は、跳びしまBASEにとって、記念すべき日になりました!
9月からずっと待っていた旅館業開業のための許可がやっと降りたのです。
管理人みかん一号として、この島に来てから、首を長くして待っていた日でした。

それなのに、それなのに(しくしく)
来週、ロサンゼルスに帰らなければならない事態に。
(詳しくは別ポストで)

この写真を撮ったのは、昨日。
私の父方の本家のある祝島に、両親のお骨を引き取りに行った日でもありました。

いろんな事情で、島にお墓を建てることを諦め、預けていたお骨を引き取りに行った日。初秋まで、コロナのために、島への渡航が制限されていて、やっと行くことができた祝島は、本当に美しく、写真を撮る手を途中で止めて、スマホをポケットに。その空気を全身で感じたくて。

練塀という塀が続く、迷路のような細い路地は歩いてると別世界に踏み込んだ感じで、探検気分になる。 

大崎下島以上に、過疎化が進んでいる島の現状。寺の住職をしている従兄弟から聞く、人口減少の数字もリアルで。

定期船の中に置かれている「いわいしま通信」のバックナンバー。島の人達の様々な試みが伝わる。

歩きながら、この数ヶ月過ごしている大崎下島や、大長のことをたくさん思いました。繋がっている海、瀬戸内海の数多くの島のことを考えました。決して他人事ではない島のこと。そして自分の生まれた国のこと。

一昨年の夏、ランニング仲間のマリリンからもらった、この大崎下島の古民家とのご縁、思えば、いくつかの奇跡が、私をもっとこの島や人々と繋いでくれることになりました。そんなことを思い出しながら、残りの滞在期間で、自分ができることはなんだろう、と。

奇跡の一つ。
友人が経営する佐島のゲストハウス「汐見の家」で知り合って、跳びしまBASEにも来て下さったKさんとの出会い。

旅するボランティアで、日本各地の災害復旧、障害者や外国人労働者の雇用のサポートをする彼女。「同じ匂いがしたから」と、私がロサンゼルスに帰っている間に、跳びしまBASEに車を置いていってくださいました。

おかげで、20年近く振りの右ハンドルにドキドキしながら、島や周辺を回ることができました。

祝島から両親のお骨を岩国に持ち帰り、大崎下島まで運転する帰り道、安芸灘大橋の前のセブンイレブンで買い物。

目をあげると、眩しい西日。「今日は撮れるかも」いつも惜しいところで逃すサンセット。

途中、バックミラーで夕日が思ったより早く沈んでいくので、慌てて、車を停めて、一枚パチリ。

「やっぱり逃した….」かなり大きめの夕陽だったのに。残念。

次の橋へと向かう時に思い出したマリリンの言葉。
「出会いの館ってあったじゃろ?あそこの展望台みたいなとこ、あっこからの景色、今度行ってみて!すごい素敵なんよ」

車を停めて、走って、小さな丘を登り、撮った一枚。
それをすぐにマリリンに送る。そしたら、すぐに向こうからも写真が返ってきた。

「同じ場所だね!」

そして、帰り道で、温泉に寄って、留守を守ってくれてたマルタとコタツでまったりしてる時に届いたメッセージ。

「旅館業の許可、今日降りました!」

跳びしまBASEの展望が、一瞬にして変わった瞬間。

タイムリミット付きの一週間!さ、忙しくなるぞ!

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