分相応

最近、「格好良い」人が居なくなっていませんか?
「かっこいい」とか「カッコいい」ってニュアンスの人なら男女問わず居ますが、「格好良い」って居ないですよね。(前記事の「話す以外のコミュニケーション」でも書きましたが、話し言葉では伝えられないニュアンスかも?)

「格好良い」の根源って「分相応」な気がします。
今は、「分相応」で居る事も、「分相応」を求めることも批判の対象になっています。
「身の程を知る」って言ってしまうと元も子もないようなことになってしまいますが。。。

「分相応」に「してる」人はきちんとした人に見えてます。
若い人が「分不相応」に高いものを身につけているとかは、微笑ましく思うくらいの歳にはなりました。

お金のある人がお金を使わない。お金のない人が必要以上にお金を使おうとする。特に会社で上の方の人が部下にお金を使わないのって際限なく「格好悪い」と思います。
金使わない課長・部長以上を見たら、若者は会社(その会社にいる自分)の未来に絶望しませんかね。

「恩返し」ではなく、「恩送り」って言葉が好きです。(恩を返す側では恩を返される年代になりました)
自分がかつての上司にやってもらったことを、直接の部下はいないので教育を担当する新入社員にやっていくことを意識しています。
「「恩」を「返す」と一往復で終わるけど「送る」とずっと続くだろ?」
と若い頃に言われました。

みなさん、もっと分相応にしませんか?
分相応にしている人を批判するのを辞めませんか?
お金がある人が「分相応」にお金を使うようになると経済回りますよ。
お金ない人が「分不相応」な無駄なものに使うお金を見直すと案外使えるお金増えますよ。

分相応にバリッとした人も分相応にラフな人も「格好良い」です。
分相応な人って心が豊かに見えます。

格好良く見える大人。
若い人が「ちょっと気になる」大人。
ああ言う大人になるのも「悪くない」程度には思ってもらえる大人
で居たいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?