5.熊日新聞の球技専用スタについての記事(2022.1.19)


北九州や、長崎のスタジアムについて
熊本日日新聞より、特集記事が掲載されていたので
北九州のスタジアムについて一部紹介。

概要

北九州の球技専用スタジアムの建設までの流れや、その後の効果、長崎の計画について、特集記事が掲載された。

小倉駅から徒歩7分

□基本コンセプトは「みんなが集い、賑わいを生む。"海ちか""街なか"スタジアム

□2017年(J2からJ3に降格した年)に開業したが、前年から、観客平均は約1.8倍に増えている。

□市中心部では、観戦チケットで割引サービスが受けられ、試合が勝った日などは、そのまま街に祝杯をあげるサポーターが増えるなど、賑わっている。

□好立地や臨場感の高さから、アウェイサポーターにとっても行きたいスタジアムと、評価が高い。

□使用していた本城陸上競技場は、アクセスが不便な上に、J1基準の屋根の範囲や収容人数15000人がクリアできていなかった。

PFI方式にて、設計や建設を民間会社(九電工関連)へ、委託。その後、約99億円で北九州市が買取し所有権を取得。さらに年間1億円で、同会社へ運営を委託。民間会社のノウハウを活かす形。

□建設費約99億のうち、30億はスポーツ振興くじ(toto)の助成金。残りは市債で賄った。

雑感

本城陸上競技場

ロアッソとのアウェイ戦の為、数回脚を運びましたが

街の中心地からは、かなり離れたところにあり
電光掲示板は無く、ピッチとの距離の遠さや、スタンドの角度の緩さなどから

「ピッチから遠く見にくい」「臨場感が感じにくい」「アクセスが悪い」という、観客にとって悪条件が揃っているように感じました。

(ロアッソにとっては、試合も散々な事が多く、嫌な思い出が多いのもあります…) 

ミクニワールドスタジアム(2017〜)

こちらは
まず小倉駅を出て、複合施設のAIMを通って〜
って、いやー近い!ピッチまでも近い!
ゴール裏の応援席にも屋根があるので、応援が反響してど迫力!
日本のスタジアムには珍しく、近くにビルが立ち並び
世界的にも希な、海へボールが飛んで流されない様に、船が控えているなどの個性的な面も。

「見やすい」「臨場感良し」「アクセス良し」

と、アウェイサポーターながら
素晴らしい条件に「次も絶対来たい!!」と、思わせてくれる感動的なスタジアムでした。

過去写真(2019年)ですが

バックスタンドの奥は海
J3のアウェイサポーターでは最多?長蛇の列
“カモンロッソ”も選手と近く

プロスポーツの場合
観客にとって、スタジアムの条件が悪ければ...

観客動員数が伸びない

クラブ収益が上がらない

チーム強化ができない

勝てない

更に、客足が遠のき、スポンサーもつきにくく...

と、悪循環に陥れば、チームの弱体化を招く一因にもなり得ます。

もちろん
スタジアムの良し悪しが、チームの成績とイコールではありません。

当たり前ですが
強ければ客も増えるので、チーム強化に重きを置く事も重要でしょう。

しかし
そのチーム強化には、観客数やスポンサーの力が欠かせ無い事は間違いありません

日本中のクラブが必死になって強化している中
少ない強化費で強くする事は難しいし
いきなりビッグスポンサーがつく事も可能性は薄い

考えたくはありませんが
J1昇格どころか、再びJ3に...という危険性もあるのでは無いでしょうか。

2005年にロッソ熊本が発足して、もう20年が近づいています。
J1に昇格して、多くの県民に活力を与えるクラブとなる事は、ロアッソを愛する人にとっての悲願。
専用スタジアムは、その起爆剤となり得ると信じています。

また北九州の場合、巨費を投じる為
市民からも、建設に対し賛否あった様です。
しかし、市街地活性化が見込めるとして、ゴーサインが出たようです。

素晴らしいスタジアムで応援する事は、サポーターにとって大きい事ですが

「どのような場所に建設するか」
それが、県民にとっての効果に関わってくるし
アピールのポイントとして大きいと言えますね。

熊日の記事は
それを示してくれていて、素晴らしかったです。

最後まで読んで頂き
ありがとうございました🙇‍♂️

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