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有意義だったアートについてのひとつの問い

Please define your practice or approach using five keywords or concepts.

あなたの活動やアプローチを5つのキーワードやコンセプトで定義してください。

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これは、昨年海外のアーティストレジデンシープログラムに応募する際に尋ねられた質問です。

私の作品にはメッセージもないし、感じ取ってほしいコンセプトもないので、深く考えたこともありませんでした。

でも、あらためてそう問われると、無意識にやっていることになんらかの共通項があるはずだと、真剣に自己分析しました。

最初に出てきたのは、キーワードやコンセプトではありましたが、作風を言い表すワードでした。でもどこかしっくりこない。求められているのはそういうことではないのだろうと直感しました。

考えつづけるうちに、求められているのは「アートを通して私が世界に提供できることはなにか」「アートを通して何を実現したいのか」「なぜアートをやるのか」に関わるワードなのではないかと思いたちました。

結果的には落選でしたが、この過程で多くのことを深く考えたことは、非常に有意義でした。

アートにはいろいろなかたちがあり、いろいろなアーティストがいろいろな理由で制作しています。

私は多くの媒体で表現し、やりたいことは多岐に渡りますが、少なくとも絵画や写真などビジュアルアートでは、なにかの苦悩を表現したりしようとは思いません。

殊に近年積極的にやっている水彩画では、よろこびをかたちにし、よろこびをシェアしたいと思ってやっています。

また、展示を見に来てくれた方が、これを買って飾りたい、自分も水彩画をやってみたいと思ってくださいます。絵を見ながら涙を流してくださる方もいます。水彩画はインスピレーションも与えられるんだと思いました。

昨年後半、上記の質いへの答えを考えたり、アトリエの引っ越しをしながら、こんな世界、こんな時代だからこそ、よろこび、インスピレーションのためのアートがあってもいいよねと自分自身に言い聞かせていました。

そんな折、たまたま発表の機会をいただきました。

1/30〜2/4に水彩画展を行います。

期間も短いし、東京会場だけです。見にいらっしゃれる方はごく限られた方だけでしょう。でも、そんな方たちとだけでも、ありったけのよろこびやインスピレーションをシェアしたい。そう願いながら、ギャラリーのスタッフさんたちと1点1点壁に飾りました。

ソファーにねころんでご覧ください

Forest of Joy

安達ロベルト水彩画展

会期:2024.01.30(TUE)- 2024.02.04(SUN)
12:00-19:00(最終日 16:00 まで)

Roonee 247 fine arts
東京都中央区日本橋小伝馬町17-9 さとうビルB館4F

新たな惑星が生まれて生命が創造されたとき、その真新しい命が見たであろう架空のランドスケープを描いた2019年の個展「Finding a Planet」に始まり、その後成長した惑星を描いた2020年の「And I wrote my happy songs」を経て、いっそう豊かになった命の惑星を描いたのが本展です。

「Finding a Planet」では、一羽の蝶が海を渡りました。たどり着いたのは【よろこびの森】。本展では、成長した森のすがたのなかに、精霊たちの歌、草花の香り、大地のスペクトラム、森で誕生した命たちが生き生きと舞うようすを描いています。

https://www.roonee.jp/exhibition/room1/20231226220226

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