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旅の土産

誰の言葉か忘れたが、忠実に守ってきたことがある。”旅に出たら、たとえ石ころでもいいから持って帰れ”と記憶している。そのせいか、今では、机の上は何の価値もないガラクタの山になっている。ただ、おびただしい土産の残骸をみていると、たとえ石ころ一つでも旅の記憶を呼び覚ましてくれる。お陰で今でも旅を楽しむことができる。

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1980年代アンカレッジ経由で渡米していたころ、土産はDUTY FREEでマルボーロのタバコ、ジョニーウォーカーのウイスキーかNINA RICCIのネクタイが定番だった。

旅する人が増えるにつけDUTY FREEの品数も増えていった。定番だったタバコ、ウイスキー、ネクタイを買う時代はいつの間にか過ぎていった。

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ネクタイのデザインが左掛けか、右掛けか議論していたことを懐かしく思い出す。どちらかが外国製でもう一方が国内製だと、土産を渡すときの挨拶言葉だった。

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