見出し画像

加MDA Space社、国際宇宙ステーションのロボット運用支援に関するカナダ宇宙庁との契約を延長更新

2024年4月18日、加MDA Space社は、国際宇宙ステーション(ISS)におけるロボット運用をサポートするカナダ宇宙庁(CSA)との契約を、2025年から2030年までの2億5000万ドル相当の契約として延長更新したと発表した。同社は2001年以来、CSAおよびその国際パートナーとともに、ISSのロボットシステムである「Mobile Servicing System: MSS」の運用を支援してきた。
 
本契約延長により、同社はISSのミッション運用をサポートするロボットフライトコントローラーの業務を継続し、ロボットアーム「Canadarm2」、ラッチング式エンドエフェクタ(Latching End Effector:LEE)、特殊用途器用マニピュレーター「Dextre」、モービルベースシステム(MBS)などの船外でのメンテナンスや操作作業のための主要コンポーネントの運用を支援する。Canadarm2は、同社がCSAと共同開発した全長17.6mのロボットアームで、アームの両端にLEEが装備される。同社は最近、ロボット製品群「MDA Skymaker」を立ち上げ、宇宙産業の進化するニーズに応えるべく取り組みを推進している。
 
MDA Space社は、同社の55年にわたる宇宙探査とインフラ整備の経験を活かし、宇宙産業のミッション・パートナーとして450以上のミッションを完了。この契約は2024会計年度第2四半期のバックログに追加されるとのこと。
 
出典:
2024年4月18日付 MDA Spaceプレスリリース(英語)
https://mda.space/article/mda-space-awarded-contract-extension-robotics-operations-international-space-station/ 
2024年4月20日付 The Robot Report(英語)
https://www.therobotreport.com/mda-space-lands-250m-contract-extension-from-csa/