個人投資家として、東芝のTOBをどうおもってるか?

あの、日本の半導体事業や、電化製品事業を支えてきた東芝がいよいよ、国内の投資ファンドにTOBされることになる。
これが、決まれば非上場化がきまる。

しかも、TOBの価格は、4620円。発表前の4500円代からの買収提案価格としては2%くらいしか、プレミアムがつかず、TOBの今年のプレミアム平均値40%の指数に比べると、あまりにも、プレミアムがのってない、最低のTOBである。

確かに、東芝は、半導体や国の軍需関係も一部担っているので、外資が買収しずらく、国防法が絡む難しい案件だが、それだけ、日本という立ち位置でみた時に、大事な企業だという事がわかる。

それなのに、TOB価格が4620円、2兆円あたりのお金しか、国や、国内の銀行団をふくめ、融資しないとなると、日本の世の末も終わったとおもう。
どうせ、非上場化させた国内ファンドは、3年後とかに、また東証で8000円くらいの倍の株価とかで、再建シテipoする流れが、オチだとおもう。

ほんとに、この会社は、粉飾からはじまり、外資のアクティビストファンドに食われ、最終的に、ありえない価格でのTOB化。
無能な経営人には、かなりの責任があり、その東芝の利権にむらがったステークホルダーは、莫大な利益がもらえる後始末。
一般の投資家が、TOBの恩恵を受けられることなど、ほとんどない内容だ。

本来、TOBのプレミアムの相場は決まってる。20から30%が相場で、今年平均値がプレミアム40%。

ちゃんと、投資家保護の観点から、適正価格というもの、TOBのルールというものを見直してほしい。

お金がないなら、買収をするなと、私はいいたい。

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