ロボモフ

短歌や詩や小説を書いている現代人です。悪気はありません。 作品に含まれる宇宙人及び人間…

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短歌や詩や小説を書いている現代人です。悪気はありません。 作品に含まれる宇宙人及び人間等は架空の存在です。はじめまして。

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    クリエイター・リンク集「雨をたずねています」

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【創作note】ショートカット「(物書き的)傷ついた時マニュアル」

 深く傷ついた時、酷く傷つけられた時、落ち込むあまりに何も手につかなくなるということがある。何をするにもすっかりモチベーションが下がってしまい、何もできない時間が続くことがある。コンビニに行ったり、洗濯をしたり、ご飯を食べたり、歌を歌ったり、noteをつけたり、何かを創作したり、そんなささやかな行動にも蓋がされて、苦しい時間を過ごさなければならない。そんな経験は普通に生きていれば誰にでもあるだろう。多くの場合、時が解決してくれる。長い時間がかかることもある。できることなら、そ

    • ミステリーとは言わないで

      ロマンス、サスペンス、ヒューマンドラマ ミステリー、冒険・飲酒・暴力 数々の賞を総なめ 批評家から絶賛の嵐 世界中が泣いた感動作 近年で最も印象に残る映画 それを踏まえてお楽しみください はあ? もうちゃんとみれないじゃないか 人生は1つのジャンルで括れるの? どこの誰だかわからない 何の話かわからなくていい 僕は最初から映画が観たいよ #ミステリー #カテゴリー #日記 #映画 #詩

      • 反逆のポリバレント

         ピッチの中に入った俺たちが最初にやることは、俺が中心となって1つの輪を作ることだった。腕を肩に腕を肩に腕を肩に……。密に顔をつきあわせて、俺はみんなに伝えるべきことを短くまとまった言葉で伝える。昨日監督が言ったことは、もう忘れられている可能性がある。あるいは、色々ありすぎて最も大事なことがぼけてしまっていることもあるだろう。何を置いてもなくてはならないこと、事の本質を拾い上げて、俺は至ってシンプルな言葉として言っておかなければならない。それがキャプテンとして、絶対に欠くこと

        • 窓の女(ダイナミック・ウィンドウ)

          「すみません。ラッキーストライクください」 「ごめんよ。うちはうまい棒と消しゴムの店だよ。何味がいい?」  ランドセルを背負った少年は何も買わずに帰っていった。 「はい、いらっしゃい」  青年は酷く調子が悪そうだ。 「夕べから熱っぽくて……」 「食前に1錠、朝夕2回2週間分出しとくよお大事に」  薬を受け取ると青年はせき込みながら帰って行った。 「いらっしゃい」  次々と客が押し寄せる。この街の窓はここしかないのか。  女は酷く寒そうで唇が紫がかっていた。 「大根と厚揚げ

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          消え去った後に

          効率よく作りたかったら他に作るものはありますよ 小説を書くことはほとんど非生産的なもんや 書くことの半分以上は捨てることや 考えたこと、浮かんだこと、悩んだこと ほとんどは実を結びません 書いては消し、書いては消し みんな消えてばかりや アホらしいと思わへん?  出て行ってもええんやで 帰れる内に帰るのが賢いでしょ 捨てて捨てて捨てて捨てることばっかり そうしてぽつんと残ったものが小説家なんよ 捨てていく覚悟はありますか テレビを捨て情を捨て地位を捨て恋を捨て…… みん

          消え去った後に

          今日と明日のルーティン

          「お急ぎの方、お先にどうぞ!」 「お次の方、ちょっとお待ちください。只今、大急ぎの方がいらっしゃいました。大急ぎの方、お先にどうぞ!」  この店は行列のできる大繁盛店。私はいつも列の後方に並んでおとなしく順番を待っている。どれだけ早く来て列に並んだところで、必ず自分の番が訪れるとは限らない。なぜなら、世の中には急いでいる人が多すぎるからだ。 「無茶苦茶お急ぎの方、真っ先にどうぞ! 少々お待ち。大至急の方がお見えになりました。大至急の方、お先にどうぞ!」  私の番はなか

          今日と明日のルーティン

          ゴースト・タッチ

           人間の半分は眠りで出来ている。「眠れないな」と思い始めた時には、だいたい本格的に寝つけないのではないだろうか。調子のよい時はほとんど何も考えずに、気づいたらもう眠っている。(気づかないから眠っているのだが)眠る前にスマホを見るのはあまりよくないとされている。しかし、スマホはあまりに近すぎる。今や親兄弟よりも遙かに近い存在だ。駄目と言われて触れずにいることができるだろうか。 (スマホがあれば怖くない)  あなたはそんな風に考えているかもしれない。  けれども、恐怖は身近なとこ

          ゴースト・タッチ

          相談将棋 ~純粋に水をさすもの

           儚い1分をつないで永遠をつくることだってできる。許されるならずっとそうしているのかもしれない。読み耽っている間は歳を取らず、風邪を引くこともない。徐々に棋士の縦揺れが速くなっていく。前のめりとなり勝ち筋を追求しているに違いない。遠目には何もしていないように見えて、実際には壊れるほどに動いている。脳内を占めているのは、玉を中心に存在する世界。そこには蠅1匹として入り込むことはできないのだ。純粋であることはこの上なく心地よく、その世界を見守るものを幸せな気持ちにさせることができ

          相談将棋 ~純粋に水をさすもの

          家庭訪問美術館

          「繰り返し問題が起きたため50年先のnoteを表示しています」  サイトに生じた度重なる問題のために先が見えた。  未来の私は小説から離れてパラパラ漫画を熱心に描いている。新しい知らせが届く。ベルをタップすると問題が起きた。  もう一度タップ。  画面が真っ白になってサイトがリロードされる。  私は次の漫画を投稿しようとしていた。熟成下書きのお題が受け付けられない。 「まだ熟成されていません」  フォトギャラリーがクラッシュして、部屋の明かりが消えた。窓がガタガタと震えている

          家庭訪問美術館

          ライブ(真夜中の肉食獣) 

           人の数だけ理想の形はあるのではないか。ある人は音楽などなくても何も困らない。だが、ある人はロックがなければ息もできない。ある人にがらくたであるものが、ある人には不可欠だ。しわわせとは、飢えを満たすことではないだろうか。俺の飢えは、あなたの飢えとは違う。俺は俺であなたはあなたであるということだろう。俺は真夜中の肉食獣。今夜も満たされる瞬間を求めて街をさまよっている。 「テクニカルチキンとトロピカルチーズバーガーとアンダルシアオレンジシェイクね」 「ご注文内容を繰り返します

          ライブ(真夜中の肉食獣) 

          カテゴリの神さま

           後悔の渦の先に新しいチャンスがやってきた。飛び込む以外の選択はない。 「さあ!」  優しい顔をしたおじさんは大きく両手を広げていた。その場所こそが僕が目指すべき着地点だ。優しい顔をした存在こそが邪魔者だなんて。 「チケットは持ったか?」  自分に問題はないという顔をしていた。同じ座標に共存することはできない。世界の掟に背いて僕は飛ぶ。誰かを傷つけたとしても逃せないチャンスがあるからだ。  階段から踏み切った瞬間、おじさんは消えて僕は温泉に浸かっていた。 「ああ芯からあったま

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          念仏は馬の耳に

          「馬が念仏を求めて来ております」 「馬が? どんな馬だ」 「追い返しますか?」 「いや。奇特な馬だ。少し聞かせてやれ」 「わかりました。では、私が」 チャカチャンチャンチャン♪ 「和尚、また来ました」 「何また馬が来ただと?」 「追い返します」 「ばかもん! お前は気が短い」 「すみません。あの馬がうるさいもんで」 「聞かせてやれ」 「はあ」 「聞きたがってるんだろ。聞かせてやれよ」 「では私が」 「それも修行じゃ」 チャカチャンチャンチャン♪ 「またあいつが来ました

          念仏は馬の耳に

          スープ・カレーを召し上がれ

          「誠に申し訳ございません。ご注文いただきましたスープ・カレーでございますが、私の不注意により少々スープをあふれさせてしまいました。お届けできる状態でないと判断できるため、ご注文をキャンセルさせていただき、こちらの方で引き取らせていただきます。この度は誠に申し訳ございませんでした」 「大丈夫です。構いませんのでそのまま届けてください!」 「恐れ入ります。せっかくご注文していただいた商品を、完全な形でお届けできずに心苦しく思います。やはり、こちらで引き取らせていただくこととい

          スープ・カレーを召し上がれ

          ロング・ファイト(2000ラウンド)

           ノックアウトの予感を越えて、私は50ラウンドのリングに立っている。激しいパンチを交えながら、試合の中でさえも成長する。私は自分ののびしろに驚かされる。そんな私を前にガードを固め、フットワークを駆使しながら向かってくる相手も大したものだ。倒れない限り、ファイトは続く。ゴングとゴングの間に注がれるお湯。一息つく間、私は青コーナーでたぬきを食べた。ちょうどいい補給。そして、また立ち上がる。  眠っているのか。100ラウンド辺りの私は半分夢の中にいるようだった。ダメージはかなり蓄

          ロング・ファイト(2000ラウンド)

          魔法のお茶

          素敵な note ですね! さて本題に入らせていただきます。 私は九州の方で美味しいお茶を作っております。 読ませてもらったお礼と言っては何ですが、今なら通常価格不明のところを特別限定価格初回に限り最大で0円にてご提供させていただけることになりましたので、いますぐご注文してください! なお、翌月からは前金で最小で2万、他に別途サービス料(時価)、翌々月からは更新料として総額最小で1000円(時勢によって変動の可能性あり)をお支払いいただくものとする。(なお、これには一切の例

          魔法のお茶

          アウェイ&ホーム

          なんやお疲れの様子やね 急にやりすぎたんちゃう 何でもすぎたらあかんねん 前にも言うてますよ 自分の限界を知らなあかん 猫見てみなさい あいつら普段どうしてる? そう 蓄えてはるやろ 力を溜めてはるんや それが跳躍力を生むんですわ ええですか 集中力には限界があるよ 野球やったら9回 サッカーやったら90分 だいたいそんなもんや 人間やもん ロボットとかAIやないんやから やる方もみる方もそこら辺が だいたい限界 ずっとしっぱなしは無理なんや 楽しいことはずっと

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