詩のコート

酒場はどこも廃れてしまったけれど

椅子が斜向かい
パーティションがある他は
普段通りのフードコートが

君に詩を書くことを許した

それがなければ指先は震え
魂も肉体も崩壊してしまう

今日も明日もなくてはならない

詩だけが 
君をこの世につなぎとめることができる




#詩


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