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style制作秘話#1 「アルバムのコンセプト」


アルバムをリリースします。

「style」  12月27日(水)配信リリース


リリースにあたって、今日はタイトルに込めた想いや背景を書きました。
どんなアルバムになるのかを語っているので、ぜひ読んでください!




styleというタイトル


これが、自分の音楽です
私は、こういった音楽を表現する人間です
ジユンペイにしか出来ない表現があります

それが私のstyleですーー

タイトルには、そんな想いを込めました。
すなわち、アルバムのテーマは「ジユンペイというひととなりを知ってもらうこと」です。
 
 
僕のことをまだ知らない人には、これぞジユンペイ節といった代表曲をぜひ聴いていただきたいですし、
 
既に僕のことを知ってくれている方が聴いても、ジユンペイの新たな一面が見えるような曲も入れています。
 
 
 
 

特徴


一言で言うと、まさしく自分の「スタイル」に合った曲が出来ているのが特徴です。

新しく挑戦していることもあるけれど、その挑戦の仕方もまったく畑違いなことに無謀な挑戦を挑んでいるわけではなくて、あくまでも自分なりのやり方でやってみる、というところで消化できています。


僕は歌が本業ではありませんが、歌についても自分の出来るやりかたで、自分が思うものを表現してみました。

圧倒的な歌唱力で皆さんを魅了するような曲が出来ているわけではないのだけれど、自分らしい曲を自分らしい歌い方でやり切れたと思います。

きっと僕よりも上手に歌える人はたくさんいると思いますが、なんだかんだジユンペイが歌ってる原盤が一番しっくり来るよね、と思ってもらえることを目指して制作しました!

https://youtu.be/mVGTRTYCYNc

 


経緯


そんな、自分らしさを詰め込んだ「style」。
ここからは、どういった経緯で制作することになったのか背景を語ります。


アルバムの制作を宣言したのは2022年6月のことでした。発表まで1年半もかかってしまい申し訳ない気持ちでいっぱいなのですが、一方ではその分じっくり制作できたので、「自分自身を表現する」というアルバムの目的には、丁寧に沿った作品作りが出来たと思っています。

僕には以前から、30歳を迎える前に20代の音楽をまとめておきたいという野望というか願望というか夢というかたくらみのようなものがありました。12月生まれなのでそのデッドラインは2022年の年末だったわけですが、気づけば29歳もあっという間に半年を過ぎ、6月頃になってあわただしく作業を始めたという状況でした。

当然のことながら、結果的にこれは失敗しました。
単純に、年末までに制作が間に合わなかったからです。

間に合わなかった理由は単純で、アルバムを作る理由が自分の中でハッキリと定まっていなかったからです。


2022年12月30日

アルバム未完のまま30歳を迎えてしまった僕は、改めてもう一度アルバムづくりと向き合いました。

30歳を迎える前に20代の音楽をまとめる、というコンセプトはもう実現不可能になってしまったけれど、それなのにアルバムを完成させたいという気持ちはなくなるどころかむしろいっそう強くなった。

つまり、自分で思っているほど、年齢にこだわっていたわけでもなかったということです。


では、どんなコンセプトで音をまとめていくのか?
自分はいったい何のためにアルバムをつくるのか?
アルバムづくりをゼロから考え直す旅が始まりました。



「自分を出す」ことへの戸惑い


曲をつくるにあたって常に最初に考えることは、曲をつくる目的です。
僕はアルバムづくりにおいて「目的を考える」という最初の段階でいきなり躓き、自分の曲をつくることの意味を失っていたことに気が付きました。


たとえばnoteの企画であれば、参加者の方に寄り添った曲をつくる。
「記事から曲」なら、その人が記事で大切にしている表現をリスペクトすることを第一に考える。

楽曲の提供なら、その曲が使用される用途や場面を大切にして制作を考える。ファミリー向けイベントテーマソングにスタジアムロックは場違いだ。

サポート演奏なら、バンドや原曲の世界観を身体に沁み込ませることを優先する。自分の音の好みがどうのこうのは二の次。


このように、自分には常に音楽を演るうえでの目的が必ずあって、それに沿うことを大切にしてきました。

仕事でもnoteの企画などでも、誰かの表現を受けて二次創作をしたり、オーダーに合わせてその人の雰囲気を掬い上げるような形で音楽をつくることがほとんどです。
 
ひとに合わせるのが得意で、それが売りになっているという感じです。

 
 
だからこそ、自分が表現すること、を最優先事項にすることが難しかったのだと思います。

目的もなく曲をつくったって行先のない航海に出るようなもので、つかみどころがなく、なんとなくいい感じの曲は出来るかもしれないけど、絶対にこれでなければならないというテイクは出てこない。
 
そんなことで春先くらいまで悩んだり苦労したりしていました。


転機

そんなわけで、アルバムは作るが、どういうコンセプトにするか決まってない。しかし2023年末リリースは今度こそ絶対に動かしたくないので曲は作らなければならない。そんな状態で、仕事と並行しながら自分の曲作りも進めていました。

そのなかで6月ごろに、一曲のインスト曲が出来上がりました。Crow Fieldと言います。まだ発表する予定がないのでどんな曲なのかは楽しみにお待ちいただければと思いますが、とにかくそのCrow Fieldは自分のやりたいことがグッと詰まったギターインストになりました。

この曲が出来たあたりで、アルバムの方向性は「自分を出す」ことにしようと決めることが出来ました。

その後は、ゲストに歌ってもらう想定で作っていた歌モノも自分の音域に合わせて調整したり、パートの兼ね合いでシンセソロになるかもしれないからよけておいた間奏ブロックにギターソロを入れたりと、それまでに溜まっていたデモ達に自分の色を付けていくことが出来ました。




等身大の自分をそっくりそのまま詰め込んだアルバム「style」。

ぜひ多くの方に聴いて楽しんで頂きたいです!

リリースまで2か月あまり。告知や宣伝もたくさんしていくので、応援・拡散よろしくお願いします!



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