見出し画像

第34節 名古屋ダイヤモンドドルフィンズvs島根スサノオマジック GAME2(雑感番外編)

2023-2024シーズンも佳境。
B1リーグも残すところ3節6試合となった週末。

愛するFE名古屋はアウェイ・平塚で横浜ビー・コルセアーズとの試合。
本来ならそちらへ帯同して遠征するのが筋なのでしょうが、遠方且つ河村勇輝選手のおかげでビーコルの人気爆発&普段の横浜国際プールよりもキャパの小さい平塚開催でチケット入手が困難を極めた為断念。

「この節はオフにしようかな?」と思っていたのですが、チケット確保の為に入会したドルフィンズのファンクラブペア招待券を手元に余らせていることが発覚。
自由席招待券だったのですが、名古屋ダービーの際にドルアリ当日券売り場へ確認へ行くと追い金で指定席へのアップデートが可能とのこと。

更にちょうど第34節のドルアリは名古屋Dvs島根という西地区上位争い。
第33節終了時点で島根はワイルドカード②であり、FE的にも試合結果の気になる相手。

「コレは行くしかねえだろ」というバスケバカ精神が発動し、せっせと¥500×2=¥1,000を課金し2階指定席券をGET💸
ただペアチケットなので1枚は余るなあ…というところで横にいた名古屋Dブースターの友人・Sくんが第34節GAME2はバスケットライブ観戦予定でチケット未確保と言っていたのを思い出し、「暇なら連番しよまい」と安易に1枚譲渡。
結果Sくんを無理矢理引っ張りだすような形になってしまったのですが、久しぶりにDの試合で連番することとなりました。

Sくんとは野球ファンとして知り合い、お互いにBリーグ観戦のスタートは名古屋D。
私が名古屋Dブースターだった頃はよく2階席で連番していた友人です。
私も彼も1度は名古屋Dから離れていることも共通点だったりします。(彼は三河を経て復帰しましたが、私は…😇)

当時の懐かしい写真
21がSくん、8が筆者

当時を思い出し懐かしい気分に浸りながら、名古屋ダービー以来1週間ぶりとなるドルフィンズアリーナに向かいます。

名古屋DはGAME1で勝利。
36勝19敗の西地区2位(全体5位)、あと1勝でCS出場が確定するというポジション。
西地区首位・琉球を4ゲーム差で追走しており、まだ地区優勝の可能性を残しています。

対する島根はGAME1敗戦で32勝23敗の西地区3位(全体8位、CSワイルドカード②)、地区2位浮上の可能性を残す為には絶対に負けられない立場。
またCSワイルドカード争いも広島、渋谷、川崎、FE名古屋が猛追してきており、ここを落とすようだと一気に厳しい立場に変わる可能性もあります。

西地区上位対決、両者の意地がぶつかり合う熱戦になることは不可避。
いちバスケファンとしてこういうカードを現地で観戦出来ることはとても楽しみです。

また、入場口ではこの日会場スタッフとして勤務していた別の友人にも会うことができました。
バスケや野球が繋いでくれる縁がどんどん広がっていくのはスポーツ観戦バカとしては嬉しい限りです。

バスケットライブをスマホで視聴、FE名古屋の勝利を見届けるとちょうどティップオフ10分前。
FE名古屋のCS出場の為には島根に勝たれるのは避けたい。
ということで「期限付き」での名古屋D復帰ですよ🐬(世界はそれを打算と呼ぶんだぜ)

気分良く目の前のゲームに切り替え準備…熱戦となった試合をふり返ります🔥

リーグ終盤での西地区上位対決の結果は…

#試合全体雑感

ジャンプボールはスコット・エサトンが勝利。
名古屋Dは齋藤拓実が素早く運び、名古屋ダービーでも大活躍していたレイ・パークスJr.が鮮やかにスリーを沈めDが先制。

その後も須田侑太郎、ニック・ケイ、齋藤と両軍共にスリーがポンポン決まるハイペース展開。
しかしDの守備の圧力の方が高く、Dがやや優位に展開。
特にパークスJr.が守備でも粘り強く、島根のエースであるペリン・ビュフォードに仕事をさせません。
そのパークスJr.が1Q残り6:07にこの日2本目のシュートを決めたところで島根がタイムアウト。
11-3とやや走られかけており、島根のヘナレHCがカッカしているのが見えます。

タイムアウト明け、島根は白濱僚祐がスリーを撃ちますが失敗。
逆にDは速攻で走り、須田のレイアップこそ落ちるもののオフェンスリバウンドを確保したエサトンがそのままアタックし、ビュフォードのファールを誘いバスケットカウント!
エサトンは当然のようにワンスローも沈めます。

ファールドローンは上手くてもFTは苦手というビッグマンが多い中、エサトンは今季70%を超えるFT成功率を誇っています。
名古屋Dはシューター陣が注目されがちなチームですが、エサトンが大黒柱としてドンと真ん中にいるのは相当なアドバンテージだと思います。

しかしその後のポゼッションで齋藤に代わり途中出場した伊藤達哉が安易な接触により連続ファールでファールトラブル。
激しく守備をするタイプの選手なので仕方のない部分もありますが、エースガードの齋藤を休ませたい場面でセカンドユニットのガードがコレはいただけないです。

それでも流れはD。
島根はビュフォードや安藤誓哉を中心に組み立てようとするも、須田、坂本聖芽、中東泰斗などの激しいマークで思うように動けず。
コンボガードとして津山尚大も投入してツーガード体制にして手は打つのですが、上手くハマりません。島根も何とか得点を重ねますが、Dがキッチリ加点していくことで点差は詰まらず。
23-11と予想外のスコアで立ち上がり。

2Qの開始早々に安藤が2本連続でスリーを成功し、「こういう時の安藤誓哉の怖さ」を発揮しますがそれでもこの日のDは焦りません。
守備をきちんとやって島根に気持ちよくプレーさせないことを選択。
するとティム・ソアレス、パークスJr.、佐藤卓磨と3連続でオフェンス成功。
誰が出てきても「名古屋Dのバスケ」を体現出来るのが今季の強さの理由でしょう。

お互いに攻撃力が目立つチームですが、守備の忍耐強さならDに軍配が上がります。
リバウンド、ブロック、スティール、目に見えないグッドディフェンスも含めて守備から島根を圧倒、ジリジリとリードを拡大。
49-25とダブルスコアに近い大差でDがリードして前半を終えます。

島根はヘナレHCが終始カッカしており、上手くいっていないのが明白な前半。
対するDのデニスHCは普段よりも落ち着いた采配で対照的です。
島根はハーフタイムで修正できるのか、Dはこの勢いを維持できるのか。

3Q最初のポゼッション、須田がスリーを落とすも自分でオフェンスリバウンド確保→齋藤を経由しエサトンへと繋いで後半もDが先手。
島根もエドワード・モリスがバスケットカウント獲得(ワンスローは失敗)などで反撃するものの、この日はどうも上手くいきません。
3Q残り8:00にビュフォードが漸くこの日の初得点…という展開なのが苦闘っぷりを物語っています。
ヘナレHCは相変わらずカッカしているのが見えます。

島根は安藤がひとり気を吐き得点を重ねますが、誰かに偏らず各選手が得点していくDが優勢なのは自明の理。
3Qは島根が若干立て直したようにも感じましたが、終了間際にソアレスがスリー。
重量級インサイドのジョシュア・スミス以外の選手には全員スリーがある、というのは対戦相手としてはたまったもんじゃないですね😅
‪‪
ソアレスのスリーが効いたのか4Qに入ってからはDに良いリズムが戻り、エサトンが連続得点。
4Q残り7:31にセカンドチャンスをソアレスが沈めたところで島根が堪らずタイムアウト。
本来ならもう少し後まで取っておきたかったでしょうが、やむを得ない展開です。

しかしタイムアウト明け、デザインされたプレーであったはずですが、安藤がスリーを落とす。
この日の島根はやることなすこと全てが上手くいきませんでしたね。
その後のプレーもチームで打開しているというより、安藤やビュフォードの個の力で無理くり回している感があり、「らしさ」は見えませんでした。

それでも守備の強度を落とさないD。
この日はスターティングメンバーはもちろん、中東、佐藤、伊藤、張本天傑などセカンドユニットも守備で島根を苦しめました。
特に中東は脚もよく動いており、マーカーに仕事をさせず。
こういう高いレベルの選手がベンチに控えているのは味方として心強いでしょうね。

また4Q後半はかなり点差がついたこともあり、若手に島根のような上位チームの強度を経験させる良いチャンスだったのですがデニスHCはそれを選択せず。
今西や若野も見たかったなあ…

そして島根は最後まで調子が戻らず。
安藤、ビュフォード、ニック・ケイ、白濱といった主力はある程度は意地を見せましたが前半でつけられた大差を縮めるには至らず。
ビュフォードがこの日11点目を決めたところでノーサイド。

93-63で名古屋Dが30点という大差をつけて島根を降し、西地区上位対決に勝利。
西地区2位以上を確定させ、CSへの出場を決めました。
リザーブを含めた総合力で島根を抑え、実力の高さを見せつける結果に。
首位琉球は翌日敗戦した為、残り4試合で3ゲーム差、しかも次節はその琉球をドルアリに迎えての首位攻防戦です。
ここまで琉球との直接対決は優位に進めており、ここで連勝するようだと本当にわからなくなってきます。

対する島根はここにきて手痛い連敗。
安藤やビュフォードを筆頭に主力は実力を発揮したものの、ベンチ層の薄さに泣く形に。
またヘナレHCが終始イライラしており、その姿勢が良い方に作用したようには見えませんでした。
西地区3位以下が確定した為、ワイルドカード争いに回りますがここにきて広島が連勝して順位が入れ替わって西地区4位(全体9位)に転落。
次節は松江に戻りその広島と地区3位とワイルドカードをかけて中国ダービー。
「絶対に負けられない戦い」に勝てるのか、次節に向けて少々不安を残す結果となりました。

スコアに差はつきましたが、両チームともに上位チームらしいプレーを随所に見せてくれました。
安易に決めた現地観戦でしたが楽しかったので満足です🏀

最終スコア

#個人雑感

パークスJr. 7.0
効果的なスリー3本、守備ではビュフォードを封殺

齋藤 7.5
エースガードの面目躍如

伊藤  6.5
早々にFトラブルはいただけないが鬼守備健在

菊池 6.0
ベテランの仕事は果たす

今西 ー
この強度を経験させたかった①

張本 6.5
短時間でも存在感

ソアレス 7.0
外のあるビッグマンは強い

須田 6.5
勝負強さを見せたが大爆発とまではいかず

中東 7.0🔥
激しいDFと動き回る元気でセカンドユニットを牽引

佐藤 6.5
派手さはなかったが良い動きが多かった

若野 ー
この強度を経験させたかった②

スミス 6.0
起用方があってるかはわからんが何か可愛い←

エサトン 7.5👑
19PTS、12REB、FG8/10と鬼神の如き活躍

坂本 5.5
伊藤から2番手の座を奪いたいが無得点では…

デニス 7.5
難敵を相手に快勝、相手HCとの差を見せつけた

島根 MIP
安藤  6.5
苦しい状況でひとり気を吐く
欲しい時にエンドワンもぎ取るあたりの「らしさ」は見せた

シーズン終盤の順位争いとあって両チーム共に総力戦の様相を見せましたが、リザーバーにも見せ場が沢山あったDに対してリザーバーが存在感を出せなかった島根…という風に見えました。

MVPにはエサトンを推しましたが、個人的オンファイアには中東を推したいと思います。
セカンドユニットの中核として途中出場ながらも21:40の出場で8PTS、4AST。
また守備でも脚を良く動かしマーカーに仕事をさせず、スタッツに残らない渋い仕事っぷりが激アツでした。
名古屋D一筋の中東は「ミスタードルフィンズ」とも呼ぶべき存在ですね。
残り4試合もチームに勝利を呼び込む活躍を期待しています!

両チーム共に残り4試合、怪我なく終えられますように。

#今節を終えて

当初は現地の予定ではなく、幾つかの偶然が重なって実現した現地観戦でしたがとても良い試合を観られました。

数年ぶりに2階席中央付近からの観戦となりましたが、試合を俯瞰で観ることが出来て各選手の動きやベンチの意図等、1階席ではなかなかわかりにくい部分が見られるのは楽しかったです。
特に諸々の空間の広いドルフィンズアリーナで観戦する際はこの辺りの座席が個人的にはベストかな、と再認識しました。(FE戦は1階席マストだけどね📣)

またドルフィンズが3rdユニフォーム(黒)を着用しており、普段と違う雰囲気を楽しめたのも良かったです。
私が持ってる1番新しいドルフィンズのウェアがちょうど昨季までのプラクティスシャツ(黒)だったので新しいウェア買わなくて済んで経済的でした←

そして隣で連番してくれたSくんにこの場を借りて御礼申し上げます。
最終節の佐賀にも行かれるみたいなので、名古屋Dには是非逆転優勝してもらいたいですね🐬

いちバスケファンとして楽しい1日でした。
たまにはガチ応援を離れてこんな日も良いですね🏀

それでは次回noteで。アディオス👍

こちらも懐かしい写真
赤名古屋時代を思い出す1日でした

この記事が参加している募集

スポーツ観戦記

Bリーグ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?