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海乃真珠の映画・ドラマnote(23)

夜更にこんばんは。脚本仕事が立て込み(ありがたいことに)、久々の投稿になりますが、皆様お元気ですか。私はティム・オブライエンという作家が大好きで、特に「本当の戦争の話をしよう」「世界のすべての七月」という作品をこよなく愛しています。そこには戦争の話は戦地からの帰国後も続いているということ、それでも生きていく人間の悲哀などが描かれ、戦争を知らない私でも涙なしでは読めず、幾度も読み返してしまう作品です。そして、今夜見てしまったのは。

マン・ダウン 戦士の約束

米軍の海兵隊員ガブリエル・ドラマー(シャイア・ラブーフ)は、妻ナタリー(ケイト・マーラ)と息子ジョナサン(チャーリー・ショットウェル)を故郷に残 し、アフガニスタンへと向かう。戦場での任務は想像以上に過酷なものであったが、故郷で待つ妻と息子の存在がガブリエルを奮い立たせた。そしてついに、ア フガニスタンからアメリカへと帰還する。しかし、辿り着いた故郷の街は、建物や橋が崩壊し住人たちの姿も消えていた。まるで異世界に迷い込んだかのよう に、懐かしき面影は失われていた。この街に一体何が起こったのか?ガブリエルは、共に帰還したデビン(ジェイ・コートニー)と、荒廃した街でナタリーと ジョナサンの行方を探すが-。 (C) 2016 Man Down, LLC. All Rights Reserved

見てしまった、と書いたのは。

予想に反し、思い切り戦争の後遺症に苦しむ父親の映画で、息子への愛、家族への愛を描いた静かな作品だったからです。全然SFとかではありませんでした!

しかも前半は退屈です。もっと短くできるよね、と思いつつ、なんとか耐えて後半へ。

後半、徐々にわかってくる物語の全貌。前半は現在と過去が交互に描かれていきますが、ラストに近づくにつれ、もうすべてがわかり、主人公の気持ちを思うと胸が苦しくなってきます。子役の少年も愛らしく、涙が止まらなくなりました。主人公は戦争で死んでしまった方がよかったのではないかと思うくらい、辛いラスト。

夜中に見るんじゃなかった。。。

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