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海乃真珠の映画・ドラマnote(21)

Amazon Prime Videoを検索していると度々浮上してくるこの「グリーン・インフェルノ」。ジャケットの緑色が鮮烈なので気になってはいたのですが、ようやく試聴してみました。

過激な慈善活動をしている学生グループは、資源を狙った企業の森林伐採により絶滅の危機に瀕しているヤハ族を救おうと現地へ乗り込む。しかし、彼らの乗った飛行機はエンジントラブルを起こし、熱帯雨林に墜落。生き残った学生たちは助けを求めるのだが、そこにいたヤハ族とは、人間を食べる習慣をもつ食人族だった…。捕らわれた彼は一人、また一人と喰われていく-。©2013 Worldview Entertainment Capital LLC & Dragonfly Entertainment Inc.
監督 イーライ・ロス
主演 ロレンツァ・イッツォ, アリエル・レビ, カービー・ブリス・ブラントン
ジャンル ホラー, サスペンス, アクション

ヤハ族を救おうとジャングルに乗り込むまでの流れがきちんと作られていて、お、これはただのスプラッター物とはちょっと違うのかな、と思わされます。慈善活動家のリーダーの正体、救おうとしたヤハ族の正体など、次々と真実が明らかにされていく過程はテンポ良く飽きさせません。

肝心の(?)食人のシーンもなかなかグロいです。捕まった皆が檻に入れられ、一人ずつ解体され食べられていく流れは、実際にそんな目にあったら…恐怖でしかないですよね。

なんとかヤハ族から、そしてジャングルから逃げ出したあとの映画のラストシーン。主人公が国連の人々に語る体験談は、全てを知った人間なら到達するであろう境地。食人族にも生きるルールがあり、殺された人間、助かった人間などをみていると、それらはルールにのっとった行動だったのだ。彼らだって闇雲に人を殺すわけでも、食べるわけでもないのだ、ということが推測できる。ただ、言葉がわからず会話をする術がないので、初対面で理解し合うのは難しいだろう。考えさせられる作品でした。


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