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どうしてパリに来たのか? 〜出逢い〜

こんにちは。



前回の記事から早くも半年...
サボりにサボってしまいました😅

ゆったりしたペースながら、書き続けていこうと思うので
またお付き合い頂ければ、と思います。







最近、改めて人に説明する機会のあった事として、

”どうしてパリに来たのか?”

というものがあります。



人に話す中で思い出した事などもあったので、
記憶をたぐりながら、この話について書いてみたいと思います。





唐突ですが、僕は物心ついた頃から、
自分に関する事を他人に決められるのが大嫌いでした。



自分自身が親になった今、注意して観察していると、
”幼いから” という理由で、子供自身の意思を尋ねない親、というのは
さほど珍しくないように思います。

そして、そういう場合、よくこんなフレーズを耳にしますし、
僕自身、何度も言われました。



”みんなこうしてるんだから、アンタもこれでいいでしょ!?”


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理由を説明してくれたら、納得できる事も少なくないと思うんです。

”子供なんだからわからないでしょ” というのも決めつけで、
僕自身は結構込み入った話でも理解していた記憶があります。
ですので、腹立たしさは勿論ですが、
”言いたい事はきちんと言わなければ” という気持ちが湧くと同時に



”決定権を他人に握らせるな” と心に刻みました。





さほど記憶に残っていない小学生時代はすっ飛ばして、中学校時代。



部活動は全員強制。
選択肢は殆どないまま、バレー部に入らされる。
この時点で毎日が地獄。


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加えて、中1半ばから受験直前まで、進路を巡って父親と毎日大ゲンカ。
”進学校 → 4年制大学 → 大企業で終身雇用” を強要する父親に対し、
”終身雇用が崩壊するのは明らかじゃん。これからは専門職に就いて、中国相手だっつの” という僕。
(この頃は賢かったなぁw)



”無意味な強制からは距離をおく” と決めました。





紆余曲折を経て、自由度の高い希望校に進学。
ご多分に漏れず、ファッションに興味を持ち出す☆

少しずつとは言え、自分で洋服を買うのが普通になった頃、あるお店と出会います。
当時勢いのあった、ロンドンのデザイナーズブランドを中心に、
インポートブランドを多数扱うセレクトショップでした。

初めてお店に行った日の事は、今でも覚えています。
緊張して入ってみると、見たこともないブランドとデザインの洋服。
高級感のある空間に、気さくだけど丁寧な接客。



一発でヤラれましたwww



2時間ほど滞在した後、
”こ、こんなに高い服買ってよかったのか!?” と煩悶しながら、
ジョゼ・レヴィのコートを抱えて帰りました。
(今や、この名前を知ってる人も少ないでしょうね...)


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はい、ここで人生変わっちゃいました。笑





この後、毎月のバイト代が、振り込まれた翌日に消えてなくなる、という異常な生活が始まります。
とんだ道楽息子ですよね。笑



とーちゃん、ごめんよ😂





(つづく)





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