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自分の病気と「書く」ということ

 病気持ちである。
うつ病というやつだ。
自分自身、なんとなく、うつ病などの精神疾患には無縁な人間だと思っていた。
今でも、自分とはそりの合わない病気だと思っている。
「頑張りすぎる人がなる病気」
「SOSを出せない人がかかる病」
…なんていうことを聞いていたから。
私は「こんなにいいいかげんでテキトーな人間がいるなんて!」と他人様に驚かれたことが何度もあるくらい「頑張りすぎる」こととは無縁の人間である。
それに、ちょっとしんどいだけですぐに大袈裟に「ぎぇ~、もう無理っす!」と叫ぶ人間でもある。SOSが出せなかったことがない。出しすぎていたくらいだ。
しかし、私は40代のおばさんであるが、人生長く生きていると、自分一人で乗り越えたり処理できない苦難が同時にまとめてどどーんと襲い掛かることがあるのだ。
何かで「人生の不安なことが実際起こるのはたった5%の確率。だから人生、心配ばかりするのは損ですよ☆」というような話を聞いたことがあるが、私の場合は不安に思っていたことに加えて想像もしなかった不運がわんさか同時に襲い掛かってきたのだ。
誰だよ、5%とか言ったやつは。ちょっとこっちこいよ、である。
で、不安も不幸もまとめて集団で一気にやってきやがったため、さすがの私も敗戦してしまったのだ。

無実の罪で、私は車の免許取り消しとなり、
無実の罪で、職場で同僚の巻き添えで、身に覚えのない不正の共犯者として島流しにあい、
身に覚えのない言いがかりをつけられて、夫に離婚届を告げられ
その後、子どもが不登校になってしまった。
そして、長年信頼していた人も無言で離れて行ってしまった。

ぜんぶ見事に同時に来た。
私の脳みそはこれらを処理しきれず、エラーを起こしてしまったのだ。
「寝たきりになる一歩手前ですね。もう、顔つきが完全にうつの顔です。」
医師にそう言われ、「うつ顔」って何やねん、と心の中で突っ込んだ。
でも、他人様から見ても分かるくらいに私はうつ病なんだとショックを受けた。
そして、うつになり、色々なことができなくなった。
その中でも「読み書き」ができなくなったことはショックだった。
なにしろ仕事の業務に差し障る。
あまりいい方法ではないが、荒治療で「読み」に関しては20万円の
通信教育を申し込み、嫌でもテキストを読まなければいけない状況に追い込んだ。
で、「書き」に関しては、どうしたらいいものかと悩んでいたが、
とりあえずここで何かを入力し、保存することでリハビリになるかと考えた。
なので、これは私のリハビリです。
ぼちぼち書きます。
出来れば面白いことを。






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