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衝撃の横浜

初めて横浜に行った。

旅先で最初にすることは、本屋に行くことである。

というのも、専門書の比率と街の文化度とが一致すると思っているからである。

「ホモロジー」「圏」などの単語を数学の棚で見つけたら、「この街は好きになれるかも」と想像する。

数学でも、受験参考書しか置いてなかったら、ガックリする。

横浜はどうだろうかとワクワクしていた。

早速グーグルで調べた。

紀伊國屋がヒットした。

「豊富な品揃えを誇る」と書かれている。

SOGOにあることがわかった。

行ってみた。

エスカレーターでSOGOを楽しみながら、紀伊國屋書店を探した。

最上階まで登ったが見つからない。

見落としかと思い、地階までエスカレーターで降りた。

見つからない!

インフォメーションのお姉さんに尋ねた。

7階にあるらしい。

不思議な感覚だ

もう一度エスカレーターに乗った。

衝撃が走った。

「紀伊國屋書店」があった。

小さなフォントである。
(写真参考)

活字文化が虐げられているように感じた。

エスカレーターを降りた。

見渡す限り「無印良品」である。

店員さんに尋ねた。

やっと見つけた。

もうヘトヘトだった。

旅人には見せない風土かとさえ思った。

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