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大学入試問題(小論文)高校時代には解けなかった! 今も? 45

アメリカの作家エドワード・べラミーが 1888 年に公刊したユートピア小説『顧みれば』に見るように、多くの人々が生産力の発展にともない殆ど働かなくともよい世界を夢想してきた。今日、確かに週休2日制が普及し、労働基準法で 1 日の労働は 8 時間までと定められているように、べラミ―の時代より人々の労働時間は、概して短くなっているうに思える。しかし、日本では過労死やブラック企業の問題が注目されるように、まだまだ長時間過酷な労働を強いられる状況はなくなっていない。こうした状況について、以下の 2 問に答えなさい。


問1.あなたの生まれた国あるいは滞在した国の状況と日本の状況との相違点を指摘しなさい。また、それが生じたであろう要因について考えを述べなさい。


問2.日本に限らず、19 世紀より今日に至るまで労働時間を短くすることを可能とした要因は何であり、それを阻んで長時間の労働につながった要因は何であろうか。考えを述べなさい。

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