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一人一役大改革記録 episode4     必要なこと不要なこと

全員が納得できる方法というものはありません。それは当然のことです。
ではどうしたら多くの人が参加してもいいと思えるか、そして私たち執行部のストレスの根源

  ①会員名簿の作成(500人分のきょうだい合わせや連絡先の確保)
  ②クラスごとの各委員会開催に必要な最低人数のすり合わせ
  ③一人一役決めの保護者会(ただの地獄)

をいかに減らすかが課題となりました。

①会員名簿の作成(きょうだい合わせや連絡先の確保)

PTA会員の名簿はPTAで作らないといけません。そこで活動エントリーシート(調査票)を配布して記入してもらい集計します。PTA会員(保護者)、児童の名前、連絡先、きょうだいの有無、いる場合はどのクラスか、を把握します。うちの学校は500人の児童に対し世帯数は400弱です。回収後は全ての調査票を読み上げ集計します。記入間違いも多いですが、効率が悪かった昔は4時間以上x3日ぐらいの夜間作業をしていました。今は効率を見直し2時間程度の作業を3日すればできるようになりました。(今までのは何だったんだ…)
この作業は活動選択制になっても必要な作業だったので継続することとなりました。

②クラスごとの各委員会活動に必要な最低人数のすり合わせ

委員会活動を行うには必要人数があります。

例えば、プール委員が夏休みのプール開放を4日開催するには・・・
1日10人の監視員(規定あり)x4日間=40人 となります。その場合6学年x3クラスだと18クラスあるので40人÷18クラス=2.2人。
最低2、3人は各クラス必要となります。

このように各委員会で必要な人数を振り分けます。その合計が1クラスで委員会活動を行うために必要最低限な人数になるのです。保護者は児童数と同じではありません。きょうだいがいる場合、どのクラスで委員会を引き受けるかが選べます。そこでクラスでの活動希望人数に偏りがでるとそのクラスにきょうだいがいる方へ直接連絡して活動クラスを変えてもらえないかお願いします。

しかし、活動選択制では「第一志望の委員があなたの委員で決定です」となるのです。場合によっては委員さんがいないクラスも出てきます。でも活動自体は学校全体、もしくは学年全体で行います。果たしてそのクラスに委員さんがいなくて本当に困るのか?他のクラスの委員さんでカバーすればいいのではないか?先生方に「担任のクラスに委員がいなくて困ることはありますか?」と聞くと「特にない」と即答でした。
結果、やる気のある委員さん全員で学年または学校全体をカバーする、というざっくりとした答えを出しやってみることにしました。

③一人一役決めの保護者会の撤廃

地獄の保護者会については以前説明し、またPTA役員経験者なら誰しもわかるかと思います。「活動選択制」にすると「第一志望の委員があなたの委員です」ということになります。ですので、保護者会の開催自体が必要なくなります。最高です。これが一番嬉しい事です(個人的な意見です)
でも、どこでその意思を確認するかが必要です。そこで今まで使用していた「活動エントリーシート」を見直しました。

④活動エントリーシートの見直し

活動エントリーシートには「保護者の名前、連絡先、在籍児童の名前、クラス、きょうだい状況」「PTA共済の加入申込み書」「一人一役決めをする保護者会への委任状」を記入していました。しかし、一人一役決めの保護者会を撤廃したため委任状欄が不要になりました。そこで空いたスペースに委員会名を並べ「希望する活動委員会」に☑をつける欄に変更しました。集計する時点で各委員会での活動人数を把握でき、足りない委員も把握することができます。ちなみにエントリーシートの文頭には「PTA活動に賛同する方はこちらの書類をご記入ください」と記載しています。賛同しない方は記入しない、または提出しない、ということもできます。また、賛同はするけど委員会活動はしません、という方は☑をつけずに提出すれば会員になる意思も確認できます。提出しない方にはアプローチしません。あくまで「任意の団体」ということを理解したうえで記入してもらうスタイルにしました。

こうやってひとつずつ問題を考えながらクリアにし、または「やってみないとわかんないよね」と言いながらも「やってみる」という前向きな発想を形にすることができました。

次は改革に際して新しく作った委員会について記録したいと思います。

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