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心理占星術に近づいてみる / 師走だけど、あと5ヶ月あるから大丈夫

火星サイクル手帳を手に入れて、太陽暦のカレンダーから離れてみた人のレポートです。火星サイクル手帳の日記は、目次の2つ目からどうぞ。


上の記事は1年以上前です。

この間にいろいろなことがありました(人生なので、それはそうですね)。手帳を使ううちに、この手帳の元になっている占星術や、サイクルの考え方にかなり興味がわきました。

そこで私は、手帳の作り手兼・心理占星術の講座や鑑定を行っているnicoさんに心理占星術を学んでみることにしました。

nicoさんが扱っているのは、対象の心象やそのプロセスをホロスコープから読みとり、構造としてとらえる「心理占星術」というものです。なんのこっちゃ、と思うかもしれませんがまあ聞いてください。

この手帳は「火星サイクル」とあるように、火星に注目したものです。
占星術が扱うホロスコープ(生まれた日の空に、太陽と惑星がどこにあったかを図式化したもの)には、他に月や太陽も含めて10個の天体があります(もっとたくさんの天体を扱うものもある)。それぞれのサイクルで、まさに今も空を運行しています。

かなりざっくり言うと、星のいろんなサイクルを人は生きたり、苦しんだり、楽しんだりしながら日々をやっているということです。そういうことにして、古くからの歴史をもつ星の象徴や解釈、星同士の関係などから今の現実を照らし合わせてみる。もちろん今、運行する星の位置にも注目する。
学びはいつも、へー!とか、ほー!の連続です。


たとえば前回の記事、火星サイクルかに座のときに、いつものやり方をあえて変えてみることで、こっちもありなのかもと実感した話。



心理占星術の世界をのぞいたら、自分が客観視された話


私は、検索魔の素性があります。とりあえずよさそうな情報を集めておく、とりあえず「欲しいものリスト」に本を登録する、とりあえず「新規タブ」にしておく…こんな収集してしまいがちなんですが、ふたご座について学んだとき、発見がありました。

「これはいい」と思うということは、情報の価値を判断しているってことです。「こんな意味があって」とか、「この分野で新しい」「役に立つ」「これが癒し」とか、その基準はいろいろ。

しかし、ふたご座は「判断が入る前の」情報という側面があるそうです。

もしかして…私は価値をはっきり判断してからしか情報を取りにいかないのか? とハタと思いました。

いや、判断はもちろん必要なことです。しかし、ブラウザのタブを常に100以上作ってしまうんですが(減らしたい)、タブは「健康のため」「仕事に役立つ」「後で読まねばならない」とか、私にとっていい子ちゃんで明確な理由をもとに価値ありと判断したものがほとんど。なんと息苦しいタブでしょうか。

ふたご座の眼は、情報を選別せず、ただフラットにものごとを見る。

これは「価値を持っているかをジャッジ」してから情報収集する私を客観視させてくれました。出会った瞬間にものの価値や意味を決めつけるばかりはよくない。それはほんとによくない。

「とりあえず価値がありそうだから」「必要だろうから」とタブを開くのは、やめてもいい。なんとなく気になったものを理由なく選んだり、価値を確定しないでそのままにしたりすることも、実は選択していないだけで、できる。広大なネットや世界で、別に何を拾っても、拾わなくても、ほんとはいいはずだ、私。

こんなふうに、なんとも言えない自分を見つけたりしながらやっています。
別に自分がふたご座に天体を持っているかどうかは関係なく、なんというか、「あり方」や「とらえ方」の選択肢が増えた気持ち。
他にも、他人のホロスコープを通して、「自分だったら?」に思いを馳せたり、天体やサイン(星座)の象徴それぞれの切実さを知ったり。新しい視点を持てることは、楽しい。


世間は師走ですが、火星の1年(?)は、あと5ヶ月あるから大丈夫


この記事は火星サイクル手帳を手に入れた人の日記なので、火星がさそり座にいたときのことも記録しておこうと思います。

さそり座にいる火星のテーマは、nicoさんによると今回は「根腐れしそうな鉢の土を入れ替える」。

いろんな活動をしていると、関係各位の力関係が絡み合い、本来の目的は形骸化し、あちらを立てるとこちらが立たない、身動きの取れなさが生まれがちです。このようにパンパンに根回りした鉢を、ごそっと一回植え替えよう、というもの。

さそり座は、古典では火星と紐づけられていることもあり、力関係への意識が高まりやすいとか。
私は巨大組織のように大勢の人に囲まれた仕事や生活はしていません。なので、力ね…そりゃ風通しはあったほうがいいしねと思うくらいでした。
が、この期間何があったかというと、めちゃくちゃ体調を崩していました。巨大組織って、人体のことだったんか…?

たしかに胃腸のことよりも「脂身食べたい」を優先し、「眠い」よりも夜更かしを選ぶのは選択権を持っている私です。体がリセットを要求していた、と言えるのかも。まあこの話は冗談半分ですが、限界を迎える前に惰性の夜更かしは減らそう、これ以上体が悲鳴を上げる前に、とは思いました。

火星サイクルは、現在2023年12月で進捗約70%。ちょうど、火星が8番目のさそり座から、9番目のいて座に移動しました。火星がいて座にいるのは2024年の1月3日まで。正月三が日までですね。

いて座の火星は、「さそり座で感じた大切なことを握りしめ、的(まと)を定めてどんどん進む」です。世間は年の瀬ですが、体調がやられていても火星のサイクルはまだ5ヶ月ある!ので、師走を元気に乗り越えていきたいです。


下は火星サイクル手帳公式のページです。



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