音沙汰の継続、または近況報告

喉が痛い。


痛い。四重には潰れた。それはもう潰れに潰れまくった。その上で得たのは「喉が潰れないようにする技術」ではなく「潰れた上でデカい声を出し続ける技術」である。正直潰れる前の自分の声がもう思い出せない。

さて、このnoteは所謂近況報告。とは言っても言える事は無いに等しいのだが、それでも何かを書かないと気がすまないものだから困り物だ。

今の僕の生活は随分と世離れしている。暫く僕の人生の核だったスマートフォンは信用できない。PCも信用できない。何よりも信用できるものは腕時計とメモ帳、一本のボールペンだ。

泣きそう。というか五、六回は泣いた。
周りの同期もみんな泣いてるから何も問題は無い。




執筆ができねえ。

これが本題である。恐らく本当に半年程は禄にできないかもしれない。従来僕にとって創作、執筆とは人生をずっと縛る鎖であろう存在であり命綱でもあり、時間を忘れて没頭できる物だった。

しかしどうやらこれからの僕の人生は"時間を忘れる"という事が許されないらしい。夜更かしなんて概念も当然存在しない。レッドブルを飲んで徹夜の眠気を殺しながら眺める、絵の具をぐっちゃぐちゃに混ぜた様な汚えAM5:25の空は当分見ることができないのだ。

スマホやPCに映る文字の羅列をずっと睨みつけながら生活を続けていた僕が、今度は父親に貰った腕時計とメモ帳をずっと睨みつけている。常に己の怠惰と闘っていた創作が、今度は生活の繁忙にワンサイドゲームを決められている。

悲しい。創作ができない。この悲しみがベッドメイクと着替えを寝起き1秒後に怒号を受けながらやっている時も、同期と食堂で飯を食って一息ついてる時も、脱衣所でパンツ1丁で怒鳴られている時も胸の奥底に存在している。


でも、後悔は一度もしていない。
なんでだろうか。


今僕は10日ぶりの外出で電車に揺られながらこのnoteを書いている。暫くはこうやって時間の隙間を盗み見ながら、或いは手に入れた少しの自由を消費しながら少しづつ進捗を積み重ねていく事になるだろう。

車窓から見える満開の桜が綺麗だ。
くそったれ。

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