Big Bang Theory S2Ep13 シェルドンの友達作りと昔話

この記事のタイトルは、ドラマで取り上げられているネタからつけたものです。ドラマの正式なタイトルはこれ。

The Friendship Algorithm:オタク式友達作りの法則

ビッグバンセオリーを見ていて面白いなと思ったオタクネタで自分が知っているネタ、調べたネタをまとめておいておくために作ったものです。ざっくりとした背景はこちらもご覧ください。目次もかねて作成しています。

あらすじ

グリッドコンピュータを使いたいシェルドンは、それを管理しているクリプキが友人なら使わせてくれると聞き、そのためだけに友達になろうとする。しかしあっさりと断られてしまい、クリプキの趣味に付き合って仲良くなろうとするが...

イカボッド

大学の食堂でクリプキからあっさり友人になることを断られ、シェルドンは「考え直してみて」とクリプキに頼むものの、「考え直しそうもない」ことは明らか。家に戻ったシェルドンは、クリプキに電話をかけて留守録に「保留中の友達の件だが」とメッセージを残す。

このメッセージを聞いていたペニーのセリフ。

日本語字幕:ついに壊れたの?
英語版台詞:What’s up with Ichabod?

Ichabodとは、「スリーピー・ホロウの伝説」という1860年に出版されたアメリカの開拓時代の物語の登場人物、イカボッド・クレーンのこと。彼が住んでいたところの付近に住む子供たちに教える教師だったが、「クレーン(鶴)」という苗字さながらに細くて背が高い人物で、子供たちには「鞭を惜しむと、子供は甘くなる」と信じて教えていた厳しい教師として描かれている。

背が高くて厳しい=シェルドンが、「友達になろうよ。返事を待っているよ」なんて電話を掛けたので、ペニーが「イカボッド、どうしちゃったの?」と聞いた訳か。ペニーが引用するぐらいなら、アメリカ人ならだれでも知っている人物な訳で、原作をもとに映画も作られていた。

こちらは原作。

同じ作者によるリップ・ヴァン・ウィンクルも確かに良く出てくる。どこで見たか忘れたけれども、アメリカのドラマで引用されているのを見たことがあります。ついでにこんな本までありました。

そして原作をもとにした映画がこちら。ミステリー風のカバー写真ですが、原作にも首なし騎士が馬に乗ってでてきますし、映画は原作をきちんと踏まえて作られているとか。

それにしてもこうして並べてみると、今や本よりDVDが安いとは、なんか驚きますね。

サイロン

シェルドンは、同僚と仲良くなるためのリサーチとして211問からなる「友達はなぜシェルドンが好きなのか」アンケートを友人たちに配る。最後に自由記載欄(エッセイ)まで付けてある模様。

このエッセイへのレナードの回答が「サイロンの地球征服後なら友達ができる」。サイロンとは「宇宙空母ギャラクティカ」に登場するキャラクター。

スターウォーズの成功を見て作成されたオリジナルシリーズ(1987年)と、今世紀に入ってリメイクされたものとがあります。

リメイク版でスレイス中尉として登場しているケイティ・サッコフは、ビッグバンセオリーのシーズン3・4でも登場しますし、スターウォーズのスピンオフ・アニメ、「クローンウォーズ」や「反乱者たち」、「マンダロリアン」でのボ=カターン・クライズ役で登場しています。

オウムさんは動物園の新入り

「友達になる方法」は研究済みのはず、と思いついたシェルドン。レナードに車を運転させてモールの本屋さんに出かける。
書店の店員さんに、「友達になる方法についての本」の場所を聞くと、子供向けしかないとの答えに、参考にできるからと絵本を選びに行く。

そこで見つけた本。棚から取り出しタイトルを読み上げるので、いかにもありそうな感じだけれども、実際には見つからないです(笑

英語でのタイトルは「Stu the Cockatoo is New at the Zoo」ですが、アメリカのAmazonでも出てきません。
シーズン2の第21話でも同じように、「有名な絵本、コーンウォールののっぽさん」というのも出てくるけれども、こちらも見つからないです。

そのかわり、「Stu the Cockatoo is New at the Zoo」でこんなTシャツが売られているようです。

もう笑いを禁じ得ないですね。つい、買ってしまいそうになるけど、日本じゃ売ってないだろうな。

この記事も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

本エピソードで他に見落としているネタがありましたら、コメントいただけると嬉しいです。


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