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「君の瞳に映る僕」自由詩

こんにちは。
noteでは、お久しぶりのローランです。
今回も、言葉の添え木さんのお題です。毎日、このお題で書かせていただいているのですが、参加されている他の方の視点や言葉の選び方など、とても勉強になります。
それで、今日は、「君の瞳に映る僕」というお題なんですが、とても明るくハッピーな印象を受けました。でも天邪鬼な僕は、逆の暗いイメージで書いてみました(笑)
てか、僕の書く内容は暗いとよく言われます。きっと本人の内面が投影されているのでしょうねぇ。
それでは、今回もお楽しみいただけると幸いです。


混沌とした世界に一人きり

「君の瞳に映る僕」

憤る日常も
悔しい気持ちも
なるだけ表に出さぬよう
心の炎を抑えて
淡々と生息し
笑顔で他人を褒め
本当は羨んでいるのに
平気なふりをする
そんな僕はどう見える
卑怯な奴
弱っちい奴
やる気のない奴
日和見な奴
うん
わかってる
わかってやっているから
質が悪いかもね
でもこうでもしないと
僕はもう自らの炎に
焼き尽くされそうなんだ
助けてよ
どんなに叫んでも
救いの手なんかこない
掴もうとした手は払いのけられ
逆にうっとおしいとさえ思われる
混沌とした世界でもみくちゃにされても
そこから自力で立ち上がるしかないから
なりふり構わぬ行動が生きる術
君の瞳に映る僕が
たとえどんなに醜悪であろうとも

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