ローラン

こんにちは! 演劇集団青の会所属のローランです。脚本家、役者修行中。詩や短編小説を書い…

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こんにちは! 演劇集団青の会所属のローランです。脚本家、役者修行中。詩や短編小説を書いています。 スキ&フォローいただけると嬉しいです。 ©️2023 Rolland

最近の記事

「君の瞳に映る僕」自由詩

こんにちは。 noteでは、お久しぶりのローランです。 今回も、言葉の添え木さんのお題です。毎日、このお題で書かせていただいているのですが、参加されている他の方の視点や言葉の選び方など、とても勉強になります。 それで、今日は、「君の瞳に映る僕」というお題なんですが、とても明るくハッピーな印象を受けました。でも天邪鬼な僕は、逆の暗いイメージで書いてみました(笑) てか、僕の書く内容は暗いとよく言われます。きっと本人の内面が投影されているのでしょうねぇ。 それでは、今回もお楽しみ

    • 異世界に召還されてここで広がるオレ色の空

      こんにちは。ローランです。 今日は、花宮來生さんの主催される企画「空の色」に初参加させていただきました。 さて、今回は異世界召還もので物語詩を書いてみました。プロットのようなあらすじのような、さらっと読んでいただけるお話です。 こんな異世界に召還されたら楽しいだろうなぁと思いながら書きました。 さらっと書いているので、異世界の風景や街や人々の様子などには踏み込んでいませんが、ここから始まって、もっともっと深く書いていけたらいいなぁと思います。 それでは、お楽しみ

      • 「譲れないもの」自由詩

        こんにちは。noteではお久しぶりなローランです。 今日は、言葉の添え木さんのお題です。 人には譲れないものがあります。人種、宗教、国、経済、社会体制、コミュニティ、ファミリー、自分。さまざまです。これらが複雑に絡み合って、争いが起こったり、生きづらい社会になっていたりしますよね。個人の自分は自分が属する国や社会でどうにかして生きていかなくてはなりませんが、概念をほぐして、少しでも生きやすい世界になったらいいなぁと思い書きました。 今日もお楽しみ頂ければ、幸いです。 譲れ

        • 眠りの森(自由詩)

          こんにちは。ローランです。 今日はファンタジーの物語を詠んでみました。よくある物語ですが、吟遊詩人がリュートの調べにのせて歌っている姿を想像しながら書きました。 本日もお楽しみいただければ幸いです。 眠りの森 森に守られたある国に 異教徒との戦いで 人質とされ 連れてこられた姫がいた 戦勝を祝う宴席で 後ろ手に縛られ 王の前に跪く 可憐な異教徒の姫 その面立ちは まだあどけなさを残す 羽化前の蝶のよう 恐怖で身は震えているが その目は強い光を宿し 我が身に降りかかる運命

        「君の瞳に映る僕」自由詩

          天国(現代詩)

          こんにちは。ローランです。 今日はこちらに投稿してみました。 七夕の日の思いを言葉にしてみました。 今年の七夕祭りの当日は、街に屋台なども出て、多くの人で賑わっていました。私はその様子を横目に、車で通りすぎてバイトに行きましたが(笑) でも、そのあと雨が降ってきたので、笹流しはできたのかなぁ、織姫様と彦星様はちゃんと会えたかなぁと思いました。 では、今日もお楽しみいただければ幸いです。 天国 遠く離れてしまった二人は もう二度と会うことはないけれ

          天国(現代詩)

          物語詩「忘らるる都」

          お久しぶりです。ローランです。 久々にnote投稿します。 どうぞよろしくお願いいたします。 本日もお楽しみいただければ幸いです。 忘らるる都 豊かな緑 豊かな水 活気あふれるその都で 恋に落ちた王女と青年がおりました 隊商を率いてやってきた その青年が神殿に 供物を捧げる儀式の時に 王女と青年 互いの姿を垣間見て 一目で恋に落ちました ところが身分の壁が立ちふさがり 二人の心にのしかかる 恋焦がれた青年は 姫への目通り叶えようと 来る日も来る日も 神に祈りと財宝を捧

          物語詩「忘らるる都」

          自由詩「メヌエット」

          こんばんは。ローランです。 今日は、昨日Twitterで言葉の添え木さんによるお題「メヌエット」で書いた詩を改訂したものです。フランスの小説「アンジェリク」のオマージュ作品です。 Twitterでは文字数がやはり少なくて、状況説明がしきれていないなぁと思いました。 では、今日もお楽しみ頂ければ、幸いです。 「メヌエット」 ここ数年出征続きの我だったが たった今まさかの天恵がもたらされた 数日前に戦場から急に呼び戻され 渋々出仕した宮廷 太陽

          自由詩「メヌエット」

          物語詩「クマさんみぞれ鍋」

          こんばんは。ローランです。 今日も物語詩「君と僕」シリーズの続きです。ちょっと続いているので違うものにしようかなぁととも思ったのですが、しばらくハッピーな恋物語もいいかなと思い、続きにしました。 では、今日もお楽しみ頂ければ幸いです。 「クマさんみぞれ鍋」 LINEが鳴る 画面を確認する 君だ 君が移動公演から帰ってきた 僕はいつものワゴンを押して ウキウキしながら君の部屋に行く 今日はみぞれ鍋だ 君は疲れていると食欲が落ちるから 野菜をたくさん

          物語詩「クマさんみぞれ鍋」

          物語詩「幸せな時間」

            みなさん、こんばんは。ローランです。  今日も物語詩です。もう物語詩でも自由詩でもいいやっていうことで、物語詩って名乗ることにしました。詳しい定義は3マイルくらい先においておくことにします。いや、それ以前に、詩と名乗ることにも何だか気が引けるというか、これって詩として成立してるのかしら…という疑問もありつつ、作品のプロットを書いているような気分になるときもあります。  さて、今日も「君と僕」シリーズです。ハッピーなお話を書いていると何だか自分も楽しくなってくる気がします

          物語詩「幸せな時間」

          物語詩「君の朝食」

           こんにちは。ローランです。  今日もハッピーな「君と僕」をお届けします。君の笑顔を見るためならどんな手間も惜しまないと思う僕の愛が駄々漏れでハッピーな朝食づくりです。  では、今日もお楽しみいただけたら、幸いです。 「君の朝食」 目の前のジューサーミキサーに 僕はどんどんカットした野菜やフルーツを押し込んでいく そこにヨーグルトと豆乳と蜂蜜を加えスイッチオン ギュイイイインギュイイイイン どんどんすりつぶされ混ざり合い うすい緑色になっていく液体 これは君の朝食 野菜と

          物語詩「君の朝食」

          物語詩「HAPPY」

           こんにちは。ローランです。  今日も物語詩(自由詩)です。なんだか朝から速報とか驚くことがあって心がざわざわしているので、ハッピーな気持ちの話にしようと君と僕の続きを書くことにしました。  では、今日もお楽しみいただけたら、幸いです。 「HAPPY」 パソコンに向かっていると lineのお知らせ 画面を見ると君のただいまのスタンプ 可愛いスタンプを君はたくさん持っている 僕もお帰りと返信する さぁ、今日もすでに準備万端 ワゴンに並べた僕の手作りごはん ラップがしてあるか

          物語詩「HAPPY」

          自由詩「家路」

           こんにちは。ローランです。  今日も自由詩です。もう、物語詩としたほうがいいのかなぁと毎回悩んでいます。  今回は前回の「それから」に続くお話です。君と僕のシリーズです。一緒のマンションの階違いに住むことになった君と僕。新生活が始まります。 「家路」 事務室に住所変更の届けに行く 用紙に新しい住所を書き込んでいく 同じ部屋で一緒に住めるわけではないが なんだか紙までが輝いているような くすぐったいような心地がする お願いしますと 僕は満面の笑みで提出した 受付の事務員さ

          自由詩「家路」

          自由詩「それから」

           こんにちは。ローランです。  君と僕の物語のシリーズです。自由詩というか物語詩でしょうか。毎日言っていますが、定義がよくわからないです。 このシリーズの正式なタイトルはまだありませんが、僕と君とか、適当にそう呼んでいたりします。 時系列はバラバラで、前後しながら時間を埋めていくように書いています。  この二人の人生の前半は楽しいことがたくさん書けたらいいなぁと思っています。  では、今日もお楽しみいただけたら幸いです。 「それから」 君に報告があるよ

          自由詩「それから」

          自由詩「姫呼び~意味が分かると怖い話~」

           こんにちは。ローランです。  今日は、ブラックな闇の自由詩です。最初気づいてなくても、意味が分かると怖いことってありますよね。そんなブラックなお話です。  本当にあったことではありませんので、念のため。 春になり、夢と希望をもって新しい世界に一歩を踏み出した新人さんたちが多い季節。 もし行った先で、こんな風にされたら怖いだろうなということを想像をしてみました。  では、今日はブラックなお話をお楽しみいただけたら、幸いです。 「姫呼び~意味が分かると怖い話~

          自由詩「姫呼び~意味が分かると怖い話~」

          自由詩「決心」

          こんにちは。ローランです。 今日も自由詩です。というか、物語詩と言ったほうがいいのかも知れません。 君と僕のストーリーを追っていく物語です。 君と僕の付き合いはじめは、銭湯での「フルーツ牛乳」の話です。できれば、もっと付き合っている途中のハッピーな物語も増やしていきたいなぁと思っています。Twitterでは、主に後半部分をいくつか断片的に掲載していましたので。 では、今日もお楽しみ頂ければ、幸いです。 「決心」 君と出逢って 何度目

          自由詩「決心」

          自由詩「負けないぞ」

          こんばんは。ローランです。 今日も自由詩です。この作品は以前にTwitterで掲載したものを改題改訂したものです。 蜘蛛の糸ってお話がありますよね。とても素晴らしい仏教のお話です。でも私には、どうにも意地悪なお話にみえてしまうのです。どうせ切れてしまうのがわかっているのに、これ見よがしに糸なんて垂らさなくてもいいじゃないか、期待を持たせてから落とすなんてちょっと酷くないか?と思ってしまう私はへそまがりな厄介者です。まるで世の中を表現しているみ

          自由詩「負けないぞ」