担任時代にしたくてもできなかったことをしたい
小学校の先生は、本当に楽しい仕事でした。
今でも先生をしていたころのことを思い出すと、「大変だった」よりも「楽しかった」の気持ちの方が大きいです。
小1から小6まで担任させてもらったけれど
どの学年もそれぞれの可愛さと難しさがありました。
教員なりたてのころ、周りの先生から「低学年向きだよ」と言われていた私ですが
高学年を担任することの方が多く、その方がしっくりくるように感じました。
1.不登校の教え子
不登校の子を担任したことも複数回あります。
その子が希望してくれていたので
毎週末家庭教師のようにドリルや教科書をもって放課後お家を訪れたり
手書きの通知表を作ってみたり‥
自分なりに不登校の対応を頑張りました。
でも、どうしても毎回
「もっとこうしたかった。もっと色々と話したかった。」と思っていました。
ご縁があってせっかく担任できた子どもたち。
どの子も残らず大切にしたいし、ベストをつくしたい。
特に不登校の子はきっと個別の対応が必要で、親でない大人(担任)にしかできないことがあるのでは‥と常々思っていました。
「こうしたら良いかも」という対応のアイデアは頭にたくさん浮かんでいました。
それでもなかなかそれを全て実現することができませんでした。
授業研究、成績付け、学校行事の準備、研究授業‥
担任としての役割は私にとってとても大きくて
毎日を乗り越えることで必死だったのです。
不登校の子にもっと向き合いたい‥
そう思いながらの教員生活でした。
2.SNSでの発信を通して
子育てを理由に退職が決まってからも
不登校対応について考えることは減りませんでした。むしろ教員をしていたころよりも本を読んだり、考えたりすることが増えたように思います。
SNSで発信をし始めたのも、
不登校についての考えを深めたり
意見を交換したりしたいと思ったからです。
そんな日々の中で、ふつふつと
「平日の昼間、お家で過ごしている子とそのお家の人の味方でいたい。じっくり向き合って力になりたい。」という想いがわいてきました。
3.新たな目標
「1人の子とじっくり向き合ってみたい」
自分の想いが明らかになった私は
今の自分の生活の中で
どんな形ならそれが実現できるか?と考えました。
そして「オンライン家庭教師を始めたい」と思うようになりました。
今は具体的にどのように始めようか、様々な方にお話を聞いて自分なりに考えている段階です。
「不登校」の一言ではくくれない、
それぞれの事情がある子どもたち。
学校に行かない選択をした子どもたちにとってどのような学習が必要で、
どのような先生が求められているのか‥。
これからも自分なりに考え続けていきたいです。
最後まで読んでくださってありがとうございました!
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