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ジャムとお菓子の通信販売

20代の頃、romi-unieの活動を始める前、みえちゃんと2人でROMYMiERロミミエというフードユニットで2年ほど活動をしていました。フードイベントを不定期でおこなっていましたが、フードイベントの告知はフライヤーをつくってカフェに置いてもらうという地道なものでした。

それからのいろいろなお知らせの仕方がネットやスマホの発達とともに、の活動のお知らせをするのですが、ふりかえってみるとなかなか感慨深いものがありますねぇ。2000年のROMYMiER時代は、BBSなるネットでの掲示板(懐かしい響き!)で告知するようになって、そしてromi-unieの活動をスタートした2002年はフォト日記みたいなヤプログ!だったかな?ブログの前身みたいなサイトでブログ的なものをスタートして(それ自体は消えちゃいましたね)、そのあとは、時代はブログ!みたいな流れになり、ココログさんのオフィシャルみたいなので2005年からしばらくブログを続けていました。ちょうどお店もオープンして、30代の忙しい日々が綴られています。
今となっては懐かしい!
http://romi-unie.cocolog-nifty.com/blog/2005/06/index.html

お知らせの仕方などは、romi-unieの活動とともに目まぐるしく変化していきましたが、最初のromi-unieのホームぺージは、まさに『1日でホームページができる本』みたいなのを読み込んで自分で作っていました。Romi-Unie Confitureがオープンしてからは、知人にお願いしてホームページビルダーで作ってもらって、しばらくはそれをなんとか活用していました。Romi-Unie Confitureが2004年にオープンしてからやってきたコンフィチュールブームの波の時、電話で「送ってください」っていうのがすごく多かったんですが、なかなか対応しきれない感じで、時代的にもネット通販なんて夢のまた夢状態の世の中でした。そこでメルマガで発信して、メールで受注、決まった5個セットを販売するっていう方法を取っていたら、すごく売れたんですよ。そのチャンネルを持つことで、通販したい人にお届けできる方法が一つできて。でもそこからきちんと通販の体制をつくろうと、スタッフを一人入れて、通販用のページを作るCDロムで写真はまだアップできなくて、イラストでジャムの絵を描いて、2005年頃にいわゆるネット通販が始まりました。

イラストだけでも、なんとか買って下さる方はいらっしゃって、そこから今度はクロネコヤマトの連携を期待して立ち上がったばかりのeネコショップを利用してリニューアルをしました。伝票にデータが印刷できるB2伝票とか便利でしたねぇ。半年単位でジャムを定期的に買っていただくジャムメイツというのもスタート。今でいうサブスクリプション方式を、うちはだいぶ早めに始めていましたね。Web Shopの担当は当時2人いましたが、そんなに毎日たくさん売れる時代でもなかったなぁと思い出します。それでも利用される方もだんだん増えてきて、今度はスマホが普及して、ネット通販を利用するのも普通になってきて、少しずつWeb Shopでの売り上げが大きくなってきました。

2009年頃、Web Shopの大きなリニューアルをして、ジャムの画像がようやく写真になり(苦笑)、でも焼菓子の通販はまだできていなくて、季節に合わせて、時々ちょっとだけ販売をしていました。東京だったWeb Shopの発送拠点を鎌倉に移し、鎌倉のお店で2009年頃からMaisonで作った焼菓子をRomi-Unie Confitureで売り始めたのをきっかけに、焼菓子の販売もスタートすることになりました。季節の焼菓子の販売も年々増えてきて、2015年のRomi-Unie Confitureの移転でWeb Shopの販売分も考え、焼菓子製造の部屋を作り、ここでまたWeb Shopの商品数がドバっと充実することになりました。

そして、追われるように過ぎていく日々の中、気が付けば世の中はもうスマホも当たり前、ネット通販も当たり前の時代になっていました。鎌倉は観光地の一面と、IT系の人達の会社がたくさん集まり始めていたこともあり、ECサイトが得意な鎌倉の超ご近所さんの会社に、romi-unieのサイトとWeb Shopの全面リニューアルをお願いすることにしました。初めてプロにドーンとお願いする感じで、それまで自分たちで手作りでやっていたお店が、立派なお店になるようなイメージです。実際にWeb Shopの売り上げも年々右肩上がりで、ひとつの店舗としての考え方になってきました。売れたら、お店の裏で箱に詰めて売ってますという考え方では、お客様の期待にこたえられる規模ではなくなっていました。時代の流れもありました。
2018年にWeb Shop用の拠点を鎌倉市内で移し、ちょうどMaison romi-unieが10周年、次の2019年はRomi-Unie Confiture15周年のタイミングを前に、スマホでお買い物がしやすいように、今のサイトの形になりました。今のWeb Shop店長あやちゃんがずっと続けてきてくれたromi-unieのinstagramも、フォロワーが5万人とかになっていて、発信からWeb Shopでの反応にもリンクするようになって、こちらのお菓子やジャムに対しての想いも、いい感じに伝えられるようになってきました。いろんな方に写真やデザインなどをほめていただきますが、ほとんどは、Web Shopのあやちゃんと新しくスタッフになった有江さんとromi-unieスタッフでおこなっています。撮影もBISCUIT BOOKフォトグラファーのkeiko kuritaさんに指導してもらったりして、サイトリニューアルするときに自分達で撮れるようにしてきました。いいカメラも買って、小さな撮影スタジオもWeb Shopの部屋の一角に設置しています。

2019年のサイトリニューアルを経て、スタッフの充実、撮影環境の整備、受注・発送体制の整備をしながら、形は違いますが、小さなお店1件くらいの規模になってきました。その1年を経ての今年、2020年でした。実は、Web Shopスタッフも産休など様々な理由でメンバーが一新したタイミングだったのですが、コロナの影響で店舗の休業などもあり、不安な世の中でもイレギュラーな対応が山盛りで、でもあやちゃんを筆頭に心強いWebチームとなり、しゃかりきで対応に追われました。臨機応変な販売企画、急増する受注対応、丁寧な梱包、お菓子やジャムの賞味期限管理、在庫や包材の管理・確認など、見えない部分がとても多い仕事です。これから11,12月とクリスマスで忙しい時期を迎えます。時には理不尽なクレームを受けることもあったりしますが、みんなで慰めあいながら仕事に向き合っています。

いろいろと先のことを考えるのも難しい世の中だけど、じわっとした不安が続いている日々に、Web Shopは新しい可能性に満ちていて、がんばりどころ。楽しいお菓子やジャムの企画を考えるのは、なんか前向きな気分になれるし、喜んでくれる方が多いし、おいしい!と言ってもらえるのも嬉しい。なんせ、全国に、びゅーんとお菓子を送れるなんてありがたいことです。しかも冷凍でも!(ヤマトさん、ありがとう)
張り切って、改装して新しくできる製造スペースで、いろんなお菓子を作れるようにしていきたい。希望の光だと思っています。

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