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ライフタイムバリュー=人生の価値を高める「お寺」という存在を再定義した築地本願寺

築地本願寺の経営者が元ビジネスマンになって、リンク先にあるカフェの経営などいろいろ面白いことをしているというのは、自分もテレビで見たことがある。

番組を見て印象に残っているのが、築地本願寺がCRMとしてSalesforceを導入していたことだ。お寺とCRM、実際は親和性が高い。なんせお寺は一生付き合うもので、顧客(檀家?)の人生の価値=LTV(ライフタイムバリュー)を高めていくことが存在意義であるはずだから。

LTVを、単に生涯でどれぐらい自社のサービスにお金を払ってくれるか、という認識でいるマーケターは、改めて顧客の立場で考え直すといいと思う。

実現するための「築地本願寺倶楽部」という会員制度が、従来の檀家制度に取って代わる物で、提供価値は「人生サポート」。お寺という枠を超えて、ライフプランニングや医療相談、学びや宿泊まで幅広い。ポイントカードもある

今回、本が出たことで記事化されたようだが、本の中身も気になるところ。時間があれば(あまりないが)読んでみたい。

以下の記事もおすすめ(無料ページまでしか読んでいないが、それでも)。Amazon「お坊さん便」で話題になった僧侶派遣の何が問題なのか触れられている。

人生において内面のトランジションが必要な時に、心のパートナーとして寄り添うのが僧侶であり、僧侶と合わせて支えてくれるのがお寺という舞台装置です。

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