スペツィアーユベントス ーユーベ、今シーズン初白星ー

セリエA 2021−2022 第5節  2021年9月23日?

スペツィア2−3ユベントス

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アッレグリ、髪切ったのでしょうか、さっぱりした顔でしたね。

アッレグリ、名将です。ユーベで何回もスクデットをとっていますし、UCLでもグループリーグを突破したことが何度もあります。

アッレグリ、スロースターター?

今シーズン、ユーベはクリスティアーノ・ロナウドがシーズン前に電撃的に離脱、今は下位をうろうろしています。ミランを率いていた時もそうでしたが、アッレグリは出足が悪い印象があります。序盤戦は星をこぼしてしまう。しかし徐々に仕上げてくる。今シーズンはどんなチームになるのでしょうか?チェックを入れてみました。楽しみにしているんですが。

この試合はしっかり見るつもりをしています、ただDAZNが置いておいてくれるかどうか、とりあえずハイライトを見ました。

相手はスペツィア、プレーオフで昇格してきた、セリエA初挑戦のチームのようです。ウィキペディアで調べたところでは、フランスの近くのリグーリア州のチーム、州都はジェノヴァだそうです。セリエCやセリエBを主戦場としてきたチームが、キエーボなどに勝って今シーズン上がってきたとのこと。

スポーツナビのデータとハイライトを照らし合わせてみてみました。

先制点はユーベ、モイズ・キーンが28分に仕事をします。

最終ラインからのロングフィードを前線に当てたところを、ラビオがバックヘッド気味に落とし、それを拾ったキーンが前に二人置いてシュート、ゴールの隅に見事に決まりました。

この試合、キーン、ディバラ、キエーザの3枚FWがユーベはいたみたいです。デ・シリオとダニーロのSBにボヌッチとデ・リフトのCBの4バックのようでした(スポーツナビのデータです)。中盤はベンタンクール、マッケニー、ラビオです。

アッレグリは戦術家にも感じますが、4−3−3使うのか、と新鮮な印象でした。リアルな長い時間の試合を見て、陣形を見てみないとわからないですけど。

試合はスペツィアが5分後に盛り返します。

33分、コーナーキックのクロスが逆サイドに流れたのを拾ったのを、スペツィアのギャシ、という選手が拾ってカットインし、シュートします。いや、曲がりました。右足でのインに巻くシュートでしたが、とんでもない方向へ蹴った、と思ったボールが曲がって落ちてきてシュチェスニーの手を弾きました。ボールは巻いて落ちながらゴールへ吸い込まれました。

見事な変化でした。

ユーベはディバラがFKを何回も蹴ってましたがなかなか決まらず後半へ。後半からベンタンクールがロカテッリに、ダニーロがアレックス・サンドロに交代します。

ロカテッリはサッスオーロからのレンタル加入、元はミランの選手だったようです。今シーズン3人あった新加入の一人です(ローン)。代表にも選ばれているようなので、期待したいと思います。

さてまた試合に戻ると、後半早々に、試合は動きます。

試合再開早々、後半4分、スペツィアのアンティストが1本のパスから後ろに抜けだします。スピードがあり、DFと1対1になるのですが、シュチェスニーにとってはアンラッキーだったのですが、DFの足にシュートがあたり、コースが変わってゴールが決まります。

スペツィア、2−1、リード。ホームのスタジアムが沸きます。

歓声の響くスタジアムで、アッレグリが動きます。10分おいて後半の14分、モラタがキーンに代わって投入されました。

7分後、後半、21分、ボールが左サイドの角に流れたのを拾ったキエーザがドリブルを開始、選手を次々とスピードでかわしていきます。キエーザという選手は縦にともかく速い選手ですね、真ん中まで切り込んで、一旦はディバラかモラタに預けたようなのですがボールがこぼれ、それを再びキエーザが拾い、真ん中をぶち破ってシュート、見事なドリブルとシュートでした。

ユーベの攻撃は続きます。

同点になった直後に、ラビオに替えて、今度はベルナルデスキが投入されます。

6分後、CKからのこぼれ球をデ・リフトが右足のボレーでゴール、ついにユーベが2−3とリードを奪います。

DFはちょっと波があったようなので、汚名返上のゴールだったのでしょうか。

あとはスペツィアの反撃を凌ぎ、ユーベが逃げ切って今シーズン初勝利を収めました。

ハイライトしか見てませんが、4−3−3という陣形は意外でした。この陣形だと、前線の3枚、キエーザ、キーン、ディバラが相手のDFラインにある程度のプレスをかけないと、と考えるのが日本的な考え方かもしれません。

中盤の守備、構築力もマッケニーというシャルケにいた選手が長い時間この試合では使われて、ロカテッリが馴染むのにベンタンクールの代わりに使われたりして、チューニングしながら様子を見ているのではないかという印象をもちました。

前線に非常にタレントが多く、攻撃で突破や得点力のある選手が多いですが、その分守備はどうなっているのだろう、というのが印象でした。

今後のアッレグリ監督の采配に注目ですね、アッレグリは選手を育てる監督ですから。

あと得点シーンでは、ボールが選手に当たって入ったり(これはスペツィアでしたが)、前に選手がいてもシュートを打つ技術がすごいな、という感じがありました。ユーベのキーンのゴール、デ・リフトのゴールは、相手選手を使うというか、相手のいる箇所を破ったコースへ蹴ったもの。GKの見えなかったり、手の届かないコースに蹴ったもので、見事な技術でした。

アッレグリは試合後にメディアに「苦痛を伴う試合だった」「難しい試合だった」というようなことを言っていたようですが、安堵の表情も見せていたとのこと。順位上がりましたからね。

第5節、首位はインテルとミランです、ユーベは19試合連続失点中という記事もありました。やはり守備なのでしょうか。

ミランとの一戦ではかなりご機嫌斜めだったそうなアッレグリ、髪は元々あの状態だったみたいですね、ミラン戦からでした、失礼しました。

ユーベの立て直しに、今後、期待です。

気軽に行きます、がんばります。