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世界ふれあい街歩き🌏から、お気に入りの街を深ぼりした。~ポルトガル・リスボン~

冒頭のシーンでおじいさんが河原で石を積んでいます。真剣に石を積みながら「これはとってもアートだと思う。」と一言。

こんな子供みたいに楽しみながら、毎日自分のクリエイティビティーを発揮して何かを創造することができたらとても素敵だなと思いました。

そんなポルトガル・リスボンを紹介する回を見て、気になった2点を調べました。

カーネーション革命💐
今から46年前の1974年に、ポルトガルのリスボンでクーデターが起こり40年以上続いた独裁政権が終わりました。この革命は植民地解放を掲げたアントニオ・デ・スピノラ将軍が指揮する「国軍運動(MFA)」が、当時の首相マルセロ・カエターノ氏と冷静に交渉し、血を流さずに革命を成し遂げました。喜んだ市民たちが、カーネーションを革命兵士へ渡し、彼らが銃口にカーネーションを挿したことから「カーネーション革命」の名前が付いたということです。粋ですね。

独裁政権時は検閲で禁止されていたが、革命後にラジオで流れた歌:グランドラ・ヴィラ・モレーナ/Grândola, Vila Morena

映画にもなっているよう。英語か日本語字幕のものを探して見てみようと思ってます。April Captains (Capitães de Abril) 

Fado(ファド)とSaudade(サウダーデ)
「サウダーデは悲しい思い出だけじゃない。良い思い出だからこそサウダーデを感じる。」~誰でもファドを歌えるカフェに集まった男性の話~

上手じゃなくても曲を知っていて、やる気があればプロのギタリストの演奏で歌えるというステキなカフェ。みんな散歩に出たついでに歌いに来るそうです。ファドを歌う時はびしっと決めた服装をするんですね。「ファドは、心で歌うんだ。情熱を込めてね。」

ファドって何?と気になるところなのですが、ポルトガルの民族歌謡です。日本でいう演歌、アメリカでいうカントリーのような感じでしょうか。
ファド(Fado)には「運命」や「宿命」といった意味があり、大衆的な場所から自然に生まれたものだそうで、内容はサウダーデが溢れています。サウダーデはラテン語で「孤独、郷愁、憂愁、懐古」などを表す言葉のようです。実際に聞いてみると、どこか切ないけど力強さを感じました。ぜひ、現地で生のファドをいつか聞いてみたいなぁと思うのでした。


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