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年代やジャンルを越えて人に会う方法。越境ツールとしてのローカルインタビューメディア。

ローカルインタビューメディアをやっていて本当に良かったと思えることの一つは、まったく知らない世界を覗けること。メディアの特化の仕方は「ジャンル」か「エリア」があるが、「エリア」にすると様々なジャンルの人と出会える。

この一年でインタビューをした人は、魚屋、アイス屋、カフェ、創作料理屋、花屋、カイロプラクター、整体師、美容師、不動産屋、アパレル、スーパー、パン屋、出張自転車屋、プロサッカー選手、プロレスラー、自治体職員(産業振興課・景観みどり課・文化生涯学習課・道路管理課・秘書広報課)、郵便局長、ブロガー、デザイナー、クリエイティブディレクター、フェスディレクター、水彩画家、ステンドグラスアーティスト、ミニトマト農家、シェア農園、船長、コワーキングスペース、サッカースクール、音制連、旅館、IT企業、広告代理店、人材業、難病治療、NPO法人いろいろ、経営コンサルタント、JAXA(振り返ってみると一年でこれだけの人に会えたのか…)

「職」という括りだけでもこれだけ多くの世界を覗くことができる。他にも、難病のミトコンドリア病や性同一性障害など、テレビや本でしか知らないけれども心を動かされる境遇の方にもその話を聞ける。そういう方からお話を伺うと、以降より自分ごととしてその話題へのアンテナ感度が高まる。

またはその生き様に惚れるということもある。例えば、治療法のない難病「ミトコンドリア病」を患う娘の命が、余命わずかと宣告されたとき、その難病と闘うという選択肢を、自分は持てるだろうか。

↓ミトコンドリア病に挑む家族の話

私はこれまで2度転職をしたが、全てWebサイト運営企業なので関わる人は同じような属性になる。会社が違えば企業文化が変わるので、集まっている人も違う。それはそうだが、やはり業界自体が違うとまた人は全然違うと肌で理解できる。

世の中には、いろんな人がいる。ジャンルレスに、境界をこえて、相手のことを応援する気持ちでインタビューをすると、その生き方・価値観も素敵だなと思える。だから、人として多様な価値観を受け入れる器を持つために、ローカルインタビューメディアをつくるのは非常に有効だ。

これは教育分野への応用(子どものキャリアデザイン?)や、更生分野(素敵な人との出会いは人を変える?)、福祉分野(ボケ防止?)などにも応用ができるかもしれない。うまくやればそこからビジネスにも繋げられるかもしれない。

そう考えると、「ローカルインタビューメディア作り講座」や「ローカルインタビューメディア作りアプリ」が、どこかの分野にニーズがあるかもしれない。本気でそう思えるほど、可能性を秘めている手法・ツールだと実感している。

だから、ほら。あなたもローカルインタビューメディアをつくろう。

※本noteは下記tweetのリライトです


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