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Lop Abuse On Somebody Seagull

11月6日、Lop Abuse On Somebodyの6年ぶりの新作をリリースした。


Seagull、カモメと名付けたこの曲は、カモメ=自由の象徴という言葉の通り、6年間の沈黙を破り、再び音楽を中心とした芸術の大海原に飛び立つ4人の姿を体現したような曲になった。

自分でいうのもなんだけど、まじでかっこいい。

展開もキレもなんの曇りもなくあの当時のままでありながら、大人になって熟成した余白のようなものが感じられる作品になった。

この作品を発表できたこと、アーティストとしてほんとに誇りに思う。

レコーディングは6年前の解散までのあいだ、ほぼ全ての楽曲のレコーディングを担当してくださった、スタジオラグの阪本さんと再びタッグを組んだ。
ラグの阪本さんといえば我々世代のバンド界隈ではお馴染みの兄貴的存在。

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目の前で演奏してるような臨場感といえばベタだけど、過剰なコンプやマキシマイザーでの押し出しを無理にせず、全部の楽器の「生感」が伝わってくるような最高の音に仕上げて頂いた。
サブスク全盛の時代の中、激しくも優しい、ずっと聴いてられるような、ぼくたちの願いそのものの音楽にしてくれた。

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アートワークもお馴染みのミクちゃん。
最初見たとき、今までの作品にはないすごい具象性を感じた。
だけどずっと見ていくうちに、カモメたちがぼんやりと滲んでいく、リスナーの生活に馴染んでいくかのような抽象性も感じられる素晴らしい絵だと思う。

そんな絵にキャプションをつけるように、タイポグラフィのレイアウト、デザインをした。

サブスク全盛の時代にミクちゃんの絵は痛烈なインパクトになる。

その上で、
●ファーストビューを必ずミクちゃんの絵を飛び込ませること。
●決して絵の邪魔をせず、かつ携帯の画面上でも最低限視認できるように曲名を見せること。
●再結成のLop Abuse On Somebodyのアイデンティティを込めること。

この3つに注意して、細心の注意を払ってデザイン、検証した。
それっぽい絵にそれっぽく文字を入れたようなものでは決してない。この曲のアンサンブルのように、全てが調和するように機能させる事に自分の6年間の経験を注いだ。

ここまでほんとに長かった。
コロナ含め、いろんな事で時間がかかった。

またこの4人で音楽ができる事がこの上ない幸せです。

Drop on somewhere of the paper.
Make a ripple sometime in your life.
The sound. The picture.
We are here, just for somebody.

Lop Abuse On Somebody

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