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金言の宝庫。【BS朝日Char/金子マリ/ミッキー吉野インタビュー】

先日10月21日にBS朝日で放送された「今度ナニ観る!?」で8分あまり放送された11月19日20日のChar45周年トリビュートライブを前にした、Charさん、初日JLC編のゲストであるマリさん、そして二日目PINK CLOUD編のゲストミッキーさんの3人に平山雄一さんが行ったインタビュー。

この贅沢な取り合わせでの話が演奏シーンとライヴ情報込みでたった8分で終わるなんてもったいない!ときっとスタッフの人も思ったんだと思いますが(笑)、期間限定公開としてロングバージョンが公開されました!

…番組でオンエアされた部分は「フューチャー」とかテロップが入って、おいおいフィーチャーだろみたいな感じで苦笑いしてましたけど、インタビューそのものは宝物でした^^。若干ね、というかCharさんのマイクが切れていたのか?放送された方はちゃんと補正されていたようですが、この映像ではCharさんの声がほかの二人に比べてバランス低いですけど、まあ、とにかく中身が濃い!

マリさんとCharさんが繰り出してくる話はいつもながら面白いんだけど、今回も期待を裏切らない^^初めて聞くような話が出てきて。バンドの中にいる客観的な存在というか、そういう人ならではの話ですね。

一方、ミッキーさんが話す内容は、話題が変わって行っても、とてもバンドマンとして興味深いものでした。うーんネタバレしないように書くのは難しいな(笑)。特に自分が引き寄せられたキーワードはね、「すき間」です。これはいつも自分がバンドやってるときに考えていることで、ああそうなのかと思うところでした。「バンド」として何を考えているか。「白いよね」という言葉、とても分かります^^。そして、まーちゃんに対する愛と、カップスメンバーとしての大変さ。面白かった~。

平山さんの威力も突然「ジュテーム」で出ましたね^^

とっさに名前が出てくるって教養ですよね。さすが音楽評論家。ググればいいじゃんの世の中ですけど、そこのタイムラグがセッションになるかならないかの分かれ目。阿吽の呼吸というかツーカーというかは大事です。その空気を壊さないために。僕はこれ、いつも遅れるんですよねえ…

バンドマンとして興味深い話は「オリジナル」の話にも。昨日「目コピ」の話を書きましたけど、僕らトリビュートやってると、どうやって本人の音に近づくかというところに行こうとするから、限りなくモノマネに行くんですけど、それはオリジナル性を棄てていくということですよね。自分を棄ててコピーする本人に縛られに行くこと。それはそれでものすごく難しいことだけど、それをわかってやってるのはいいけど、知らないでそこにはまっちゃうと大変ですよね。「正解」に囚われちゃう。昨日のジミヘンの話で、半音違うだけでギターは全く違うフィンガリングになるので、これなんだろうなって思いながら試行錯誤するわけで、実際見れて正解が分かった時の「!!」っていうのとでは大きく違うと思うんですね。最近の音楽を聴いていても、特にギターを聞いていて思うけど、向かう先が決まっちゃう。みんな同じになっちゃうんですよね。誰の音かわからない。ミッキーさんの語る「なぜオリジナルになるのか」という話はバンドとして、の話ですけどすごく面白かった。

ほぼ完全版だと思われるこの映像は、当日どういう風に演奏が行われるかというよりも、Charさん(たち)が何を楽しみにしているか推し量ることができるものだと思います。これはみなさん必見です!ぜひ今のうちに!!

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