【日記】買い物している時の脳内/2023.07.15

買い物に行った。
買い物は、目や耳に入ってくる情報量がとにかく多い。商品だけでなく、他のお客さんとか店員さんの声、カラフルなポップ、大きな看板まであらゆる情報が一気にわたしの中に飛び込んでくる。その一つ一つの情報に脳が刺激されて、いろんなことを思ったり考えたりしては、忘れる。それを繰り返しながら物を買う。いつもならもう忘れてしまっているような感情を、覚えている分だけでもここに残しておこうと思う。


・H&M、これいつ着るん?って服多すぎ
奇抜な服、というかよくわからない露出の仕方をする服が多すぎる。
いや、たぶん似合う人が着たらものすごく素敵なんだろうと思うけど、いくらなんでもクロップドすぎるやろってつっこみたくなるショート丈のタイトなTシャツとか、背中の下の方までずばーんと開いたブラウスとかを見つけると、どうすればいいんだよという気持ちになる。
でも、このごちゃついた感じは好きだ。服がカラー別に陳列されているのも新鮮でなんか良い。田舎のイオンで培った固定概念を覆してくれる。

・「盗んでないですよー」の顔する
雑貨屋にて。店内の商品を持ったまま店の出口付近の商品を見に行くとき、なんかドキドキする。
万引きしてると思われたくないので、胸より少し上の辺りに商品を掲げながら出口付近へ行った。このときのわたしはたぶん「盗んでないですよー」の顔をしていると思う。盗んでないですよーの顔というのはつまり、きょろきょろせずに堂々と構えているということだ。気にしすぎかもしれないけれど、気にしすぎるくらいがちょうどいいこともある、と思うことにした。

・帽子似合わなさすぎてちょっとウケる
最近よく見かける麦わら帽子のおしゃれ版、みたいな感じの帽子。バケットハットのような形をした、クロシェ編みの涼しげなやつだ。かわいい。売り物だし深く被るのもなあと思ったので、その場で浅めに被る。鏡を見る。なんか浮いてない?少し頭が長くなった気がして、ちょっとウケた。一人で声を出して笑うわけにもいかないので、何事も無かったですよーの顔をしつつ、そっと定位置に戻した。

・のりたまみたいな匂いする
本屋の前を通ったらなぜかのりたまみたいな匂いがした。そういえば、ここを通るときはいつもこの匂いがする。なんなんだろう。本の匂いとなにかの匂いが混ざることで、空気中にのりたま的なFlavorが生まれているのかもしれない。


・なにが欲しかったかわからなくなってきたな
あらゆる店に足を運んでしばらくしたタイミングで、必ずと言っていいほど訪れる「わたしなにが欲しかったんだっけ」の感情がまた姿を表した。優柔不断である自覚はなかったけれど、どうやらそうらしい。

そういえば、このあいだ友だちとアクセサリーを見に行ったときも、似たようなデザインのブレスレットの前で「迷う〜」とか言いながらしばらく立ち尽くしていたことを思い出した。

人といるときはなるべく退屈な思いをしてほしくないので、がんばって早く決断するように努めている。でも一人でいるときはどれだけでも悩めてしまうので、めちゃくちゃ悩んでしまう。悩みに悩んだ末に、何も買わずに買い物を終えることもある。それは果たして買い物といえるのだろうか。
今日もそうだった。結局買ったのは、洗顔料とかを詰め替える空の容器と旅行用のポーチだけ。どこにでも売っている。まあ、買い物なんてその商品にときめいたときだけ買えばいい。そう言い聞かせながら帰った。


今日撮った写真を一枚貼って終わりにします。

散歩してるときに見つけた白鳥
田んぼから頭を出したり引っ込めたりしていた

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