【日記】出勤ダッシュから始まる一日/2023.07.13

ラヴィットに好きなアイドルが出ていた。JO1の河野純喜くん。純喜くんは、昨日のFNS歌謡祭でお披露目されたクラシカルな衣装を身にまとい、さらに眼鏡も掛けていた。あまりにも似合いすぎている。

わたしはこういうマニッシュな装いがなによりも好きだ。めちゃくちゃかっこいい。スタイリストさんに金一封差し上げたい。こういうオタク的な言い回しも自然と出てしまうくらいときめいた。

推しがワイプでがんばってリアクションしたり、ゲームに負けて苦いお茶を飲まされたりしているところを朝から観れるなんて幸せだな〜と思っていたら、いつも家を出る時間より10分以上過ぎていることに気付いた。朝からダッシュして出勤するのはなかなかにきつかった。

慌ただしく始まった今日のことを思い返してみる。

・人前で物を落としまくった
隣の席の先輩に質問しようと声をかけたら、机の上の書類が腕に当たってバサバサ、と床に落ちてしまった。「ああ、拾っていいよ」と言われたので拾って、もう一度質問をしようとしたらまた別の書類が落ちて、さらにボールペンまで落としてしまって、落ち着きのない人になってしまった。
「すいませんなんかいろいろ落として……」と言うと、あんまり大笑いしない人が笑ってくれて、なんか嬉しかった。

・スーツを着た人が噴水の写真を撮っていた
わたしの前を歩いていたサラリーマンらしき装いの人が急に足を止めて、どうしたんだろうと思って見ていたら、カバンからおもむろに携帯を取り出して噴水の写真を撮っていた。また歩き出したと思えば、数歩あるいたところでまた足を止めて、もう一度写真を撮っていた。

こういう人って好きだな、と思った。ものすごく余裕がない時って、視野がものすごく狭まるような感覚がある。周りが見えなくなって、自分のテンションが上がるようなものも目に入ってこなくなる。仕事の合間に大きな噴水を見つけても、写真を撮ろうだなんて思えない気がする。この人の心に余裕があるかは本人にしか分からないけれど、自分自身の些細な心の動きを大事にできる人って素敵だなあと思った。

・自分のかっこいい顔写真を持っている人の話をした
なにかの美術展のホームページを見ていたら、陶芸家の紹介ページが出てきた。そこには陶芸家たちの紹介文が並んでいて、当たり前のようにかっこいい顔写真が添えられていた。全員モノクロの写真だった。芸術家の写真ってなんでこんなにモノクロの写真のことが多いんだろう、かっこいいからかな、とか適当なことを思いつつ仕事に戻った。

しばらくしてから隣の席の先輩に話しかけられた。いろんな著名人の写真が載ったホームページを見せられて「普段どういうことをやってたら、自分の顔の写真をかっこよく撮ってもらえるんだろうね」みたいなことを言われた。すごくタイムリーな話題だったから驚いた。ほんとそうですよね、そういう写真って真顔で白黒なことが多いですよね、みたいなことを言ったと思う。感覚の近い人だ。

そんな感じの一日だった。あとは、よく見かけるけど名前がわからなかった花の名前を今日やっと知った。ムクゲという花らしい。きれいだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?