【日記】髪を乾かしてほしい/2023.07.06
疲れた。木曜日あたりになると、もうなんかその場で目を瞑ったら眠れてしまうんじゃないかってくらい疲れている。
体が重たくなっているというより、月曜日から金曜日にかけてわたしを取り囲む空気がゆっくりと重たくなっていくような、大気がじんわりとわたしとみんなの体を押しつぶそうとしてるみたいな、そんな感覚になる。
疲れたなあと思いながら家に帰る。
家に帰ってから寝るまでの間に、越えなければならない大きな壁がある。それは風呂だ。
お風呂に入るということが、わたしにとってはかなりしんどい。いや、こういう書き方をすると誤解を生むかもしれないけれど、お風呂入るのだるいなあ〜!!!と思っても最終的には必ず入浴する。どこからともなく湧いてくる眠気とだるさを両手両足で押さえつけて、なんとか入浴する。
ただ、入浴することが面倒なのではない。むしろお風呂に浸かるのは好きだ。あったかいし、シャンプーはいい匂いがするし、なにより気持ちいい。じゃあなにがそんなに面倒なのか。髪を乾かすという行為だ。
髪を乾かすこと、これがあまりにも面倒すぎる。風呂に入るということは髪を洗うし、髪を洗うということは濡れた髪を乾かさなければいけない。
なぜ髪を乾かすのがこんなにも面倒なのかというと、毛量が半端ないからだ。美容院に行くたびに、美容師さんに「見た目より結構量ありますね(笑)」と言われる。(笑)はなんとなく笑われているような気がしたのでつけた。
髪を切って1.2週間くらいは5分程度でしっかり乾いてくれるけれど、それ以上放っておくと平気で10分以上かかる。極端に性能の悪いドライヤーを使っているわけでもないし、トリートメントもつけている。それでもかかるものはかかるし、太くて硬めな髪質も相まって余計に乾きにくいようだ。困った。
本当に困っているので、美容院に行くたびに「どうしたら髪って早く乾くんですかね」と相談している。シャワーヘッドをウルトラファインバブルのやつにすると時短になるらしい。ちょっとカモられているような気がしたのでまだ買ってない。
今日もこれからお風呂に入って髪を乾かすのだろうか、と思うと億劫になってきた。好きな動画でも観ながら乾かすことにする。
髪を乾かしていると、信じられないほど巨大な眠気に襲われて倒れそうになる。なんでなんだろう。本当に、もし願いが叶うなら一度でいいから誰かに髪を乾かしてもらいたい。恋人に髪を乾かしてもらう、みたいなシチュエーションってよくあるじゃないですか。あれ本当に憧れるんですよね。
人に髪を乾かしてもらった、みたいな歌をなにかに投稿していたら、ああ、こいつは誰かに髪を乾かしてもらえたんだな。夢が叶ったんだな。と思っていてください。
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