【日記】カウンター席は目のやり場に困る/2023.07.03


行きつけの定食屋がある。嘘、行きつけというほど行ってはいない。週に一回行くか行かないかくらいの、お気に入りの店がある。ちょっとがっつり食べたいときは決まってそこに行く。

13時ごろに店に入ると、小さな店はいつも以上に賑わっていて驚いた。絵に描いたような困り顔をした店員さんが近付いてきて、「ちょうどいまご飯を切らしてて、サトウのごはんでもよければお出ししますが……」と言われた。すごい。そんなことあるんだ。
確かに今日はたくさん食べそうなサラリーマンのお客さんが多い。こんなことはめったにないし、お店であっためてもらったサトウのごはんは家で食べるサトウのごはんよりおいしいかもしれないなと思ったので、承諾した。

カウンター席に通された。この店のカウンター席に座るのは初めて。

ここで問いたい。
みなさんは、カウンター席に座ったらなにを眺めていますか?
注文をしてからご飯の提供を待つまでの間、どこに目をやっていますか?

私は、どこを見ていればいいのかわからない。目のやり場がなくていつも困る。特に、個人でやっているような小さな店の場合はなおさらだ。

今回の店も、若い夫婦が二人でやっているこぢんまりとした家のような店で、カウンター席と厨房の距離が近い。夜は居酒屋として営業しているので、お酒を飲みながらお客さんと店員さんが語らうにはちょうどいい距離感なのだろう。ただ、その距離に気まずさを感じる人間もいる。

スマホを見たり本を読んだりすればいいのかもしれないけれど、仕事でPCとにらめっこしたあとにまた目を酷使するのもしんどいのでできれば避けたい。どうしよう。

とりあえず、何度も目を通したメニュー表をもう一度見る。ずっと見つめているわけにもいかないので、入口の方にある手洗い場を見る。天井の方を見る。シャンデリアがある。シャンデリアがあることを今日初めて知った。ナチュラルテイストの空間に似つかわしくない、ごてっとしたシャンデリアも味があって好きだ。

正面に顔を戻すと、店員さんがせわしなく食事の準備をしている。あんまりじっくり見るわけにもいかないような気がして、ヒルナンデスに目をやる。この店はいつ来てもヒルナンデスが流れている。
そのあとはおしぼりで手を拭いてみたり、水の入ったコップを指でなぞってみたり、業務用のでかい冷蔵庫を見たりしながらなんとかやり過ごして、おいしい定食を食べた。サトウのごはんはどこで食べてもサトウのごはんだろうと思っていたけれど、心なしかいつも以上においしく感じた。たぶん電子レンジの性能がいいのだろう。


最近聴いた音楽の中でよかったものを一曲紹介して、今日はおしまいにします。

民族音楽のような神秘的な雰囲気がたまらない。打ち込みのドラムもかっこよすぎる。ぷにぷに電機さんはEDM系の持ち曲が多いイメージがあったので、こういう曲にも合う歌声なのかと驚いた。

サビが特に好き。知らない国の言語のような謎のフレーズが奇妙で癖になる。コーラスも相まって、一気に曲の世界観に吸い込まれるような感覚に陥る。
この曲が収録されている冨田ラボ20周年のアルバム、参加アーティストが超豪華なうえに全曲とても良いのでおすすめです。



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