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アイマス全ブランド1290曲の中から10曲だけ選ぶのなんて無理


こんにちは。かわいい女の子がかっこいい曲歌うの大好き人間です。

普段はシャニマスのことばかり考えていますが、今回は全ブランドからめちゃくちゃに好みな曲を10曲選んでみました!
1290曲すべて網羅できているわけではないんですけど、それでも100曲くらいは選びたかった……!いくらスクロールしても読み終えられなくなりそうなので、今回はやめておきます。

今回はアイドルの背景やストーリーは考慮せず、曲単体で聴いたときの好みを判断基準にして選んでいます。
もし私がアイマスを知らなかったとしても、この中のどれか一曲を聴いていたら沼に落ちていたといえるくらい自分ウケ最強なプレイリストです。あなたの好みぶっ刺さりプレイリストも教えてください。

黎明スターライン

アニメシリーズの亜美真美回のED曲です。耳心地の良さと掴みどころのないプログレ的なサウンドが大好き。
こういう尖った曲を亜美真美にぶつけることで化学反応が生まれてるの最高だなあと思っていたのですが、スタッフの方はそれを狙ってキャスティングされていたみたいです。すごい。

最初聴いた時に「太鼓の達人のナムコオリジナル曲っぽいな〜」と思ったので調べてみると、作編曲が太鼓のナムオリ曲などを制作されているBNSIの増渕裕二さんとわかってものすごく納得しました。「亜空間遊泳 ac12.5」とかめちゃくちゃ好きだったなあ。

ナムオリの中でも浮遊感のある曲が多いミカシリーズを担当されていることがわかったときには膝を打ちました。私はDSとWiiの太鼓の達人で育ったので、気づかないうちにバンナムの曲が好きな耳になっていたのかもしれないです。

特に好きなところは間奏の無線ぽいエフェクトのかかったセリフとギターソロ。バンドセットのライブで聴いてみたいです。


LEMONADE

私が堀込高樹さんとKIRINJIを好きになったきっかけの曲です。作編曲の高樹さんはバンナムのサウンドチームとして働かれていた経歴もあるので、アイマスの音楽とも相性が良いのかなと思います。

この曲は今でこそ泰行さん脱退後のKIRINJIぽいスマートなサウンドだな〜というイメージなのですが、初めて聴いた時は「アイマスってこういう曲もあるの?!」とかなり驚きました。

清涼感のある歌声と曲の雰囲気に流されてしまいがちなのですが、曲中の主体の感情をレモンに例えている歌詞もすごく好きです。パンチラインしかない。

手榴弾のピンを抜くような顔で
私は齧る 悔しくて

歌い出しが「手榴弾のピンを」なの凄すぎる。
レモンの苦味や辛酸を、うまくいかない日々を必死に生きる主体の気持ちと重ねていて素敵です。

カリフォルニアの太陽が3つで200円
わたしは絞る 悲しくて

"カリフォルニアの太陽"が3つで200円なのを安いと思うか高いと思うかは人それぞれだと思いますが、アイドルの市場価値のようなものを例えているのだとしたらとっても悲しい。

涙で洗うポストハーベスト

ポストハーベストは防腐防カビのための農薬のことだそうです。自分を守るためのものなのか、腐ったら使いものにならないと社会から撒かれたものなのか……どちらにしても読ませる詞だなあと思います。これを読まれているあなたの解釈もぜひ聞かせてください。

(ちなみに、LEMONADEのKIRINJIセルフカバーもめちゃおすすめです!ボーカルの弓木ちゃんのお声が本当にかわいい。



秘密のトワレ

イノタクリミックスが好きすぎるので、あえてこちらのバージョンを。

私がアイドルマスターを好きになったきっかけの曲です…!歌詞も曲も好きすぎて困りました、なにから話そう。
まず歌詞についてはササキトモコさんのライナーノーツを読むと理解が深まるかと思います。

清浄なる世界で君とこうなりたかった
あぁ もう戻れない ごめんね

一ノ瀬志希さんを知ったときに、親しみやすさはあるもののどこか近寄り難いオーラのある彼女のことを遠くに感じていました。
しかし、落ちサビのこの詞は人間味に溢れていて「やることは突飛だけど気持ちはすごくわかる…!」と親近感を持ちました。
本当はこういう手を使わずとも君を夢中にしたかった、という独占欲を極めたような感情がたまらない。一気に虜になりました。

あと個人的に好きなのは「s」の音です。

my secret eau de toilette
la la love potion 脳下体へ届け
瞳孔が開く間を見

s のところが多くて最高

ミックスのせいか子音のsの音が脳内を直接刺激されるように響いてきて苦しいです。すき。
サビ以外のフレーズにもsの音が多いように感じます。頭がくらくらする。たぶんこういうふうに恋に落とされていくのかなって思いました。


Driving My Way

デレマスにフュージョンの曲があるらしいと聞いて調べてみたら作編曲と演奏がDEZOLVEで……ありがとう、それしか言う言葉が見つからない。の気持ちになりました。(おねシン山本真央樹リミックスも良すぎて昇天しました)
DEZOLVEは日本のフュージョンバンドで、ドラムの山本真央樹さんはGITADORAなどに楽曲提供されています。(萩原雪歩さん担当Pらしい)

まずイントロずるくないですか?最初聴いたときに思わず笑ってしまいました。こんなアイドルソング聴いたことない。
黒埼ちとせさん・松永涼さん・木村夏樹さんという人選もばっちりとはまっていて素晴らしい。強い女性って最高。

止まることなく走り続けるサウンドも曲のコンセプトに合っていて大好きです。
ドラムもギターもだいぶ主張してくるのですが、ベースのスラップもベリンベリン(?)で胸のほうがぞわぞわします。今後もアイマスに楽曲提供していただきたいですね……!



ミラーボール・ラブ

DJKOOも登場したデレマス7th名古屋を象徴するような、一生踊っていたくなるキラーチューン。運転中に聴くとどんな天気の日もご機嫌になれます。

7thライブ「Funky dancing!」はクラブ空間をテーマにしたライブでした。センターステージのDJブースと大きなミラーボールを囲むように客席がレイアウトされた会場で披露されるのは、踊れる曲しかないセットリスト。
その1曲目を飾るのが爆音のイノタクってもう……本当に現地行けばよかった。在宅オタクなので円盤を観ながら踊っています。

特に好きなのは及川雫さんのソロ。クラブサウンドと雫ちゃんの声の相性が良すぎて溶けそうになります。
落ちサビの「ねえどうすればいいのかな」から盛り上がりをぐっと溜めた後に、ラスサビで一拍ずらして溜めを解放するところが言葉にならないくらいすきです。


Arrive you〜それが運命でも〜

この曲が良すぎてミリシタをダウンロードしました。
ミリオンの中では若年層といえる子たちにこういう大人っぽい曲を持ってくるの、Berryz工房のデビュー曲で見たやつじゃん…!と思ったのが第一印象。

イベントコミュで、化粧品のPRのために描き下ろされたという設定の曲だとわかってなおさら好きになりました。たぶんマジョマジョみたいなブランドなのかなあ。

若干ハロプロっぽさのあるディスコファンクに、大人扱いしないでほしい女の子の背伸びしたい気持ちを歌った歌詞がぴったりで大好きです。
この3人が歌うことでより説得力を増すというか、メイクに興味を持って勇気を出した女の子の背中をぐっと押してくれるような曲になっていて、「kawaii make My day!」を聴いたときと同じように励まされました。

これは後でまた触れますが、周防桃子さんって大人っぽい曲が本当によく似合うなあと思います。
「デコレーション・ドリ〜ミンッ♪」や「Cut.Cut.Cut」のようなかわいらしくておしゃれな曲も、「ラスト・アクトレス」のようなかっこいい曲も歌いこなせるスキルとまっすぐな歌声がとっても魅力的で好きです。


夜と、明かりと。

Arrive you〜を聴いてミリオンの曲の良さに気付いた私が、いろいろな曲を聴いて辿りついた好みど真ん中ソングです。

てかミリオンの曲良すぎじゃないですか……?「Hang In There!」とか「産声とクラブ」とかありえないくらい良いし、新曲出るたびにクオリティの高さに驚かされます………

曲の話に戻りますね。
この曲はアレンジがとにかく好みだったので、編曲の白戸佑輔さんの他の提供曲を聴いてみたところ、アイドルポップ中心にバンドサウンドまでいろいろなジャンルの曲を制作されているみたいでした。R&Bぽいサウンドを専門に作られてる方かと思っていたのでびっくり。

Sherry'n Cherryのシングル表題曲「Cherry Colord Love」もすごく好きです。百瀬莉緒さんと馬場このみさんの声の相性も良くて、ゴージャスでセクシーな曲のコンセプトにも合った人選で完璧だなあと思います。
もしこういうユニットが現実にいたら年末のアイドル楽曲大賞には間違いなくランクインしてると思うし、RHYMESTER宇多丸さんのアイドル的ソング年間ベストにもランクインすると思うし……楽曲派激推しユニットの香りがします。
Kan Sanoさんや早川博隆さんに楽曲提供してもらってほしい。


シークレットジュエル〜魅惑の金剛石〜

本当に、心の底から好きです。今回選ばせてもらった曲はどれも大好きなのですが、その中でも特に。結婚式と葬式で流したいくらい好き。
ミリオンシアターシーズンシリーズの曲、どれも最高ですよね。

この曲は令和のヒットメーカーこと宮野弦士さんがアイマスシリーズに初めて提供された曲です。私は宮野さんの音楽に出会ってから「この曲良いな〜と思ったら宮野さんの曲だった」というのを15798348回くらいやっています。

アイマスに限らず女性アイドルがファンキーな曲を歌うこと自体は珍しくないのですが、宮野さんのアイドルファンクは賑やかさ以上に上品な印象を受けます。
ギターのカッティングもフルートのリフも耳馴染みが良くて、サビでは視界が開けたような心地よさと高揚感がぶわっと迫ってくるような感覚があります。メロディの最高音がサビのあたまのユニゾンで来るのもすき。

よそ見なんてしてちゃダメダメ
戴きますターゲット

特に上記の宮尾美也さんと周防桃子さんのソロが最高。シックな曲の中でおふたりのキュートな歌声が良いアクセントになっているなと思います。

他のアイドルの曲だと、フィロソフィーのダンスにおける十束おとはさんのパートや、文坂なのさんの「輝き in my love」など、アニメっぽいかわいらしい声と宮野さんのサウンドがバチっとはまる感覚が楽しめます。



Teatime Cliché

今年の曲です!カフェパレの渋谷系がついに!!
この曲が出た時テンション上がりすぎてピチカート・ファイヴやんけってツイートしまくってました。アキシブ系大好き。

表題曲の「Pavé Étoiles」もカフェパレらしさ全開なストーリー性のある展開で最高なのですが、カップリングとして従来のカフェパレらしさと新しさ両方を感じさせるような曲が投下されて良い意味で裏切られました。アルストロメリアの「Love addiction」とか好きな人は結構好みなんじゃないかな〜と思います。

イントロの軽快さもドラマチックな転調も間奏のフルートソロも聴き手の全てを肯定してくれる歌詞も全部好きなのですが、特に好きなのはカフェパレの面々の甘い歌声。
特にアスランのソロパートは「そんな歌い方もできるの?!」の連続でどうにかなりそうでした。神谷幸広さんのちょっと無理してそうな高音も本当に好きです。(ほんのり高めの男声っていいですよね)


Fly and Fly

シャニマスに好みの曲が来てくれたことがうれしくて何回も聴いています。
4thライブでのパフォーマンスもかっこよすぎたので、去年中止になったTIFに今年こそは出てほしいなという気持ちがあります。スキル厨にも楽曲派にも刺さってほしい。

作曲の小久保祐希さんは「あおぞらサイダー」や「拝啓タイムカプセル」などの作曲も担当されてる方なので存じ上げていたのですが、TWICEや2PMの楽曲コンポーザーもされていたとは知りませんでした。他にもK-POPユニットのボーカルディレクションや、GFRIENDなどのダンス&ボーカルグループへの楽曲提供もされている方が携わっていらっしゃるようで、シャニマス運営の目利きの良さに驚かされました。

韓国のガールズグループの中でもaespaITZYMAMAMOOあたりはシーズのプロモーションをするうえで参考にしてそうだなと思います。クールで媚びない印象を受けるので、特に女性のファンが多いイメージがありますね。美琴さんもこういうアイドルに憧れてたりするのかなあ………

曲の話に戻りますが、特に好きなのは一曲通してユニゾンがほぼ無いところです(辛いところでもある)。
普段アイドルの曲を聴いていて、パフォーマンススキルの高いユニットほどユニゾンが少ないなと思うことがあります。例えばハロプロの楽曲だと、サビ以外はほぼソロパートのリレーで構成されている曲が多いです。

歌が上手くなければいけないのはもちろんですが、ソロがあるということは歌う人を目立たせるようにダンスのフォーメーションを何度も変える必要があるということなので、ダンスのスキルも必要になってくるはず。
大人数のユニットならではの難しさもあるとは思いますが、シーズは2人だけでひとつの曲を魅せなければいけないので相当なパフォーマンスのスキルが求められると思います。
それでもソロのみで構成されているということは、制作側もシーズの2人にはそれが出来ると思って曲を渡しているはずなので、実力派ユニットとしてかなり信頼されていることの裏付けになると思います。

着飾ることやめたから怯えた夜もあったけど
ありのままの私じゃないと私じゃないわ

このフレーズ、にちかの言葉に美琴さんが生き様で答えているような感じがして大好きです。ソロのフレーズのつながりに希望を感じると同時に、すれ違っているような印象も受けます。2人の関係性について考えだすときりがありませんね……。

ユニットのコンセプトや楽曲含めてすごく魅力的で、2人の個性に合っているなあと思います。衣装やプロモーションにもセンスを感じるし、絶対売れるはず。
あとは、2人の望むかたちでのびのびとアイドル活動ができることを願っています。
シーズがはじまりますように。


教えてください。あなたの、好きなアイマス曲を─────

アイマスの曲をきっかけに、好みの音楽や好きなコンポーザーさんを見つけて、他のアーティストさんに提供している楽曲を聴いて好きを広げていく、という楽しみ方を見つけることができました。

同じバンナムのコンテンツである電音部はサブスクでの楽曲配信を積極的に行なっていることもあり、より手軽に好きな音楽の幅を広げられている実感があります。バンナムのコンテンツは音楽を楽しむ入り口として適しているのかもしれないですね。(アイマスのサブスク解禁待ってます)

最後に、日頃から283のアイドルに楽曲提供してほしいなあ……と思っているコンポーザーさんがたくさんいらっしゃるので、願いごとを記して締めたいと思います。

・宮野弦士さんに有栖川夏葉さんのソロ曲を提供してもらえますように。
・沖井礼二さんと君島大空さんにノクチルの曲を提供してもらえますように。
・堀込泰行さんにアルストロメリアの曲を提供してもらえますように。


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