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細野晴臣のことを考えるときはMac DeMarcoについて想う

こんにちは。"昨日noteを投稿できなかった人"ことルーズ・リーです。

というのも、とても素敵な体験をしてきたからなんですyo。

「細野観光1969 – 2019」

これに行ってきました。

この展示は細野晴臣デビュー50周年記念展として開催されているもの。彼のこれまでの音楽人生さることながら、どんな人間かということまでが分かる内容の展示です。

めっちゃ面白かったあ〜 (小並感)

という訳で今回は細野晴臣というアーティストを紹介したいと思います。

.......。

..........。

............。

ごめんなさい。嘘言いました。

細野氏については語ることがあまりにも膨大なので、今回は〈細野観光〉へ行っている際に聴きたくなったMac DeMarco「2」というアルバムを紹介します。

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Mac DeMarcoはサイケなギターサウンドに合わせたどこかユルい雰囲気をまとった楽曲がクセになるアーティスト。

よく来日しているイメージがあります。昨年 (`18) のフジロックにも登場していたし、来年の春にも日本にやってきてくれます。

あれ、Macって日本好きなん?


そうなんです。

彼は細野晴臣氏の音楽が大好きで、日本の音楽をよく聴いているせいか親日家なんですね。あるインタヴューでMacは細野氏の音楽について「初めて聴いたときから彼の音楽を真似しようとした。」とも語っていました。

めっちゃ細野氏のこと好きやん。


うん。そうやねんて。`18年には細野氏のカヴァー曲までリリースされてるし。

今回紹介するアルバム「2」はそんな彼の細野リスペクトな部分がかなりあらわれている作品。

まず、注目すべきはアルバムのアートワーク。

2 アートワーク

これです。

実は細野晴臣の名盤「HOSONO HOUSE」を真似たものなんですね。

画像2

をを。似ている。

とまあ、かなり細野愛に溢れた作品に仕上がっているんですな〜。

楽曲のユルさとかユーモアとかが細野ライクで本当に細野晴臣のことが好きなんだな、と感じられます。これ以降のMacのアルバムやスタイルも同様だけど。18歳で細野氏の楽曲に出会ってから人生を通して影響を受けてきたんでしょうね。

さてさて、「2」に収録されている楽曲をいくつか紹介しましょう。

まず1曲目。

「Cooking Up Something Good」

この曲、歌詞がシンプルで個人的にとても好きです。

ピュアな心で体験したクソみたいな小さな幸せを人生という大きなものに絡めている歌詞がマジでナイス。

「人生に飽き飽きしているけど、結局こーいうことを幸せに感じているうちは死ねないし、なんだかんだ人生いいもんだよね」って感じ。

サウンド的にもとてもシンプルで、変わりばえしない人生のようなミニマルな音になっています。

何も予定のない休日とかに聴きたくなります。ちなみに私は二日酔いの朝とかに聴いています...。

はい、次。

「My Kind of Woman」

これ、恋愛に生きる人たちにとてもオススメです。

「あー、本当にムカつく。別れた方がいいのかな?でも、なんとなく自分に似ているし恋人の気持ちも分かるんだよなー。あー、結局好き。あー、でもムカつく。」

という堂々巡りをしている人がいたらいますぐ聴いて欲しい。

Macは歌詞の中で


"I really don't know
Why you stick right next to me
Wherever I go"

と言っています。「なんでお前は俺がどこへ行こうと隣にいようとすんねん、わからんわ〜」って感じ。

でも、サビでは彼女への思いを爆発させている情緒不安定っぷり。Macって繊細なんだな、と思わされます。

この曲はイントロ部分に西部劇で流れてきそうな音が仕込まれていることから、ユルさよりシリアスな「対峙」ということがキーワードになっているのかな、と個人的には思っています。本当のとこはどうなんだろうね...(笑)。

はい、次。

「Still Together」

これも恋愛の曲。

恋人への思いを吐露したこの楽曲は平凡な幸せを全身で感じることができます。

「愛することは難しいかもしれないけれど、実は簡単なことだよ。」

と言われているような歌詞。

真理〜。

やさしーーいギターの音が心にズンズン刺さります。

あと、サビでのハイトーンヴォイスを聴いていると、人間って感情が高まったら高い声とか大きい声出したくなるよな、と余計なことを考えてしまいます(笑) 。

本当はサビ以外特に抑揚の無い繰り返しの音楽なので少し色を加えたんだと思いますが。

この曲の最後には恋人であるキキとの何気ない会話が収録されていてとても微笑ましい。アルバム最終収録曲としてユルさが失われずに終わっていることにあっぱれ。かなり好き。

そんなこんなで、Mac DeMarco 「2」ぜひ聴いてみてください。

ちなみに、このアルバムのDemo version「2 Demos」はもっとラフに音楽を聴きたい時にオススメです〜。テンポもはやいのでライヴ感があるよ。


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