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ROOT拡張第3弾『みはてぬ宝のあらもの騒記』発売決定

ゲームマーケット2023秋にて、アークライトさんから新情報が唐突に発表されました。
『The Marauder Expansion』として海外では既に販売されていた拡張の日本語版が発売されるというのです。

この情報をXで知った以降、何も手につかない程の感動と興奮と愛しさと切なさと心強さを感じました。
発売されるのかどうかも不安だったところから、ゲームマーケット当日に唐突な告知…粋な演出すぎます。一生ついていきますアークライトさん。

というわけで現状分かっている情報をまとめます。

追加される新派閥

今回の拡張に追加されるの派閥は下記の2つです。

百獣王国

その圧倒的な兵士コマの数で森林をあっという間に制圧する力を持つ、粗暴な鼠たちの派閥です。
放浪部族以来初めての『遺跡のアイテムを獲得できる』派閥でもあり、『クラフトされたアイテムに意味を持つ』派閥でもあります。
放浪部族にとってはかなり厄介な存在になるのではないでしょうか。

鳥歌フェイズの開始時に行う『焼き討ち』は暴徒トークンを配置した広場に置かれている敵対派閥の建物タイルと専用トークンを全て除去してしまうという協力な効果を発揮します。
森林連合の反乱に近い効果と見受けますが、兵士コマには影響が無い部分に違いがあります。
ただ1つ気になるのは、海外版であれば派閥ボードの焼き討ちの欄に『暴徒ダイスを振って出たスートかつ既に暴徒トークンが置かれている広場に隣接している広場に暴徒トークンを配置する』という説明があるのですが、日本語の派閥ボードからはその説明が消えています。
ですが暴徒ダイス自体は用意されているようなので、この部分のルールは確認が必要です。

アイテムの種類や所持数に応じて、兵士コマを配置できたり、武将コマを含む事を条件に移動及び戦闘を行なえる回数が増加します。
その為放浪部族より早く他の派閥に干渉してアイテムの略奪を行なったり、遺跡のアイテムを獲得していく必要があります。

VPは夕闇フェイズ中に『自分の配置物があり、敵の派閥の配置物がない広場』の数に応じて獲得します。
いかに自分の配置物だらけにして、敵対派閥の配置物をぺんぺん草も生えない程に焼き払えるのか、が重要な派閥です。
過去一番狂暴な派閥と言っても過言ではなさそうですね。

甲鉄衛団

プレイ開始時に各樹林の中に秘宝をバラまいておきます。
これらを回収することが重要な派閥です。
樹林の中に入れるわけではないのですが、樹林に影響がある派閥、という意味では、これまた放浪部族以来の存在となりますね。
信仰心の深い派閥…といっても蜥蜴教団とはまた違った落ち着いた個性となっており、派閥ボード上にカードを刺していく様子は鷲巣王朝のプレイ感に近いものとなっています。

広場に配置された兵士コマを『陣地』という専用トークンと入れ替えたり、その逆で陣地を兵士コマといれかえることもできます。
陣地には秘宝と同じ絵柄が記載されており、秘宝は同じ絵柄が描かれた陣地のある広場でしか獲得することができません。秘宝は兵士コマ1つにつき1つまで持ち運ぶことができます。
秘宝の持ち運びや陣地と兵士コマの交換を駆使してVPを獲得していく、というスタイルです。

上述の通り、鷲巣王朝のように派閥ボード上部にカードを差し込んでいき、その差し込まれた場所に対応するアクションを行うことができます。
鷲巣王朝との違いは差し込みの最大枚数が10枚までという部分や、実行できない場合にVPがマイナスになるようなペナルティがない部分があります。

他派閥からの攻撃等による妨害をうまく回避しつつ、価値の高い秘宝をなるべく早く回収してVPを稼ぐことが重要です。他派閥の動きにもよる為一概には言えませんが、バチバチと戦闘というよりは与えられたミッションをこなすクールな騎士たち、という印象でしょうか。

1つ気になるのは、派閥ボード上に『従士』と『従者』の表記があるんですよね。意図して別の表記なのか…確認したいところです。

傭兵拡張について

今回の拡張の元となる海外版の『The Marauder Expansion』にも含まれていた『傭兵拡張』もれなく付属しているようです。

傭兵拡張はどういったものかを簡単に説明すると、ゲーム開始時に3種類の傭兵を選択して追加します。ただし、選択した傭兵に該当する派閥をプレイヤーは使用することができません。
上記画像に含まれている例として『森林警備隊』の傭兵を使用する場合は『猫野侯国』を使用できず、『最後の王族』を使用する場合は『鷲巣王朝』を使用することができません。

ようするに個性的なお助けキャラなのですが、この子達がまた曲者なのです。
一番最初はVPをリードしているプレイヤーの元にやってきます。
しかし、傭兵を制御するためのマーカーをコストとして支払う必要があります。それができなくなった時に他プレイヤーの手に渡るのです。
基本的に初回以降はVPが低いプレイヤーに長く滞在することが多いようになっています。
VPが追いつく気配がなく、負けが見えてきてしょんぼり…的なシーンは確実に減るようになっています。
今回の拡張『みはてぬ宝のあらもの騒記』には基本4派閥に該当する傭兵拡張のみ含まれていますが、海外版の拡張では既に拡張の『蜥蜴教団』『河民商団』『地底公領』『黒烏結社』『百獣王国』『甲鉄衛団』に該当する傭兵拡張も登場しています。これらも日本語版が出たりするのでしょうか…?アークライトさん、よろしくお願いいたします!

価格や発売日について

現段階では価格や発売日は『未定』という表記になっていました。
今後情報が発表され次第更新いたします。

まとめ

ゲームマーケット2023秋で唐突に発表された、ROOTの第3弾拡張
『みはてぬ宝のあらもの騒記』。
森林の敵対派閥を全て破壊しようとする百獣王国と
信じるものに対して実直にその身を呈して戦う甲鉄衛団
対極にも見える2派閥が追加されることで、今後森林の派遣争いがどのように変わっていくのかが楽しみで仕方がありません。
価格や発売日は未定ですが、発売されることが分かっただけでも、かなり嬉しい展開です。
今後もアークライトさんの情報から目が離せません。

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