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これからの「ひとり経営」の時代について

先日、家庭教師事業をなぜフリーランスで行っているか、について記事を書かせて頂きました。
様々な方から反響を頂きました。
本当にありがとうございます。

今回は、その続きではありませんが、普段から考えている従業員は雇わない「ひとり経営」について、投稿させて頂きたいと思います。
賛否両論ある題材だとは思いますが、最後までお付き合い頂けたら幸いです。

これからは会社員の方が不安定である

冒頭から色々な人を敵に回してしまいそうな見出しですが…
ぼくは本当にこれからは会社員や公務員をするよりも、自分の好きなことや得意なことで起業する方が安定すると考えています。
理由は、会社員をすると他の収入源を作ることが非常に大変になるからです。

10年後には今ある仕事の42%がAIによってなくなると言われています。
このままAIが導入されたときに、今やっているお仕事がなくならないという保証はどこにもありません。
ひとつの仕事を続けていて、その仕事がAIによって淘汰されてしまったら、非常に厳しい未来が待っているのではないか、と『不安』になってしまいます。

ぼくはひとつの仕事をずっと続けるよりも、いろいろな分野で収入源を作っておくほうがこれからは安定的であると思います。
例えひとつの仕事がうまくいかなかったとしても、他に収入源があれば大きな被害を受けることを免れることができます。
しかし、ひとつの仕事だけをしてきていしまうと、もしその仕事がなくなってしまった場合に代えが効かなくなってしまう、ということに陥ってしまうように思います。

下の記事は、天下のトヨタでも年功序列での昇給がなくなったという記事です。

● 資料:トヨタ、定期昇給「一律」から「成果」へ見直し…ゼロの可能性も
 (読売新聞オンラインから引用)

ぼくはこの記事を見て、大手企業ほど今後不安定になってしまうのではないか、と感じました。

これからは「個」の時代

大手企業ほど不安定になってしまうと考えた理由は、大きい企業ほど身動きが取りにくく、時代や環境、市場の変化に対応しにくいからです。

今後、日本は人口が減少します。
特に、最も物を買って消費行動をする年代の40代の人数が減ります。
消費する人が減ると、会社は業務による売り上げが上がりにくくなります。
売り上げが上がらないということは、従業員のお給料も上がらない、ということです。

加えて、大手企業はたくさんの人が従事しています。
たくさんの人と一緒に仕事をする、ということは全員に情報共有するまでに時間がかかってしまうということです。
したがっで、従業員の多い企業ほど情報の伝達が遅く、これから加速する変化について行けなくなる、ということです。

ぼくのようなフリーランスは、こういった情報共有による変化への対応の遅れは起きません。
今世界は、新型コロナウイルスによって混乱しています。
様々な会社が影響を受けてしまいました。
家庭教師事業も例外ではありませんでした。
訪問型の家庭教師の授業はできませんでした。

しかし、ぼくは訪問型からオンライン形式の授業にすぐに切り替えることができました。
むしろこれからはオンライン授業を中心に活動してもいいのではないか、とすら思っています。
ちなみに、大手の家庭教師事業をしている派遣会社さんは、オンライン授業に切り替えるのに大体2ヶ月ほどかかったと聞いています。
これほど企業と個人経営では対応のスピードに差が出ます。

この適応スピードは、フリーランスだからこその強みです。
今後、時代や環境、市場の変化に対応するスピードは非常に武器になります。
複数の収入源を作っていくことを考えても、ひとりで経営していくことはこれから必ず求められてくるのではないかとつくづく感じています。

これからの教育は「行動力」

今後求められる教育は、昔ながらの座学による教養でもなく、
ましてや、学校生活で押しつけられる協調性という名の空気を読む力でもありません。

いかに自分のやりたいことを何個も実行できるか、という「行動力」です。
終身雇用制度が崩壊した今、ひとつのことをずっと続けることが美徳、という時代も終わりました。
ひとつのことだけでこだわり抜けるのは、イチローレベルの方々です。

インターネットが登場して、みんながスマートフォンを持つ時代になった今、情報を手に入れることは簡単です。
つまり、勉強することは非常に安価で容易いことになりました。
スマートフォンをもっていることで、最新の情報に触れたり、最新鋭の技術について学ぶことが誰でもできるようになりました。

この変化は、これからはたくさんのことにチャレンジできるような環境を提供してくれます。
そのためにも、それを見守る大人は、その行動を応援する立場でなくてはなりません。
絶対に否定してはいけないと思っています。

そのためにも、教育で求められることは、均一化された教育ではなく、
自分一人で勉強できる「自己学習力」の育成です。
ぼくが中学生の家庭教師事業にこだわる理由のひとつです。

新しいものが登場したときに、いかに自分で調べて、知識として利用できるか、が今後最も大事な能力になります。
反対に、自分で自分を成長させることができないと、どんどん時代に置いて行かれます。

これからを生きていくであろうぼくの生徒さんたちには、ことことを必ず伝え、自分たちで気がついて頂けるような指導をしています。
目まぐるしく変化する時代の中でも、楽しさを見つけて前向きに、そしてその中でみなさんの夢を叶えて欲しいとしみじみと願っています。


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