見出し画像

【読書紹介】AI分析でわかった トップ5%社員の習慣/越川 慎司氏

■はじめに

朝活をしている中で、互いにインプットした情報を交換する機会を設けています。
今回は『AI分析でわかったトップ5%社員の習慣』(越川 慎司氏)をご紹介します。

「組織で成果を出している人たちは、どのような行動の特徴があるのか」。
その行動や考えは非常にシンプルで、読み進めながら、自分ができていること、できていないことを一つひとつチェックし、自分の働き方を振り返る機会になります。

組織や社会が日々変わっていく中、成果を上げるためのヒントがほしい方は必読の一冊です。

【本書の概要】
約1万8000人のビジネスマンを対象にAI分析で分かった5%の優秀な社員の習慣と95%の社員の習慣との違いについて書かれている内容です。

■ 「トップ5%社員」の"大前提"

本書の冒頭ではまず、「5%社員」の原理(原則)が紹介されています。彼らに共通する事項として下記、5原則が紹介しています。

(1)「目的」のことだけを考える
(2)「弱み」を見せる
(3)「挑戦」を「実験」と捉える
(4)「意識変革」はしない
(5) 常に「ギャップ」から考える

私は特に、(4)「意識変革」はしないに共感しました。「意識変革」はしないとは、「5%社員」は、常に行動することを大事にしており、つまり意識変革→行動ではなく、行動変化→意識変革という行動を起こした結果、意識が変わっていくことを大事にしていうことです。

■「トップ5%社員」の"行動"

次に「トップ5%社員」の行動について言及しています。要約すると彼らの行動では、「準備を入念に行う」、「初動を早くする」、「内省する」と大きく3つに分けることができます。

下記、「トップ5%社員」の具体的な行動になります。

・結果が出た時の達成感を大切にする
・挑戦にはデメリットがあることを理解している
・完璧を目指さない(8割で動く&初動を早く)
・再現性を大事にする(手順化&習慣化&内省)
・止まって考える時間を設ける(定期的な振返り)
・経験学習をする(自発的な行動&学び)
・完成度が20%で意見を求める(フィードバック)
・アウトプットする習慣を持つ(知識&意見)
・笑顔の連鎖を作る(最初の5秒&笑顔の伝播)
・結果は準備で決まる
   (ToDOリスト&早型&食事管理&整理整頓)


実際に働いていると、「準備の大切さ」や、「いかに初動を早くするか」、そして「フィードバックをすること(貰うこと)の重要性」は痛いほど共感できます。

特に、大量のメール(チャット)が飛び交う中で、「すぐできるけど、まああとででいっか...」といった場面は多くの方も経験があると思います。

それを"未来の自分へ負の遺産として託すのか"、"その場で1分間使って処理するのか"選ぶのはあなたです。

先延ばしにすればするほど、その行動をしづらくなるので、パパッと片付けてしまうのが吉です。

■「トップ5%社員」の"口グセ"

3つ目に「トップ5%社員」の言葉遣いについて説明しています。特に「トップ5%社員」は、いかに"伝える"のかよりも、むしろいかに"伝わる"ようにするかを大事にしています。

相手に説明を理解してもらうことはもちろん大切ですが、それよりも説明された内容をいかに相手に行動してもらうかを大事にしていることは、明日からでも取り入れられる部分だと思いました。

・「今ちょっといい?」
・「そうかもしれない、しかし私はこう思う」      
     (yes.but〜&常識を疑う)
・「いいね」「そうだね」「さすがだね」
・「ありがとう」(感謝を表現する&間接承認)
・「賛成、さらにこれやろう」
     (let's法)
・「そうだね、でもさらにこうすれば良いね」
    (イエス〜イエス)
・「そうしたら、〜しよう」
    (ダ行✖️&サ行○)

■「トップ5%社員」の"習慣"

最後に「トップ5%社員」の習慣を紹介しています。彼らは、「動き出しが早い」、「成功するための環境づくりに注力する」、「定期的にフィードバックをもらう(または内省する)」ことが傾向として挙げられていました。


・巻き込むために奔走する
 (とにかくgive&強力環境づくり)
・メールの返信が早い(15分以内&簡潔)
・初動を早く
・好奇心旺盛(新しい物好き
・締め切りに遅れない
・すぐにメモをとる
・メンターを持つ
・情報収集をする(ルーティン&仕組み化)
・内省タイムを設ける
・パソコン入力でショートカットをよく使う

私は正直いままで「定期的な振り返る機会」を特に設けていませんでした。

特段、他の誰かに見せることもないので、素直に感じたことを書いていきます。

1週間の行動のうち、"良かった点"・"課題点"・"改善点"を箇条書きに書き出すことで、心のモヤモヤが晴れ、次からの行動に移りやすくなったという効果を実感しているので、継続して取り組んでいきたいと思います。

■さいごに

「行動しているのに結果が伴わない」
「仕事に振り回されてしまって自分の時間を持てない」
「もっと成果を上げたい」

そういった事を鑑みて、トップ5%社員と比べて自分に"何が必要なのか"行動の違いを知ることができる書となっております。

もっと上を目指していきたい方は、ぜひ一度ご一読をお勧めします。

それではまた!

あなたにとってお勧めな記事

#AI分析でわかったトップ5 %社員の習慣
#越川慎司
#社会人
#アウトプット
#要約
#まとめ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?