示現流の構え

【 ガサツサを求めるお国柄 】

　　兵児（へこ）の意気地も　おなごが縋りゃ　　　　　　　　　　　
　　あたら朱鞘も　おはらハァ　
　　抜きゃならん
　　　　　
　武士の意地も覚悟も
　女性が縋ってくるとなると
　朱鞘の刀さえ
　抜けなくなってしまうわい
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「鹿児島おはら節」より

《薩摩の兵児さん事情 》

　歌詞を見る限り、なんとなく「いろっぽさ」を予感させる歌です。
　でも、ここは我慢・がまん・ガマン。
　心頭滅却、厭離穢土欣求浄土、ギャティギャティパラギャティー・・・
　あらぬ妄想をわが頭から振り払うべく、今回に限り、「いろっぽさ」とはかけ離れた次元から切り込むことに決めました。