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【RX 高岡】 2024.03.31 ツールドひたちなか キングオブエンデューロ 優勝


概要

  • 競技内容:午前中2時間エンデューロ+午後2時間エンデューロの総合時間を競う

  • コース:安全運転中央研修所(ひたちなか)内 1周4.2kmほど

  • 天候:晴れ、気温〜25℃、午後に風強くなる

  • 結果:午前独走優勝、午後独走優勝、総合優勝

  • 自己評価:★★★★★(5/5) 勝てたというのも大きいけど、内容も満足の走りができた。

レース内容

午前2hエンデューロ

10:15スタート。時間に余裕あるけどエンデューロなのでウォーニングアップで特に心拍上げない。
ただ時間あったので、ダイナミックストレッチでのアクティベーションと、試走としてコースを2周くらい走っておいた。

ローリングなしでいきなりスタート。エントリー人数はそんなに多くない。とは言えエンデューロなので脚力違う選手が混じって走るので、前方キープを徹底した。

ペースはならすと6分10秒前後。速いと5分台。遅くても6分20秒くらい。

今週は高強度を一回スキップしてボリューム維持と週末のこのレースに備えてコンディション維持をしたので、今日は高強度域をしっかり刺激するような走りを心がける。
おそらくメンツ的に勝つのは難しくないだろうと思っていたので、とにかくガンガン攻める走りで自分を追い込むようにした。

何度か緩い上りでアタック。たぶん人数を絞る作用はあったと思う。
まだ中盤にならないくらいでRX日暮・チームTonoの選手の2名の逃げ。
最初10秒程度だったけど、自分はこの逃げを行かせようと思いローテーション入ってもまったりと流したり、ローテーションをスキップしたり。
ペースは6分20−30秒程度に落としたので、差は最大で30秒程度まで広がった。

前2名。それを追う後ろは6名。ただRXとTonoの2名は積極的に追わないから、頑張って追うのは4名。そのうち一人が逆バンク気味の左コーナーで落車。技量不足。
情をかける言葉などなく、ただただ反省して再発防止を考えて実行して、これを繰り返さない事を願う。
参加者の誰が信用できて誰が下手で危ないか把握できていないので、常にバッファを持ち気味で走っているので、最後尾を走っていた私もなんとか回避できた。
それで追走が5名に減った。

40分〜75分は追走集団で休んでいて、心拍は130bpm台。
毎周減っていく残り時間とタイム差をチェックしながらどこでブリッジするか考える。追走時間が長くなればなるほど、追走3名は疲弊していき、休んでいるTonoと私は楽になる。ただあまり長く休みすぎて差が開きすぎるとブリッジするのに労力がいる。
前は2名でずっと走っているので、追いつかなくなる懸念はあまり感じていなかったけど。
5名の追走ペースがあまり上がらないので、後ろからの小集団が合流して一旦少し大きなグループになった。
いつでも仕掛けてまた抜け出せるという自信はあったので、あまり焦らない。

75分過ぎての13周目でアタック。2周のラップタイムは5分台。
これで前二人を吸収。一旦は7名になったかな?
前も疲れている。追走もペースアップで疲れている、という状態で合体して終盤戦に。もうここからは力任せで攻撃するしかないので再三アタックして、4名に絞られた。
前半から逃げていた日暮・Tonoの2名、高岡、もう一名。
たぶんこれで決まりだろう。

4名でローテーションしてどんどん差を広げて勝負を確定させる。
ローテーションしながら、この中から自分が抜け出して勝つことに集中。それは自信あった。後は残った3人の頭を日暮が取ってくれればヨシ。

たぶん4名になってから1−2周、残り30分を切ってからアタックして抜け出した。最初は10秒前後の微妙な差だったけど、ここはもう勝負をかけて逃げ続ける。少しずつ少しずつ差が拡がっていき、見えなくなったら勝負ありだと思った。
ラスト5周を6分一桁秒で走りきって、単独で逃げ切り。
最終的に後ろとは2.5分ほど開いたっぽい。

午後2hエンデューロ

35分の休憩を挟んで、午後の部。
数分流してからクルマに戻り補給を取る。4時間走るんだけど、2h+2hと分かれているので強度は高くなるのでエネルギー切れにだけは注意して、食べすぎて苦しくなる直前まで食べる。

同じメンバーで再び2時間のレース。
さすがに皆疲れているので、スタートして1周目は7分23秒という実質ローリングスタート並みのペース。
そこからラップタイムは6'44、6’34、6’24、6’17と上がっていく。
その過程でまたアタックして集団を絞る動きをする。
明らかに午前よりも脚は重い。
そして風が強くなって、ラップタイムで15秒程度の悪化要因になっていると感じた。

データ見ると3回くらいペースアップして心拍が上がっている。
その後6周目、33分過ぎての周回で6’09に。
ここでのアタックが成功して抜け出した。最初ボンシャンスの若者(たぶん)と2名になった。これはチャンス。先は長いけど、2名の逃げは心強い。単独で90分はさすがにしんどい。
2名逃げになってすぐ、相手より自分の方が余裕あるとわかったので、牽く時間を調整してなるべく長く二人で走れるようにした。
最終的には相手に勝つことが重要だけど、あるところまでは協力して、ヘルプしてでも逃げ切る可能性を高める。

しかし2周としないうちに千切れてしまった。
一度登りでダンシングしてたら離れたので少し待ってマイルドなハイペースで、何分の一かの時間でも後ろで休ませてくれたらだいぶ逃げが楽になると思っていたが、平地で長く牽いていたら離れてしまったので、これは待って逃げを継続するのは困難と判断。

しかし残り80分とかある中で単独で逃げ続けるのはかなりギャンブル。しかも午前のレースの疲労があり午後は風が強くなっている。正直自信ないけど、行くしかない。あわよくば数名追いついて少人数の勝負になればそれでもヨシ。

残り時間が長いので午前よりはラップタイム落ちるのは当然としても、6分20秒台。しかし風がかなり強いので、午前と単純比較はできないだろう。
毎周Garminのオートラップでチェックしたけどラップタイムは安定して走れている。
Uターンの後で後続との距離を確認するけど、差を保ったままのときもあるけど、基本的にじわじわと開いている。

風が強いのでエアロフォームを徹底。特に向かい風では頭を下げて耐え忍ぶ。Uターン後に大きなアールで右に曲がりながら走る箇所では向かい風から追い風に変わっていくところでうまくスピードに乗せて走れることができたと感じた。
周回コースを逃げていると、毎周腰を上げるポイント、変速するタイミングなどは決まってくる。
ケイデンスはほぼ90rpmになるようにうまく走れた。

1.5分ほど差が開いたら半ば安心。後ろはそこから協調してペースアップはできないだろう。あとは自分がペースを落とさずに維持できるかどうか。
結果的に、最後までラップタイムを6分20秒台でまとめて逃げ切ることができた。
自分が残り3.5分でラストラップに入ったけど集団は最終ラップに入らずに2時間を越えていたので、タイム差は3.5分くらいあったと思われる。

リザルト

4時間のうち半分近くを逃げていたことになる。
レースっぽいハイペースからのアタック打ち合いみたいな練習にはならなかったが、トレーニングでここまで集中して高強度続けられないという内容だったので、ヨシとしよう。
それにしても先週がしろさとTTで、今週も似たような感じになった。

考察

ショートクランクにしてからのレースでかなり良い感触がつかめた。
コーナーでペダルをヒットしにくいというメリットもある。
登りのダンシングやコーナー後の立ち上がりが確実に良くなった。
トルクをかけにくいというデメリットよりも回しやすいメリットが上回っている気がする。
股関節周りに若干余裕ができたのでエアロフォームも以前より無理なく取れていると感じる。

あと午前のレースはTIMEペダルで、午後のレースはLOOKペダルに交換して走った。結果どちらでも同じように逃げることができたので、悩ましい。明確にどっちが良いというのがまだわからない。

TIMEの方が足にストレスがなく自然に踏めるのは間違いない。
LOOKの方が遊びがない分ダイレクトに力が逃げずに伝わっているのは間違いない。
で、結局どっちの方がレースパフォーマンスが上げられるかというと、わからない。たぶんどっちでも良いんだろう。

機材はさておき、3月に3200km・TSS4,800という練習を積みながら確実にベースを上げられているというのを感じることができたのは収穫。

今日確実に踏めてると感じたけど、冬に積み上げたトレーニングのおかげではあるけど、もう一つ気温が25℃だったからというのも無関係ではない。
色々な要素が組み合わないと良い結果は得られない。

今後もシーズンの大目標を見失わずに着実に進んでいこう。

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