見出し画像

相棒21 最終回スペシャル 個人的番外編

こういう楽しみ方も、出来ないわけではないのです。

本編とは関係ないところで、色々想像したり(心の中で)叫んだり。

***

さて、後篇の感想も無事書き上げて。

本来そこで書こうと思っていたのだが、思いのほか通常の感想が長くなったために書き損ねた内容を、この別枠で語ることにする。

一部前篇の内容も含めて、ドラマでは描かれなかった部分を勝手に想像したり、ドラマで描かれた内容について個人的に別方向で感想を抱いた点だったりを一人語りするだけの項目である。


・「亀山君の代わりにはなれません」問題


前篇で、思わせぶりに挟まれた回想シーン。

結局特に意味を持つシーンではなかったのかな、と思っているが(何せ劇場版IIで謎のシャワーシーンがあったりしたので、時々サービスシーンが混じるものだと思っている)、神戸君の中では記憶に刻まれているのは確かなのだと思う。

ちょうど前篇放送後の週末にCSで「特命」の再放送があり、あらためてそのシーンを見直すことになったのだが。

見る限り、ちょっとカチンと来ているというか、言われて気持ちのいい言葉ではないから怯んでるし、若干傷ついたのかな、と思わなくもない表情をしているのだが、かといって、ショックを受けているとか、それを深く引きずるような様子もないな、というのが改めて見た印象だった。

思えば、彼は望んで特命係に来たわけではなく。先代の代わりになろうなんてことはこれっぽっちも思っていなかっただろう。

そう考えると、このくらいの反応で当然だし、単純に亀山薫への興味が湧くきっかけになったに過ぎないのかもしれない。結果、最終的に本当に代わりになれなかったことを気にしているところはあるかもしれないけど。

となると、あの回想は、実際に会ってみて、「そういえばあんなこと言ってたな…」という程度のものだったのかもしれない。

かつ、「再会」のカンベさんが言っていた「部下に恵まれていて欲しい」が彼の気持ちの代弁だったとするならば、その「代わりにはなれない」とまで言わしめた彼が戻って来ている状況は、右京さんにとっては最良の状況なわけで…それを密かに喜んでいるのだったらいいな、と思ったり思わなかったり。


・ルックスで張り合う2代目と5代目(初代)


かくして初邂逅を果たした二人だが、お互いがお互いの印象を聞かれて、「ルックスでは勝ってる」という同じ主旨の返しをするシーンがあり、マウント取り合ってる、などと言われていた。

何でそんなことになったのかと思うのだが、結局のところ、お互いがお互いに敵わない部分があることは自覚している結果、そういうことになったのではないかと思う。

神戸君は、薫ちゃんのような距離感で右京さんに接することは出来ないし。

薫ちゃんは、どんなに頑張っても“肩書”とか“立場”をもって右京さんのバックアップをすることは絶対に出来ない。

相手は自分に出来ないことが出来る人だけど、それを認めるのは悔しいから、結果、見た目に言及するしかなかったのかな、と。結局、二人とも素直になれない負けず嫌いという点ではよく似てるんだろうね、多分。

でも、それを期待されてて、本人もそれを分かったうえで見た目を武器にするシーンも多々あった神戸君相手に、ルックスで勝てると言えちゃう薫ちゃん…好きだよ(笑)(いえ、充分男前ですけども)

もし二人に決定的な違いがあるとしたら、薫ちゃんは右京さんの正義にとことんついていける人であり、神戸君はいざとなったら立ち向かえる人であるところかな、と思う。


・官房長の“あの日”


多分劇場版では明確にされていなかったと思うのだ。その事件の日を。

しかし今回、遺骨盗難事件ということで、お墓だったり骨壺だったりが出てきて、命日=あの事件の日が明らかになった。

その日付を見た私は、一瞬の空白の後、心の中で叫んだ。


私の誕生日じゃないかーーーい!!!(爆)


366分の1…いや、夏ということは明確だったから7月・8月に絞ったとしても62分の1…どうしてその日になった…

私は一つ年を取るごとに、官房長を思わずにはいられない罠にはめられたということか…

まあ、2代目を愛する者として、それもまた運命なのかも、ということにしておこう。

ちなみにこの日は、「氷の世界」の久松皓一さん(ミッチーさんの役)の誕生日でもある。

(これも見た時びっくりした。野沢尚さんの作品だから、意味あっての誕生日なのか、これは現場で決められたものなのかが知りたい)


・美和子スペシャル


何かもう、スタッフさんの遊び心が暴走しているとしか思えないバージョンアップを繰り返している美和子スペシャル。

最後の一瞬の登場ですべてをかっさらっていったそのインパクトはもはや称賛に値するものであるが…下記のツイートを見て、青と紫のバイカラーであったことに気づいた。

青と紫という取り合わせは、セクラバ的にはふまけんカラーでちょっとそそられるものがある(青=中島健人、紫=菊池風磨のメンバーカラー)。

そう思うと、コラボ的な感じでいけるんじゃない?試してみたくなるんじゃない?と思ってあらためて画像を見たが…いや、やっぱり無理か…

味が良ければ全然いけると思うのだが、皆のリアクション見てると不安しかない。実際のところ、味はどうなんだろうねぇ…(一応、クリーミー系なイタリアン風味らしいが)。



でも歴代美和子スペシャルどれかを試すなら、色合いでネタに出来るこれがいいな。


***

以上、諸々まとめて、私の相棒21はこれにて完結。

関係各位、無事の完走おめでとうございます!お疲れ様でした!

この記事が参加している募集

テレビドラマ感想文