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日本ばら会インストラクター資格認定試験を受けて②講座と試験勉強について

有益なことを書かなくては…と思い過ぎたせいか早々に筆が止まってしまったわけですが、他の方のnoteを読んでいると書きたくなってきますね。
ひとまず続けなくてはです!

今回は日本ばら会資格認定講座(インストラクター)の具体的な内容や、試験に向けた勉強について書こうと思います。

💡講座、試験の内容は変更される可能性がございます。2023年度の認定講座、試験の感想として、参考までにご覧ください。


◯資格認定講座、なにやるの?

資格認定講座は全5回。ばらの季節ごとのお手入れ、歴史、系統、植物生理、病害虫、アレンジメントなどについて広く学びます。

第 1〜2回
…季節ごとのお手入れ(施肥、剪定、水やりなど)
第3〜4回
…バラの歴史、系統、体の構造と生理、土壌組成
第5回
…アレンジメント(ビデオ視聴)、肥料、病害虫

だいたいこんな流れでしょうか。

全て座学で、栽培方法やアレンジメントの講義もありますが、苗や花を用意する必要はありません。植物の体についても基礎から教えてくださるので、事前の知識はなくて大丈夫です。

ただ栽培については、1〜2年くらいバラと過ごした経験がある方がうんうん!とイメージしながら聴けるかも。
「自分なりにお手入れしてるけど、改めて学びたいな〜」「先生がどんな風にしているか知りたい」というタイミングがベストかなと思います。

バラの歴史や系統については、「ふつうの人は知らないけど、バラ好きならだいたい知ってる」くらいの深さで取り上げられました。

栽培する上で必須ではありませんが、バラへの理解や楽しみが何倍にも深まるので豆知識として持っておくことをおすすめいたします。

このバラをナポレオンやマリーアントワネットも見てたのかも…!と思いながらバラ園を歩くの、非常に熱いですよ。


講座が開かれるのは土曜日の午後13時半〜16時半。そこそこ長丁場になりますが、オンラインですし、生徒側はお話を聞くだけなのでゆったり受講できます。お茶でも頂きながらまったりとどうぞ。

◯試験に向けた学習について

私が試験に向けてした学習は、以下のことでした。

・テキストの読み込み(届き次第)
・自分なりのまとめ(試験1ヶ月前〜)

そして「もう少しやったら良かったな」ということがこれです。

・バラの歴史について大体の年を覚えておく
・四季咲きの祖として有名な4種のチャイナローズについて、通称名と品種名、系統を覚えておく
・系統のルーツを調べておく

試験は持込可で、講義に使ったテキストやノートを見ながら問題を解くことができます。
そのため結構イージーな試験…のはずなのですが、2023年度はテキストに載っていない内容も出題されましたので油断は禁物です。(しかも割とマニアックな内容でびっくり)

試験は簡単ですが出題量が多く、習ったこと・テキストから問題の文意に沿った答えを導き出せるかが問われます。

試験時間は3時間と予告されており、私は「流石にそんなにかからないであろう、持込可だし」と思っていたのですが…テキストを見ながらでも2時間半かかってしまいました。

毎度テキストをひっくり返しながら回答するのは大変ですので、どこに何が書いてあるかを把握しておくと安心です。

あとはテキストに書かれていない(講座でも触れていない?)ことですが、有名な4つのチャイナローズは抑えておくといいかなと思います。

  • パークス・イエロー・ティーセンテッド・チャイナ

  • ヒュームズ・ブラッシュ・ティーセンテッド・チャイナ

  • パーソンズ・ピンク・チャイナ

  • スレイターズ・クリムゾン・チャイナ

この4種ですね。この子達については、また別の記事で深堀りしようかと思っております。お楽しみに。

◯栽培1・2年目の初級者〜慣れてきた中級者向けかな

前述の通りテキスト持込可の試験ですので、バラについて全くの初心者さんでも合格することは可能かもしれません。

しかし、各月の栽培については
「あの時こうすれば良かったのかもな」
「今度から教わった通りにしてみよう」
と思いながら腑に落としていく方が楽しいですし、インストラクターという立場上、実感に伴った知識を提供できる方がいいよね〜と思います。

ということで、ある程度バラに触れてみて
「改めて学んでみたい」「ベースとなる知識を確認したい」「ばら会の考え方・栽培をインプットしたい」
という方向けの資格試験かな、という感触でした!


さて、今回はこの辺りで失礼いたします。
次回はもう少し踏み込んで試験の内容と、そういえば書いていなかった私自身のことについて。



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