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空が落ちてくる

"世界が終わる前に
きみを救いたかった"


不死鳥は思い出していた

いよいよ空が堕ちてきて、
巨大だと思い込んできた惑星も
実際はこの海に浮かぶほどの大きさだったことがバレてしまった

イルカは何も知らずに微笑んでくれた


ただ自分だけが不死の身
世界が終わってしまったら、
何も無い世界でただひとつ生き残ることになる不死鳥の
孤独は続くのであった


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