腕毛は私のメンタルチェッカー

今日お風呂に入って石鹸の泡をからだに広げてる時、ふと自分の体毛が目についた。

ああストレス溜まってんだなと自覚した。

普段から毛を自由にさせている。

だって「身だしなみ」とかいう言葉で肌に刃物滑らすの趣味じゃないし、体毛が生えた自分を見るのが社会的抑圧から解放された象徴みたいで好きだから。

毛を視界に入れながら風呂に入ったり着替えたり生活を営むのは私のありふれた日常だ。

でもたまに、そんな毛が目につくことがある。

あるべくしてあるものなのに、まるで邪魔者のように鬱陶しくて仕方なくなる。

それが、私がストレスが溜まってる証拠だ。

毛が目につくようになると、私は剃刀を出してきて、刈り始める。軽い時は一部分だけ、たとえば右腕だけとかで、ひどい時は全身を。

やってる時は夢中で、まるで要らないものみたいに切り落としてやってるんだけど、毎回終わるたびに冷静になって後悔する自分を見て、自傷行為みたいだなと私は思う。

結構昔に自傷行為はリスカだけじゃなく、例えば失恋したときに髪を切るのも自傷の一つだという文を読んだことがあった。

剃り終えた肌は、生えてる状態が当たり前で自然に感じる私からしたら、なんか痛々しく映った。

毛に申し訳ない。ごめんね、なんか八つ当たりしちゃったかも。

でもやればスッキリするしストレス発散になるから、しかも体には無害だし、これからもする時はすると思うんだけど。

もしかしたら私、ストレス溜まると自分の羽むしるオウムかインコみたいな事してる?

なんとなく思い至ったことにまじか、と面白くなった。

意外なとこで動物と繋がってる。そういえば私、動物だわ。面白い。

ただそれだけなんだけど、そんなことに気づかせてくれた腕毛が、たまに主人に伐採されるけどいつも生活と共にある腕毛が今日も大好き。(謎な締めだなこれ)。



本を買います…!!!