キネシオロジーでは、身体に症状の原因を聞いていきます。身体の言うことが絶対なので、それがどんなに変な原因であろうと、身体に上がってきたことを信頼します。ですから、世間一般に言われている原因とは全く違うことがその症状の原因になっているということもよくあります。

ダイエットの原因も、世間で言われている、思われているものとは違うものであることが多いです。

例えば、運動しても、カロリー計算しても、食べるものに気をつけてもダイエット、つまり痩せることができない人たちがいます。特徴としては、テレビを見ながらとか、仕事をしながら、無意識に何かを口に運んでいるタイプ。特に食べ物を味わうわけでも、おいしいと感じているわけでもない、そんな感じの人たちです。

こういう人たちの多くには（※注　全員じゃないですよ）、強く飢餓意識というものがあります。

人間はずっとこの飢餓意識に悩まされてきました。それこそ原始時代から。食べ物が食べられない、餓死してしまうというその恐怖が飢餓意識です。飢餓になってはいけないので、味わうとか、おいしいとかではなく、何かあったら食べないではいられません。

この飢餓意識を強く持っていると、どんなダイエットをやってもなかなかやせません。もう餓死する心配はないので安心していいという意識にならないと、なかなか食べることをやめられません。なぜかって、だって、いつも飢え死にすることを恐れる意識があるからです。

セッションではこの強固な飢餓意識を、もっと安心していられるものへと変えていきます。すると、早い人だと、帰ったその日から、いつも食べていた量を食べることができなくなります。そして食べる量がどんどん減っていき、結果的にやせます。

もちろんセッションでダイエットが１００パーセント成功するわけではないので、そこは勘違いしないでほしいです。体質もありますので。

ダイエットができない原因もいろいろあります。飢餓意識が強いなと感じる人は、もう大丈夫、飢え死にする心配はないよって、自分に言い聞かせてあげるといいかもしれませんね。