見出し画像

【ポケカ】Expanded Post vol,8.5 Season of Renewal 【エクストラ】

初めましての方ははじめまして、ろし(@roshisyu15)と申します。記事を読んでいただきありがとうございます。
前回の記事を書くまでエクストラレギュレーションはオフシーズン真っ盛りでしたが、エクストラバトルも始まってすこし盛り上がりを見せているのではないでしょうか?
前回の記事はいつものテイストで環境を後追いしているだけの記事だったのでいつもとテイストを変えて、現環境の整理みたいな記事を書こう

と思っていましたが、よく考えたらもう今年も残すところ1週間を切っていることを思い出したので今回は番外編ということで2022年を振り返ってみたいと思います。

冬:フュージョンアーツ環境

2022年の年明け当初はフュージョンアーツ発売からスターバース発売直前の環境でした。環境の中心に君臨していたのはカイリューVという超強力なアタッカーを手にした3神デッキだったでしょう。
それまで環境の中心であったTAGTEAMを後攻1ターン目から倒すことのできる速度と打点、クワガノンVによるコントロールモード、オルタージェネシスによるアンフェアな制圧力など一級品のものでした。
2021年環境終盤で暴れまわった3神カイリューを軸に2022年に突入しましたが3神カイリューが特殊エネルギーに依存している他、環境内に特殊エネルギーに依存したデッキが多く存在しており、特殊エネルギーデッキ対特殊エネルギーメタデッキ対基本エネルギーデッキの3すくみな環境へと移行したと考えています。
特殊エネルギーメタデッキとして現在でもトップレベルのシェア率を誇るこくばバドレックスデッキとスタンダードでも活躍中のジュラルドンVMAXデッキ、基本エネルギーデッキとしてアマージョデッキとウルガモスVデッキが活躍していました。

Full Heal Expanded #1 player:Vini Fernandez 1st/63

中でも当時のこくばバドレックスはサイレントラボに加えてアローラベトベトンを採用する型が一般的であり基本エネルギーデッキであるアマージョにも有効な点から環境の有力デッキであったと考えています。

春:CL愛知、スターバース環境

スターバースが発売され、ポケモンVSTARという新たなシステムが実装されました。ポケモンVよりも一回り大きく、ポケモンVMAXより小ぶりであるもののサイド2枚分のデメリットルールしか持たない非常に強力なカードです。
特にスターバースの目玉であるアルセウスVSTARは「ミツル」「トリプル加速エネルギー」などの相性のいいカードにも恵まれアグロデッキ、アグロコントロールデッキ、コンボデッキ、コントロールデッキ等アーキタイプを問わず採用され、CL愛知実施まで研究が進められました。

2022/5/26 Full Heal Expanded #11 (50 ARS+BRS CODES, FREE!) 9th/30 Player:zio
2022/8/24 Path to the Geek #3 Prize:Dark Energy & 25 PGOs! player:Ironhead MegaGyarados

先行を取り先行制圧するデッキや後攻を取りミツル使った速攻するデッキ、サブアタッカーにもさまざまな型が試され研究されました。
この時期あたりから、それまでは3神カイリューやウルガモスなど後攻を取り、後攻1ターン目より速攻するデッキが環境の主流でしたがポケモンVSTARやこくばバドレックスなどの進化ポケモンを使った先行を取るデッキが徐々に増えてきた印象を受けます。
また、この時期からぐんぐんシェイクの有用性が認知し始められぐんぐんシェイクでアローラベトベトンやダストダス、オーロットを展開する先行制圧デッキが出てきて後攻を取ることによるリスクもあがってきた印象を受けます。

夏~秋:VSTAR維新

2022/7/12 PCG Conference #50 Expanded  2nd/90 Player:Leu

JCSやWCSで裏工作パルキアが暴れまわっている裏でエクストラのほうでもパルキアVSTARが環境に参戦し健闘していました。

PCG Conference #50 Expanded 1st Tropical Beach 2nd/90

パルキア以外にもゾロアークVSTARやキュレムVMAX、ギラティナVSATR等スターバース以降のパックの目玉カードは非常にエクストラレギュ基準でもスペックが高く、進化ポケモンであるというコストも払って余りあるものでした。
それぞれ数こそ多くはないものの、それまでのTop Tierデッキとも正面から戦うことができるパワーがあり、カードパワーのインフレを大きく感じました。
その中でもパルキアが単純な単体でのカードパワーに加え、当時の水ポケモンプッシュもあり、強力な新規カードをたくさん得た影響もあり環境の有力デッキの1つへ駆けあがった印象を受けます。
当時はまだ3神を加えたいわゆる3神パルキアという形が主流であった覚えがあります。
ヒスイのヘビーボールやポケストップなど特徴的なカードも多く、これらのカードにより既存のマイナーなデッキも大きく強化され群雄割拠な環境であった印象を受けています。
そんな環境でしたが、環境の上位デッキとしてはこくばバドレックス、3神パルキア、アルセウス、Wall Stallがあげられますが若干数が多かった程度で多様性に富んだ環境でした。

冬:レジドラゴ来航

パラダイムトリガーの実装でスタンダードでもエクストラでもルギアVSTARの強さが騒がれていました。
そんな中、徐々に研究が進められ大会でも顔を出し始め、ついにはデッキシェア率TOPとなったデッキがあります。それが現在話題のレジドラゴVSTARです。

2022/12/28 Path to the Geek #21 | Closed List! Player:Aj 5th/29
ダストダス入りが現状メジャーになってきました。

レジドラゴVSTARのりゅうむそうの対象としてMリザードンEXやMレックウザEX、ディアルガGXなど今まで見向きもされなかったカードが使用され、レジドラゴで使用するために一気に価値が高まった印象を受けます。
現在進行形でレジドラゴが非常に高いパワーを持っており、このレジドラゴをどう攻略するかが現環境の課題であると考えられます。
レジドラゴ以外では自身の特性でザオボーを連射しやすくダブルドラゴンエネルギーに触れるため一定のレジドラゴに対しての耐性があるこくばバドレックスVMAXデッキ、スターミーVの存在からこくばバドレックスに耐性があり、単純なパワーも高いパルキアVSTARデッキ。この3つのデッキが環境の中心にいると考えています。
この3つのデッキの共通点として全て進化ポケモンを軸とした先行デッキであり、完全に先行環境へ移行したと考えています。
そのため、これらの先行2ターン目を初動とする先行デッキを中心に自分がどこにポジションを取るのかというのが非常に重要な環境になったと考えています。

←高速デッキ                       低速デッキ→

・後攻1ターン目が初動の高速アグロデッキ
・先行2ターン目が初動でコントロール手段も併用する中速ミッドレンジデッキ
・低速のコントロールデッキ
・サイドレースとは別軸で働きかけるコンボデッキ

と言ったように昔のような後攻を取り合い高速展開し後攻1ターン目からサイドレースをしていた1年前と違い、速度帯の幅がかなり広がりどんなアプローチも容認され自分の取ったポジションさえ見失わなければどんなアーキタイプにもチャンスがある非常にバランスが取れた面白い環境になっていると感じます。

終わりに

おそらくしばらくはエクストラバトルの日も開催されると思いますし、普段なかなか目にすることも少ないであろうエクストラレギュレーションを目にする機会も多くなるんじゃなかろうかと思います。
現時点でレジドラゴの勝率がガタ落ちしている、ニャスパー等今まで見向きもされなかったカードも発見されるなど現在進行形で環境の研究も進んでおり、現在のプールだけでも研究し甲斐がある面白い環境だと思います。
この機会にすこしでも興味を持っていただけたらと思います。
それでは長文になりましたが、もし面白かった、続きがみたい、他にもなんか書いてなどありましたら、♡押してくれたりコメント書いてくれたりRTしてくれたら喜びます。

バックナンバー

前回


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?